おみくじの世界に新潮流続々、QRコードや4か国対応も

NEWSポストセブン / 2018年3月14日 16時0分

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おみくじブームが到来?(写真/アフロ)

 白い幾何学模様の入り口が印象的な『ルイ・ヴィトン銀座並木通り店』(東京・銀座)。日本初の直営店として1981年にオープンした同店は、店舗建て替えに伴い7丁目から近隣の6丁目に移転したばかり。フロアを囲むようにズラリと並ぶカラフルなバッグを見ていると、自然と気分が高揚してくる。そんな中、白、赤、ピンクのレザーフリンジが施された華やかなバッグに目を奪われた。聞けば最高級レザーを使用した『カプシーヌ』シリーズの新作で、日本では同店限定発売なのだという。

「実は『カプシーヌ』はおみくじからインスピレーションを受けたものなんですよ」

 こう話すのは、ファッション週刊誌『WWDジャパン』の向千鶴編集長。過去にも家紋からモノグラム柄が、市松模様からダミエ柄が生まれたといわれるほど、ルイ・ヴィトンは日本との繋がりが深い。

「昨年のクルーズコレクションでも山本寛斎さんとコラボした“だるま”や“歌舞伎の面”を施した和ラインを発表し、話題を集めたばかりです。日本フォーカスの流れを受けて、今回のおみくじモチーフにつながっているのかもしれませんね。クラシカルな中にも遊び心が効いたデザインは、着物にもよく合うバッグだと思います」(向編集長)

◆明智光秀はおみくじに従って織田信長を討った!

 世界の有名メゾンが注目した“おみくじ”。もともと日本では神のお告げを伝える神具として、古代から国の祭政や後継者を選ぶような重要な決めごとに用いられてきた。

『開運&幸せを呼びこむ おみくじ集めハンドブック』(辰巳出版)の監修を務めた佛教大学歴史学部の八木透教授が解説する。

「おみくじの原型を考案したのは、平安時代、比叡山延暦寺の元三大師・良源といわれています。現在のような個人の運勢を占うようなおみくじに発展したのは、鎌倉時代後期から室町時代。明智光秀は京都愛宕山でおみくじを引き、その神意に従って本能寺で織田信長を討ったという伝説も残っています」

 始まりから1000年の時を超え、このおみくじに変化が。八木教授が続ける。

「パワースポット巡りや、御朱印集めなどのブームに続き、今は空前のおみくじブームが起こっています。

 しかも、一昔前なら『凶』などのおみくじは境内の木の枝などに結んで帰ることが多かったのですが、最近は持ち帰って保存し、コレクションすることを目的としたおみくじが急増しているんです」

 実際に本誌記者が神社を回ってみると、たしかに集めたくなるようなかわいらしい&ユニークなおみくじをたくさん発見! 厳選してご紹介しよう。

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