脱毛や爪の黒化の抗がん剤副作用 女性尊厳と向き合う

NEWSポストセブン / 2016年5月4日 16時0分

 約6か月に及ぶ抗ガン剤治療を終えた北斗晶(48才)。全身の毛が抜けてしまったことを明かした。さらに、女優の南果歩(52才)も胃がんが発見された。がんは決して遠い話ではない。誰にでも起こり得る話なのだ。

 見た目の問題としては抗がん剤の副作用の1つ、脱毛も、女性としての尊厳を傷つける。国立がん研究センター中央病院アピアランス支援センター長の野澤桂子さんらが乳がん患者にアンケートを取った結果によると、「乳房の切除」より「脱毛」が最も苦痛だと感じる人が多かった。

「平均19日くらいで脱毛が始まり、1週間くらいでほぼ抜けてしまいます。髪の毛は10万本以上生えていて、1週間で抜けるので1日の脱毛は膨大な量です。眉毛やまつ毛も抜けます」(野澤さん)

 でも脱毛は一時的なもの。帽子をおしゃれに被ったり、最近はさまざまなタイプのウイッグがあるので、自分の顔やスタイルに合ったものを選ぶことができる。

「人工毛、人毛、人工毛と人毛がミックスされたものがあり、髪形や髪の色もさまざまで、価格帯も数千円~100万円のものまで幅があります。乳がん患者さん1500人に聞いたところ、5万円以下のウイッグを買っている人がいちばん多いです。医療用でなくても構いません」(野澤さん)

 また、抗がん剤の副作用で爪が黒くなったり、筋が入って割れやすくなったりすることもある。仕事で名刺が出せないと悩む人もいる。

「髪の毛と同じで爪も治療が終われば元に戻るので、強く落胆せず、まずはどうケアをして、これ以上悪化しないようにするかを考えてみるといいでしょう。爪は爪切りで切ってしまうと、割れてしまうので、爪切りではなくやすりを使うなど、お手入れの方法があります。

 困ったときは病院の看護師や相談支援センターに相談してください」(坂本さん)

※女性セブン2016年5月12・19日号

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