ケトジェニック・ダイエットの利点 食後も眠気なく頭すっきり

NEWSポストセブン / 2014年8月17日 16時0分

 抗加齢学の第一人者、順天堂大学大学院教授白澤卓二さんらによって提唱された「糖質オフダイエット」がここ数年、大ブームになっている。それが今、さらなる進化を遂げているという。それが「ケトジェニック・ダイエット」だ。

 人間は、食事で摂った炭水化物や肝臓内にためられたグリコーゲンをブドウ糖に分解してエネルギーにする。「ケトジェニック・ダイエット」では、通常1日に200~300g摂っている炭水化物の量を制限して、糖質の代わりに脂肪をエネルギーにして燃焼していくというやり方。

「炭水化物や砂糖などの糖質をほとんど摂らないと、体内の脂肪が分解されて脂肪酸になり、さらに分解されて脳や筋肉でエネルギーとして使われます。つまり、糖の代わりに体にたまった脂肪がエネルギーの素となって、どんどん燃焼されるのです。

 そして脂肪酸分解のときに肝臓で出てくるのが『ケトン体』と呼ばれる物質です。ケトン体は糖尿病が悪化すると出てくるため、これまで悪者扱いされましたが、健康体でも出てくることがわかりました」(白澤さん)

 もっと効率的にケトン体を増やせることもわかってきたと白澤さんは言う。白澤さんが実践しているのは、モデルで女優のミランダ・カー(31才)も愛用しているというココナッツオイルを積極的に摂るということ。ココナッツオイルは、ココナッツの白い果肉を熱や溶剤を加えずに圧縮して抽出したものだ。

「このオイルは、主に中鎖脂肪酸で構成され、肝臓でケトン体に分解されます。ケトン体が増えれば脂肪が燃えやすくなる。1日にスプーン2杯ほどをコーヒーに入れてもいいし、料理に直接かけてもおいしいですよ」(白澤さん)

 ココナッツオイルを摂ってケトン体を増やしながら糖質制限を行うと、よりダイエット効果が得られそうだ。

 もう一人、医師で「ケトジェニック・ダイエット」を実践しているのは、ナグモクリニック東京のアンチエイジング、機能性医学外来の医長、斎藤糧三さん。斎藤さんは、糖質を制限し、肉をしっかり食べて減量に成功した。83kgあった体重は、この方法で18kg減り、65kgになったという。

「主に牛肉をステーキで食べました。肉はカロリーが高くて太るというイメージがありますが、肉を敬遠してたんぱく質不足になると、余計太りやすくなります。ケトジェニック・ダイエット中はたんぱく質を積極的に摂ることが大事です。

 このダイエット法だと、ケトン体が出てやせやすいという体質そのものが作り上げられるため、リバウンドもほとんどありません」

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