女性用刑務所60才以上が3割 「もっといい薬よこせ」の要望も

NEWSポストセブン / 2014年11月23日 16時0分

 一生縁がない場所でありたい女子刑務所。女性たちは塀の中でどんな生活をしているのか。現在は、女性刑務所の高齢化が深刻だ。60才以上の受刑者が3割を占める山口県の岩国刑務所では、認知症で自分の世話すらおぼつかない受刑者もいるという。

 岐阜県の笠松刑務所でも60才以上の高齢者が全体の約3割を占め、高齢受刑者の健康管理が課題となっている。

「高齢者が増えると、当然病人が増えます。がん、脳疾患、動脈瘤など、あらゆる疾患がある。当所では糖尿病が多い。食事制限や、血糖値が高ければインシュリンの注射も必要となる。注射器を持たせるわけにはいかず、定時に職員の付き添いで注射を打つので、それだけで大変な手間です。網膜はく離を患い外部の病院で手術した者もいました」(前出・総務部長)

 施設外への通院は、最低でも2名以上の付き添いが必要となる。入院ともなれば24時間交代で3名がつき、人員不足も免れない。

 治療は国費となるが、それゆえ「もっといい薬をよこせ」「もっといい医者にみせろ」など、要求がエスカレートする受刑者がいることも知られざる現実だ。

※女性セブン2014年12月4日号

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