植松晃士氏「今年のトレンドは体形気にならないものばかり」

NEWSポストセブン / 2016年4月20日 7時0分

 ファッションプロデューサーの植松晃士さんが、世の中のオバさまが美しくおしゃれに生きられるためにアドバイス。今回は春の気分を盛り上げるファッションアイテムのお話です。

 * * *
 皆さま、ご機嫌よう! 春本番。山菜がおいしい季節ですね。山菜とは、山に自生する食用植物全般を指すようですが、ふきのとうやたらの芽、わらび、ぜんまい、どれも独特の苦味と野趣あふれた香りが魅力。自然の恵み、大地のパワーをそっくりいただき、デトックス効果も期待できます。

 それにしても山菜の苦味を体が喜んでいると感じる味覚は、いかにも日本人ならではのもの。子供の頃には、まさか自分が山菜をしみじみおいしいと思うようになるとは思ってもみませんでした。ずい分、長い旅をしてきたものです。

 と、このように、春の恵みを楽しむように、ファッションにも新たなアイテムを投入して、気分を一新して盛り上げていきましょう。基本的には、皆さまは女優さんでもタレントさんでもないのですから、ゴージャスに着飾る必要はありません。

 あまりにも派手すぎたり、変化の度合が激しすぎると、かえって「あのかた、ご家庭で何かあったのかしら? ご主人様が不倫とか?」など、周囲の好奇心を刺激することになりかねません。痛くもないお腹を探られるのは、誰だってイヤですものね。

 周りが気がつかない程度に、マイナーチェンジを繰り返していくくらいがちょうどいいのだと思います。今年のトレンドには、ボディーコンシャス、つまり体のラインが出るようなアイテムはございません。体形を気にせず、安心して楽しめるようなものばかり。朗報でしょ?

 ウエストがきゅっとシェイプされていたり、ウエストマークのためのベルトが流行っているわけでもないから、お腹回りはカバーできるし、背中のお肉も目立ちません。具体的に言えば、トップスの丈はウエストくらいからヒップの半分隠れる程度まで。つまり短いのもあれば、長め丈もあり。台形のたっぷりしたシルエットが特徴です。

 実は若い世代の間では、たっぷりシルエットのトップスに、同じくたっぷりシルエットのボトムスを合わせるのがトレンドなんです。わかりやすく表現するなら、上もだら~ん、下もだら~ん。

 しかしながら、です。大人世代の女性には、このトレンドはいかにも不似合い。あまりにもだらしなく、信頼感とか知性が感じられません。

 ですから、ルーズシルエットのアイテムは、トップス、もしくはボトムスのどちらかに限ることにしていただきたい。私からのおすすめは、ルーズシルエットのトップスに、スリムなボトムスを合わせることです。

 つまり、ボトムスに関しては、昨年まで着ていた細身のパンツやクロップドパンツもあり、です。

 夏に向かう装いは軽やかなカジュアル感が大切なので、タイツやブーツが履けないこの季節、短めのタイトスカートは無理があります。ですからこの春夏こそ、パンツ(ズボンではありませんよ)が大活躍のシーズンなんです。

 間違っても、ルーズシルエットのトップスに、ひざ下丈の台形スカートやフレアスカートなどを合わせてはダメ。あなたが身長170cm前後のスレンダー体形の持ち主であればOKですが、一般的な日本人体形に、このコーディネートはハードルが高すぎます。

 ハイヒールを履かない限りガウチョパンツもNG。どうしてもロングのフレアスカートをはきたいかたは、トップスには必ず短め丈を選んでくださいね。

 オバさん、万歳!

※女性セブン2016年4月28日号

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