巨人・坂本勇人の登録抹消、全裸動画問題と関係かと訝る声も

NEWSポストセブン / 2018年7月23日 7時0分

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老川オーナー辞任を発表する石井球団社長(時事通信フォト)

 同僚の野球用具の窃盗に、全裸乱痴気騒ぎの動画公開。初代オーナー・正力松太郎の遺訓「巨人軍は常に紳士たれ」の対極にある愚行を働いた選手には厳罰が下り、7代目オーナー・老川祥一氏の引責辞任に至ったのも当然の結果だった。

 しかし、それが「巨人軍の自浄作用」といえるのか。むしろ今回の醜聞は、《巨人軍の選手差別》という伝統が40年にわたって脈々と続いていることを示している。

 老川オーナーの辞任が発表された7月17日の緊急会見で石井一夫・球団社長は、辞任理由として「6月以降に相次いで発覚した不祥事」を挙げた。

 1つは、二軍の篠原慎平・投手(28)が都内カラオケ店での男女10人の酒席で全裸になり、河野元貴・捕手(27)がその動画をSNSで知人らに公開した一件だ。

 それから約1か月後、柿澤貴裕・外野手(23)が、二軍本拠地(読売ジャイアンツ球場)のロッカールームで阿部慎之助・内野手(39)らの野球用具計110点を盗み、中古ブランド店に売却していたことが明らかになり、窃盗容疑で逮捕された。

「柿澤には浪費癖があり、(2016年まで在籍の)楽天時代から多額の借金があったようだ。本人は“生活に困ってやった”と話している」(捜査関係者)

 愚行の“代償”は大きかった。柿澤は契約解除。篠原と河野は今季中の無期限出場停止処分となった。若手番記者が語る。

「球団は“反省していることが伝われば謹慎処分を解く”としているが、二軍暮らし中の不祥事だけに、今オフの戦力外通告もあり得る。オーナーの引責辞任を招いた以上、すんなり残留できるとは思えません」

 だが、ベテラン巨人番は首を傾げてこう口にした。

「二軍選手の不祥事くらいで巨人のオーナーが辞任するものなのか」

 そんな“疑問”が囁かれるのには理由があるという。

「辞任会見と同じ日に公示されたキャプテン・坂本(勇人・29)の登録抹消です。前日(16日)の阪神戦で左脇腹を痛めたという診断で復帰まで1か月かかるとの説明でしたが、その試合にはフル出場しており、どのプレーで痛めたかも判然としない。“全裸動画問題と関係があるのでは”と訝る記者もいるはずです」

 件の宴会に坂本も参加していたが、「篠原が全裸になる前に帰っていた」という理由で厳重注意にとどまっている。ただ、「問題が起きた場にいなかった」のであれば坂本に瑕疵はなく、「厳重注意」される筋合いではないはずだ。前出のベテラン記者は心配そうに語る。

「坂本の注意理由は“後で問題が起きるような宴席に同行していたことがキャプテンの自覚を欠いている”という不可解なもので、そのために“坂本も何らかの形で関わっていたから注意を受けたのではないか”という疑念を膨らませてしまったように思う。登録抹消もオーナーの辞任報道に関連して坂本の行動が蒸し返されないように“避難”させたように見られかねない」

※週刊ポスト2018年8月3日号

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