メスを入れない子宮動脈塞栓術 保険適用になり術後も歩ける

NEWSポストセブン / 2014年10月6日 11時0分

「これまで手術が主流だった子宮筋腫治療でしたが、画期的な治療法が日本でも始まっています。メスで切らないから傷跡も残らず回復も早い。身体的にも金銭的にも患者負担が少ないのが特徴です」と、医療ジャーナリストの油井香代子さん。

 世界に遅れること20年、新たに保険適用になった、切らない治療法。患者の負担が減ると評判の『子宮動脈塞栓術』とは?

 12年前から子宮動脈塞栓術を導入しているゲートタワーIGTクリニック院長の堀信一さんは、こう解説する。

「1995年にフランスの放射線科の医師によって始められた術法で、欧米では手術と並ぶ治療法のひとつです。日本でも今年の3月から保険でもできるようになりました。具体的には、足の付け根にある動脈(大腿動脈)から直径2~3mmのカテーテルを入れていき、筋腫を成長させる子宮動脈に塞栓物質を流し、筋腫を壊死させます。メスを使わないため、術中も術後も体への負担が少ないことが利点です」

 ただし注意点はある、と前出の油井さん。

「モニター画面を見て行う治療なので、経験や技術が必要ですが、できる医師はまだ少ない。症例数が200例以上ある医師なら安心。少なくとも100例以上あった方がいいでしょう。日本ではまだ始まったばかりですが、今後、多くの女性を救う画期的な治療法だと思います」

※女性セブン2014年7月10日号

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