10年ぶりに脚本書いた内館牧子氏 相撲や大学院は役に立った

NEWSポストセブン / 2015年7月11日 7時0分

 内館牧子さんが10年ぶりに脚本を書いたことで注目されているテレビ朝日系ドラマ『エイジハラスメント』。なぜ内館さんはこの10年、連続ドラマから遠ざかっていたのだろうか。

「大相撲一色だったんです。姪は友達から“おばさんは相撲の仕事をしている人なの?”と言われたらしいけど(笑い)」

 初の女性横綱審議委員会委員に任命(2000~2010年)された内館さんは「やみくもな男女平等主義が土俵の女人禁制という伝統文化を踏みにじろうとしている。土俵を守るには勉強するしかない」という使命に駆られ、脂がのっている50代で仕事を休み、東北大学大学院へ3年間通った。

「週5で授業があったから、仕事と両立は無理だったの。それに“私って欲張りなんです”というのが嫌いなんですよ。欲張りな人はどれもこれも中途半端になるんじゃないかしら」

 修士論文のタイトルは『土俵という聖域――大相撲の宗教学的考察』。

「学術論文は膨大な資料や文献を調べ、必要なものに絞り、100を1にする作業なんです。一方、創作(ドラマ)は1つのきっかけからストーリーを膨らませ、1を100にする世界。正反対の学術論文の書き方を叩き込まれたことは面白かったし、今に生きています」

※女性セブン2015年7月23日号

NEWSポストセブン

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