ネイル界のカリスマ 「男のくせに」は「いい歳して」と一緒

NEWSポストセブン / 2014年4月22日 7時0分

渡邉:やはり、日本と比べて海外の方が高いですね。爪にしても歯にしても、人と会う際の身だしなみとして、という方が多いです。

龍:ぼくは矯正治療をしていて、最近30~40代の男性の患者さんが増えたという実感がありますが、興味深いのは、美容ターゲットになりそうな独身男性よりも結婚している方が多いこと。メンテナンスが行き届いている方が仕事できるように見えるからでしょうか。ukaさんではどうですか?

渡邉:男性のお客さまもすごく多いですよ。でも残念だなと思うのは、男性がネイルケアに行くと聞くと、「男のくせに」と言う女性が意外なほど多いんです。それは男の人が女性に対して「いい歳して」と言うのと同じですよね。認識が違うだけで、男性が爪の手入れをするのだって、ひげを剃るのと同じことなんです。

龍:確かにそんなふうに言われてしまうと、男性としてはすごく行きづらくなりますよね。

渡邉:ですので、ukaでは『男磨(おとこみがき)』というコースを作りました。男性のお客様は、面倒くさいし何をやったらいいかわからないからとお任せにされるので、ヘッドスパ、ネイル、カットなどを組み合わせたメニューをいくつか作っています。「ネイルお願いします」と言うのは恥ずかしいけど、「男磨で」と言えばいいのですごく人気がありますよ。

龍:女性から「男のくせに」って言われない、男性から「歳のくせに」って言われない社会を作りたいですよね。

渡邉:今回、海外の美容事情を見て、日本でもお手入れ志向をもっと高めたいと思いました。常にキレイでいるために、マツエクでもネイルでも、もっとこまめにケアする習慣を作っていけたらいいなと。歯石だって、やっぱり歯医者さんでやってもらわないと自分で歯を磨くだけではきれいに取りきれないですから。歯も手も、人間が毎日24時間体制で動かしている大事なパーツですからね。

龍:趣味が食べ歩きという人も多いのに、日本人は歯を疎かにしすぎだと思うんです。保険がきく日本の歯科治療費は海外と比べても格安なので、もっと“食べる道具”のメンテナンスもまめにしてほしいですね。

<プロフィール>
渡邉季穂:青山、広尾、丸の内などで展開するトータルビューティーサロン『uka』の代表でトップネイリスト。ナチュラルでシンプルなネイルセンスと色使い、もちのよさに定評があり、著名人の顧客からも信頼を得ている。ファッション誌『Oggi』(小学館)で働くためのヒント『スマイルワーキング』を連載中。活き活きと楽しく仕事をするためにものの考え方などについてのアドバイスが人気。

龍信之助:医療法人社団RMDCCトルナーレデンタルクリニック歯科・矯正歯科の理事長・院長。法学士・歯学士。マウスピースによる矯正、インビザラインを中心に、各メディアからの取材履歴多数。歯科技術に定評があり、ミス・ユニバースファイナリストや芸能人、海外のアーティストも多数通う。監修を務めた『若返りあごトレ~顔の下半分に年齢が出る!~』(小学館・900円)が発売中。

撮影■津野貴生

撮影協力■アルポンテ(日本橋浜町)

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