片付け苦手な80才母 冷蔵庫掃除した娘に「誰が頼んだ」と激怒

NEWSポストセブン / 2014年9月9日 16時0分

 実家の玄関を開けるたび、家の中のあちこちに感じる“老い”の気配。ここにカビが、こんなところにホコリが、と子世代が雑巾片手に「不用品」を処分すれば、親子断絶の危機が訪れる…。

 栃木県に住む48才のパート主婦N美さんも片付けを巡って、親子喧嘩を経験したひとり。彼女は15年前に父親を亡くして以来、車で45分かけて80才になる母親の様子を見に行っているという。

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 今思えば、昔から片付けが苦手だった母。きれい好きな父が生きていたころは、しょっちゅう「掃除しろ」って怒られていました。

 父が亡くなってから、家はあっという間に足の踏み場がなくなり、たまの帰宅時、その光景にギョッとすると、母は決まって「さっきまで親戚の○○さんが来てたのよ」などと、人のせいにします。でも、そんな短時間に散らかったようには、とても見えませんから。おまけに、ときには、「猫がいると、いくら片付けてもきれいにならない」などと、飼っている猫のせい。

 片付けが苦手だなんて自分からは絶対認めないし、ましてや、娘の私に「片付けて」なんて口が裂けたって言いませんよ。

 それでも気になるから、定期的に実家の水回りを中心に掃除と片付けをしているんだけど、いちばん勇気がいるのは冷蔵庫を開けるとき。家が汚れ出すと、必ず冷蔵庫も“生ゴミ箱化”しています。開けるとき、息を止めていても脳天を突き刺すような腐臭に襲われ、立っていられないほどなんです。

 覚悟を決めて、私がマスクをして冷蔵庫の中のものを全部出し始めると、母親は近所に行ったりして姿をくらまします。そして掃除が終わったころ戻ってくる。

 そのとき、「冷蔵庫、掃除しておいたよ」なんて言おうものなら、「誰が頼んだ!」と顔色を変えます。「腐ったものがいっぱい。食中毒になるわよ」なんて注意すると、「うるさい。とやかく言うならするな」とキレるんです。

「お母さんの体が心配なだけよ」と取り繕っても、一度曲がったおへそは戻らず、「心配なんてけっこう。なんだい、偉そうに。もう二度と敷居もまたぐな」と啖呵を切ります。

 先日のお盆に片付けをしたときも、ちょっとしたことで言い合いになり、その後は、電話をしても「ご用件は?」とけんもほろろ。あれからひと月経ったけど、何が気に障ったのか、電話するたび、叩き切られています。

※女性セブン2014年9月18日号

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