キトサン、ペプチド類 一緒に飲んではいけない薬の種類

NEWSポストセブン / 2018年6月23日 7時0分

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飲み合わせると危ない「健康食品と薬」

 年齢とともに薬と健康食品を併用するという状況は増えがちだ。薬との組み合わせによっても注意すべき作用が起こる可能性がある。

 糖や脂肪の吸収を抑える働きがあるキトサンは、サプリメントや青汁に使われている。薬剤師で医薬情報研究所の堀美智子氏はこう指摘する。

「キトサンは脂の吸収を抑えるので、コレステロール値を下げる作用が期待できます。しかし、その性質のため脂に溶けやすい薬などの吸収も抑えてしまうというデメリットがあります。高脂血症薬のEPA製剤(血液中の中性脂肪の分解を促進する)脂溶性薬と一緒に摂取すると、キトサンが吸着するため、薬の効果が減ってしまう」

 堀氏によれば、「同時に摂らなければ吸着による相互作用は防げる」とのことなので留意したい。

 虫歯予防ガムなどに含まれるキシリトールは、実は「もともと下剤の一種だった」と堀氏は言う。

「キシリトール成分入りのガムには、“お腹が緩くなることがあります”、“一度にたくさん食べると下痢をするので注意”というような注意書きがある。サプリメントや補助食品のパッケージの記載事項もよく読むべきです」

 糖尿病治療薬や高アンモニア血症治療薬にも同じ作用があり、キシリトールと一緒に摂取すると軟便、下痢がさらに起こりやすくなる。

「血圧が気になる方の食品」に含まれるラクトトリペプチドは、降圧剤のACE阻害薬と飲み合わせると危険な症状が生じることもある。

「ペプチド類はACE阻害薬と同じ作用があると考えられているので、併用することで血圧が下がりすぎたり、血圧のコントロールが難しくなる恐れがあります」(同前)

 さらに、ACE阻害薬の副作用である空咳や高カリウム血症などの症状も出やすくなるという。

※週刊ポスト2018年6月29日号

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