東大合格請負人「偏差値35の野球バカが東大に受かった理由」

NEWSポストセブン / 2014年12月18日 16時0分

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東大合格請負人こと時田先生は、東大ノートより白紙がいいと語る

 偏差値35の高校生を1年2カ月で東大合格へと導いた実績を持つ、いま注目の受験コンサルタント、時田啓光氏。氏は自身の実績から“東大合格請負人”を名乗るが、大手予備校に所属する講師ではない。口コミや教え子の紹介などによる家庭教師や塾講師など、草の根的な指導を通じて、1200人以上の生徒を教えてきた。生徒一人ひとりに向き合う指導は親たちからの信頼も厚い。本格的な受験シーズンを前に、時田氏の受験哲学を聞いた。まずは【前編】をお届けする。

 * * *
――偏差値35の高校生が東大に受かるまでの経緯を教えてください。

時田:別の生徒からの紹介で、彼の家庭教師を頼まれたんです。お母さんに会うと第一声、「うちの子は馬鹿なんです、馬鹿なんです……」って、申し訳なさそうに仰いました。でも、初めて彼の部屋に入った瞬間に私は、「この子、東大くらいは受かるんじゃないか」って思ったんです。

――部屋を見て、東大に受かると思われたと。部屋には何があったのでしょう。

時田:360度、野球だったんです。彼は野球が大好きで、プロ野球のポスターからフィギュア、バット、グローブ、ゲーム、観戦ノートなど、野球に関するありとあらゆるもので部屋が埋め尽くされていた。このくらい何かに熱中できる子、周りから“〇〇バカ”って言われるような子は私の経験上、とてつもない力を持っているんですね。

 一つことを突き詰める過程には、必ず試行錯誤があります。疑問が生じたら調べるとか、壁にぶち当たったら新しい道を探ったり、克服したりという問題解決を、日々行っています。だから私は“〇〇バカ”の子が持つ高い問題解決能力を意識化してあげて、勉強に応用していくんです。

――野球を勉強に応用するとは、具体的にどうするのでしょうか。

時田:最初は、いわゆる受験勉強をしませんでした。野球について存分に話してもらったんですね。例えば今シーズンはなぜあのチームが強いの? と聞く。どんどん質問をぶつけて、どんどん答えてもらう。人を言葉で納得させるには、最低限、「国語力」と「数学力」が必要です。文章で表現する力は国語力であり、情報の取捨選択をするのは数学の力なんです。そうやって国語力と数学力を鍛えていきました。

 それから彼は、あらゆるプロ野球選手の打率、防御率を覚えていたんですね。計算は苦手と言っていましたが、打率や防御率がわかるということは、少しヒントを与えれば、数字もわかるようになるんです。

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