「嫌儲」 ピュアさと他人の不幸喜ぶメシウマの二面性が同居

NEWSポストセブン / 2014年3月18日 7時0分

 嫌儲と書いて「けんちょ」「けんもう」「いやもう」などと読む。「儲けを嫌う」の意。ネットの書き込みで流通している用語なので、読みが統一されていないが、2ちゃんねるでもっとも影響力の強い集団の一つだ。

 彼らの正体は定かでないが、彼らのリサーチ力と“攻撃力”は侮れない。とある現役海上自衛官とされる人物が2ちゃんねるにヘイトスピーチを書き込み、機密情報と思しき画像を晒していたという衝撃情報を、嫌儲たちはいとも簡単に掴み、当事者は謝罪に追い込まれた。

 もちろん、現役自衛官がこんな書き込みをしていたことは由々しき問題だが、どうしても気になるのは、攻撃対象のプライバシーを晒していくことが嫌儲たちにとって何のメリットになるのか、ということだ。ニュースサイト編集者の中川淳一郎氏が語る。

「彼らは、ネットはしがらみのない自由な言論空間であるべきというピュアな信念を持つ一方、他人が社会的に不幸な道へ転落していく様子を『メシウマ』(他人の不幸で今日も飯がうまい)と呼んで喜ぶ側面もある。そういう二面性が矛盾せず同居しているのが、嫌儲の面白いところです」

 くれぐれもネットで怒りに任せ不用意な書き込みをすることだけは気をつけたいものだ。

※週刊ポスト2014年3月28日号

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