安倍首相発言 ブレブレだから真に受けるのがバカバカしい

NEWSポストセブン / 2018年4月7日 7時0分

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真に受けるのがバカバカしい(時事通信フォト)

 現在の安倍政権は5年半にも及ぶが、安倍氏の発言を検証すると、「私の世代が何をなし得るかと考えれば、自衛隊を合憲化することが使命ではないかと思う」(2017年5月3日付読売新聞朝刊)と言っていたかと思えば、「(自衛隊を)合憲化するということを私は申し上げたことはありません」(2018年2月22日・衆院予算委員会)と自らの発言を全否定するなど、ブレていることがはっきりしてくる。

 さらに遡っていくと、首相の発言を真に受けることがバカバカしくなってくるほどだ。

 2013年1月28日、第二次安倍政権発足の記念すべき所信表明演説の中で、「2%の物価安定目標をできるだけ早期に実現する」と発言。“2年で実現する”という目標達成時期をこれまでに6度も延期しておいて、気にするそぶりすら見せない。

 安倍氏が権力の階段を駆け上がる“原点”ともいえる拉致問題に関する発言も虚しいばかり。同じく2013年1月の所信表明で、

「何よりも、拉致問題の解決です。全ての拉致被害者の御家族が御自身の手で肉親を抱きしめる日が訪れるまで、私の使命は終わりません」

 と言いながら一向に進展せず、2014年に北朝鮮に名ばかりの再調査を依頼した際に緊急記者会見まで開いて、「全面解決に向けた第一歩になると期待している」(2014年5月29日・首相会見)と被害者家族に気を持たせた。

 が、結果は見ての通り。すると、再調査などなかったかのように北に攻撃的な発言を繰り返し、「必要なのは対話ではない。圧力だ」(2017年9月20日・国連総会)と国際社会に向けてアピール。

 最近になって米中韓が相次いで対話路線に踏み切ると、またしてもあっさり対話路線に転向。

「北朝鮮から対話を求めたのは、日本がリーダーシップを執ってきた結果」(2018年3月28日・参院予算委員会)

 そう平然と言ってのけるあたり、発言の整合性など気にも留めていないのだろう。

「政治家はその発言に責任を持ち、有権者から信頼を得られるよう自ら襟を正すべき」(2018年1月30日・衆院予算委員会)

 国民の不信感の原因は自分が一番わかっているということか。

※週刊ポスト2018年4月13日号

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