「思春期だから」と見逃されていた症状がうつ病と診断される

NEWSポストセブン / 2014年9月19日 7時1分

 現代日本で多くの人が患う「うつ病」は大人だけの病気ではなにのだという。北海道大学の調査によると、うつ病に発展する可能性がある“抑うつ状態”の小学生は7.8%、中学生では22.8%おり、実際にうつ病と診断されたのはそれぞれ1.6%、4.6%に上るという。

「うつ病が増えた原因のひとつとして、以前はうつ病と診断されていなかったものが、近年はうつ病と診断されるようになったということがあげられます。かつてうつ病は人格が確立していないと発症しないとされていたため、精神科医の間では“子供にうつ病はない”とされてきました。ところが、1980年代に欧米の研究で“子供にもうつ病はある”と発表され、日本でも10年ほど前から注目されるようになったんです」

 つまり、これまでは「思春期だから」「反抗期だから」と、見逃されてきた症状が、現在はうつ病と診断されるようになったのだ。

「10才を過ぎた頃からうつ病になるリスクが高まるとされていますが、その頃はちょうど中学受験の塾に通い始めるなど、勉強も急に難しくなり、問題が出てくる時期。また近年、親の離婚や貧困による格差、虐待などの件数が増えており、今の子供たちは以前に比べてより大きなストレスにさらされています。

 それにもかかわらず、親たちにも余裕がなく、子供の異変に気づかないことが多い。その結果、子供のうつ病は見逃され、事態が悪化してしまうことが多いんです」

※女性セブン2014年10月2日号

NEWSポストセブン

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