大谷vsイチローの夢対決 大寒波に邪魔され旅行業界も悲鳴

NEWSポストセブン / 2018年4月23日 7時0分

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世紀の対決は実現するか(AFP=時事)

“夢の対決”は実現するのか、否か──。エンゼルスの大谷翔平(23)の“スライド登板”が思わぬ波紋を広げている。

 4月16日(日付はすべて日本時間)に予定されていた“投手・大谷”の3度目の登板は、極寒のために中止に。代わりに同18日のレッドソックス戦に先発登板したところ、右手中指にできたマメの影響もあって2回3失点で降板。メジャー初黒星を喫した。

 これまで中6日ローテで月曜日ごとに登板してきた大谷だが、今後は水曜日が登板日となりそう。これによって可能性が消滅したといわれるのがイチロー(44)との“対決”だ。

 エンゼルスは5月5日からの3連戦で、イチローのいるマリナーズと敵地・シアトルで対戦する。当初のローテーションでは大谷の先発が予想されていたが、今回のスライドによって“お流れ”になりそうなのだ。

 旅行会社H.I.S.が3 月末に行なったGWの動向調査で、シアトルへの旅行者(予約ベース)は前年比200%に迫る勢いで伸びていた。

「イチロー選手のマリナーズ復帰に加え、大谷選手の登板もあるかもしれないということで、GWのツアーはほぼ満員となっています。とはいえ、現時点では今回のスライドで(キャンセル増などの)影響はありません。7月にもエンゼルスとのシアトル戦が予定されており、そこもだんだんと予約が入っています」(広報室)

 両チームは同じアメリカンリーグの西地区に属するため、今後も対戦機会があり、“ビジネスチャンス”もまだあるという見方だろう。

 だが、この世紀の対決はこのGWを逃がすと実現しないかもしれない。イチローがメジャー残留の瀬戸際に立たされているからだ。MLB評論家の福島良一氏が話す。

「レフトのレギュラーであるベン・ギャメルが近くケガから復帰することになり、相手先発によって交代で出場していたイチローと27歳のギジェルモ・エレディアが控えに回ることになる。外野手5人は一般的なチーム編成より1人多いため、チーム全体を考えればどちらかをマイナーに落とさなくてはならない。イチロー人気は絶大ですが、チームの将来を考えて若手を残す可能性は十分あります」

 当然、マイナー落ちとなれば2人が対戦することはない。実現すれば間違いなく球史に残る世代を超えた天才同士の勝負。大寒波という“天災”のアヤで見ることができなくなるのは残念だ。

※週刊ポスト2018年5月4・11日号

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