荒木由美子「楽しく過ごせば、お金がなくても幸せになれる」

NEWSポストセブン / 2014年5月3日 7時0分

 世の中にはお金が貯められる人と貯められない人がいる。セールで食材を買っても余らせてしまうし、電気のつけっ放しもしょっちゅう。家計簿は何冊買っても2~3ページで終了…もう何十年もそうやって生きてきた人が「貯められる人」になる秘密とは?

「介護の時は、精神的にも経済的にも厳しかったですね。しかも、そういうピンチの時って、必ず重なるんです。逃げ場がない」

 と語るタレント・荒木由美子(54才)。

 16才でデビュー。同期は榊原郁恵(54才)、高田みづえ(53才)、清水由貴子さん(享年49)ら。山口百恵(55才)の妹分として活躍し、女優として主演した1979年放送のドラマ『燃えろアタック』で大ブレークした。しかし、1983年に13才年上の湯原昌幸(67才)と結婚したのを機に、すっぱり芸能界を引退する。

「それまでは事務所の寮に入っていて、お給料は振込制でした。家計をやりくりするのは初めてだったんです」(荒木・以下「」内同)

 しかも、結婚してわずか2週間後には同居の義母が倒れ、20年間の介護生活がスタート。長男も生まれ、介護と育児に追われる日々が続いた。

「家計簿をつけても出費は増える一方。貯金用の封筒から生活費を借りたりして、全然貯められなかったですね」

 さらに夫の仕事は低迷。起死回生をかけ、自費出版でCDを出そうとするが、その費用は2000万円。

「一生懸命やっている湯原さんに“お金がないのにどうするの”なんて言いたくなかったので、家を売ればいいと覚悟しました。私立の学校に通っていた幼い息子には“学校をやめることになるかもしれないわよ”と言って聞かせましたけどね(苦笑)。幸い銀行から借りられましたが、返済はしなくてはならないので」

 終わりのない介護。認知症が進行した義母のため、荒木のそばから離れられない義母とソファで一緒に眠るなど24時間態勢だった。

「最初に預けた施設は個室だったため、月30万はかかり、私自身も病気をして余命宣告を受け…とにかく、気持ちもお金もいっぱいいっぱいでした。でも、めいっぱい頑張ってもどうにもならないこともある。

 だったら、一旦忘れて、その日を楽しむほうがいいんじゃないかと思ったんです。そういうところは湯原さんもそっくりで(笑い)。月末に2万しかない状況でも“おいしいお寿司食べに行って、明日から節約頑張ろうぜ”っていうタイプ。湯原さんとじゃなければ乗り切れなかった」

 楽しく過ごせれば、お金が少ししかなくても幸せになれる自信がついた。

「昔、実家の母に“子育て、介護をやっている時は、お金は使うようになっていて貯まらないもの。でもそれを乗り越えて落ち着いたら、自然に貯まっていくもの”と言われて。義母を看取り、息子が独立したら、特別に節約するというわけでもないのに本当にその通りになりました。

 今は仲間を呼び、楽しくごはんを食べる余裕もあります。あの時代を乗り切ったからこそ、お金のありがたみもわかるようになりました」

※女性セブン2014年5月8・15日号

NEWSポストセブン

トピックスRSS

ランキング