室井佑月 雑誌特集の「輝く女」に「私達は蛍光灯じゃない」

NEWSポストセブン / 2015年1月8日 7時0分

 安倍政権は、「女性が輝く社会」を掲げ、女性の役員登用や女性国会議員増を目指す。だが、作家の室井佑月さん(44才)は、それ以前に最低賃金を上げることの重要性を語る。さらには、「輝く女性」については、マスコミ報道のあり方にも異論を投げかける。

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 マスコミもおかしい。雑誌の特集で『40代から輝く女になる』とか言ってるけど、あたしたちは蛍光灯じゃないんだから、そんなにいきなりパッと輝いたりできない。

 新聞やテレビで、“育児も仕事も両立する輝く女性”として取り上げられているのは、政府の広告塔になるような女。男たちが威張っている世界で“うまくやってきた女”をメディアに出してるだけで、困ってる女性の声は全然取り上げられてない。

 最近見て、びっくりした統計がある。日本の女性の貧困率は12.7%で先進国のなかでは圧倒的に高い。働く女性の非正規雇用率は56%。20才から64才の単身女性の3人に1人が貧困で、19才以下の子供がいる母子家庭の貧困率(*)は57%だそう。

 安倍さんがまずやるべきことは、そういう数字をきちんと考えながら、社会の底辺で苦しんでいる女たちに光を当てることだと思います。

*すべての国民を所得順に並べたとき中間の人の半分に満たない人の割合のこと。

※女性セブン2015年1月22日号

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