大分県での1泊2日 フグと名湯でとことん幸せになる旅の薦め

NEWSポストセブン / 2014年12月19日 7時0分

 冬がもっとも旬といわれるフグ。中でも天然トラフグは最高級とわかっているが、なかなか手が出ない。そこで、航空・旅行アナリストの鳥海高太朗氏による連載『“おとな旅”コンシェルジュ』から、リーズナブルに天然トラフグを堪能し温泉も楽しむプランだ。

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 冬の味覚は数あれど、やはり一度は口にしたいのが、フグである。なかでも最高級の天然トラフグさんのフルコースともなれば、一人前3万円はくだらない高嶺(値)の花だ。

 今回当コンシェルジュが自信を持っておすすめするのは、「フグの本場を訪ねて天然トラフグをリーズナブルに堪能する」プランである。

「そうか、今回は下関か……」と思った貴方、甘い。確かに下関はトラフグの本場だが、冬の旅に欠かせないものが足りない。それは「温泉」である。天然トラフグで笑顔になり、さらに天然名湯で幸せになる。そんな、夢のような贅沢ができる地──それは“おんせん県”大分である。

 大分へは羽田から飛行機、というのが常識だろう。だがコンシェルジュは、成田発のジェットスター・ジャパン便をおすすめしたい。大分へは毎日2便運航しており、LCC(格安航空会社)だけに繁忙期でなければ片道7000円台、往復約1万5000円程度で済む。

 大分空港に到着したらバスで別府へ向かい、別府の中心エリアである「別府北浜」バス停で下車。まずは今宵の宿に荷物を置いて身軽になろう。コンシェルジュのおすすめは、温泉旅館ではなくビジネスホテルである。別府は一大観光地ではあるが、じつはビジネスホテルも多く、しかもその多くが当たり前のように天然温泉を備えているのだ。
 
 今回泊まったのは別府北浜バス停から徒歩わずか30秒という好立地にある「ホテルエール」。1泊1万円少々(ツインルーム2名1室。1万100円~)とリーズナブルで、部屋も小綺麗。なにより源泉掛け流しの天然温泉の露天風呂を備えているのが素晴らしい。無理して高い温泉旅館には泊まらずに、飛行機代と宿代を抑えてそのぶんを食事に回す、というのが今回の旅のスタイルである。

 いよいよフグを食べに行こう。ただし別府でではない。別府駅から特急列車に乗って南下すること30分少々、臼杵(うすき)駅で下車する。

 臼杵といえば、岩壁に彫られた磨崖仏(まがいぶつ)「国宝臼杵石仏」が名高い。平安から鎌倉時代にかけて造営された60余体のうち、59体が国宝に指定されている。なかでも、胴体から切り離された大日如来の仏頭が台座に安置された「古園(ふるぞの)石仏」の強烈な光景をご記憶の方も多いのではなかろうか。コンシェルジュもそうだった。ところが、今回再訪して驚いた。首がつながっていたのだ!

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