『マッサン』朝ドラの王道ありつつプロジェクトX的な要素も

NEWSポストセブン / 2014年11月8日 7時0分

 9月29日からスタートしたNHK連続テレビ小説『マッサン』の舞台は大正から昭和の日本。ニッカウヰスキーの創業者で日本のウイスキーの父といわれる竹鶴政孝(ドラマでは亀山政春)とスコットランド人の妻リタ(ドラマではエリー)の実話に基づいた物語だ。

 関西地区での初回平均視聴率は過去10年間で最高となる19.8%を記録し、平均視聴率は4週連続で20%を超えた。ウイスキーブームも巻き起こっているという。

 人気の理由をメディア論が専門の上智大学文学部教授、碓井広義さんが言う。

「これは夫婦の物語でありながらNHKでかつて人気を博した『プロジェクトX』のようでもある。竹鶴政孝とサントリーの創始者・鳥井信治郎(ドラマでは鴨居欣次郎)など、ウイスキー造りに熱心に取り組む男たちを描き、サラリーマンも好むようなドキュメンタリー要素があるのです」

 また、『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』(太田出版刊)著者の田幸和歌子さんはこう見る。

「朝ドラで多いのは幼少時代から主人公を描くパターン。そうすることで視聴者が子役を見守る気持ちになります。今回はヒロインのエリーが最初から大人なので、彼女に向ける目も厳しくなるかと思われましたが、外国人が一生懸命日本になじもうとしている姿を見ると、視聴者は子供を見守るような気持ちでエリーを見られるのです。明るいヒロインのひたむきな姿勢や素直さに共感するという朝ドラの王道的要素もしっかり入っています」

※女性セブン2014年11月20日号

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