オバマとトランプ 握手に見る力関係と腹の内

NEWSポストセブン / 2016年11月27日 7時0分

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オバマ大統領との握手にホンネが?

 経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になった著名人をピックアップ。記者会見などでの表情や仕草から、その人物の深層心理を推察する「今週の顔」。今回はアメリカのオバマ大統領とトランプ次期大統領の握手シーンを分析。

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 アメリカのオバマ大統領が、任期最後の恩赦をホワイトハウスで行った。恩赦されたのは2羽の七面鳥。アメリカでは感謝祭に七面鳥を食べる習慣があり、この恩赦は大統領が毎年行う恒例行事だそう。

 恩赦を受け、台の上で立ち上ろうとする七面鳥にオバマ大統領は小さくガッツポーズ。翼を大きく広げると、自分も両手で羽ばたくような真似をして「自由だ」と笑った。七面鳥の気持ちを代弁したと言われているが、色々なしがらみから離れて自由を満喫したいと思ったのは、オバマ大統領自身なのかも。

 来年1月で退任するオバマ大統領だが、掲げた理想のわりに実現能力が乏しかったなど、政治的手腕への評価は厳しいらしい。国民の熱狂的な支持を得て大統領となって8年。期待が大きかっただけに、裏切られた感も半端ないのだろう。颯爽と現れた庶民派大統領も、今では白髪が目立ち、疲れた顔に…。勢いがあり歯切れのよかった演説も、今ではほとんど聞かれなくなった。

 そこに次期大統領として、批判合戦をした共和党のドナルド・トランプ氏が登場。オバマ大統領の影はますます薄くなるばかりだ。

 トランプ氏勝利の翌日、オバマ大統領は「トランプ氏の成功を応援する」と落ち着いた声で静かにスピーチした。だけど、トランプ氏が決断力やリーダーシップを発揮し大統領として成功していけば、オバマ氏の大統領としての歴史的評価はさらに下がることになるだろう。

 さて、トランプ氏がホワイトハウスの大統領執務室で、大統領と会見した映像は至る所で流された。トランプ氏の行儀の良さや、互いに誉め合い、和やかに、にこやかに握手している様子がクローズアップされたが、それはあくまで表向きのこと。

 あの会見でオバマ大統領とトランプ氏の間に起きていたのは、どちらが優位に立つかという主導権争い、力関係の勝負だ。それが顕著に表れていたのが握手の仕方。

 互いに指を広げ右手を差し出した2人。まっすぐ差し出したと思ったその瞬間、トランプ氏の手の甲がわずかに上を向いた。すると、それを瞬時に捉えたのか、オバマ大統領はグッと奥歯を噛みしめると、差し出した右手の親指をさらに立てた。

 相手より優位に立ちたい、服従させたいという時は、手の甲を上に向けた握手が効果的だ。特に初対面の相手をコントロールしたい場合は、握手の仕方が相手を心理的にねじ伏せるきっかけになる。逆に、手の平を上に向け、下から相手の手を持ち上げるように握手をしてしまうと、相手に主導権を握られてしまう。

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