10月初旬まで活発な可能性高い今年の蚊 10円玉で対策を
NEWSポストセブン / 2018年9月6日 7時0分

今年の蚊は10月初旬まで注意(写真/アフロ)
気象庁が「災害級」と認めた今夏の酷暑は“セミが鳴かない”“蚊が減った”など、高温多湿を好むはずの昆虫にも、影響をもたらしている。
「夏に蚊が減ったのは、35℃以上の酷暑で活動が鈍ったことと、水たまりが蒸発して産卵された卵が孵化できなかったから。しかし、秋に向けて油断は禁物です」
こう話すのは、アース製薬の渡辺優一さんだ。夏に活動が鈍ったからこそ、過ごしやすくなる秋の蚊の活発化や大量発生、しつこさは油断ならないと、害虫防除技術研究所所長の白井良和さんも指摘する。
「“ヤブ蚊”と呼ばれるヒトスジシマカはアカイエカと違って卵が乾燥に強く、10月以降は生き残った成虫が越冬卵を生むため、人の血液を求めて、積極的に刺しにくると考えられます」(白井さん)
ヒトスジシマカは東北以南、アカイエカは沖縄以外に生息し、“ヤブ蚊“と呼ばれるヒトスジシマカも、実は人が生活する都市部に繁殖域を広げる習性がある。
「血を吸うのは、交尾を終えたメスの蚊のみ。産卵のため必要なアミノ酸を摂り込もうと、人の血を吸うのです。ですから、卵を生みつける水たまりはつくらないようにするのがポイント。また、水中でかえった蚊の幼虫のボウフラは、銅イオンに触れると死滅するため、水がたまった場所に10円玉や銅製品を入れるのも有効です」(白井さん)
例年、蚊は25~30℃になる9月に活動が活発化し、10月以降に生み落とされたヒトスジシマカの卵は越冬する。
「秋のヤブ蚊は15℃を下回る前に越冬卵を生むため、この時期、必死になって人を刺しにくるのです」
秋の蚊は油断ならない。
【対策】
蚊は35℃以上だと吸血意欲がなくなり、15℃以下だと活動が鈍る。ヒトスジシマカが冬を前に死ぬまでが対策シーズンと考えて。
「今年は10月初旬までは蚊の動きが活発化する可能性が高い。まずたまり水をなくし、外出時は長袖着用と露出部への虫除け剤を忘れずに」(渡辺さん)。
※女性セブン2018年9月20日号
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
コロナ退散を祈願し、1年に1度の縁起物スイーツ『大寒卵の黄金みそプリン』を、明治5年創業の味噌蔵から期間限定発売
@Press / 2021年1月21日 10時0分
-
マタタビはネコの蚊よけ=反応する主成分特定―岩手大・名大
時事通信 / 2021年1月21日 9時43分
-
奄美の春待ちチョウ、羽寄せ越冬 アサギマダラ、冬場の風物詩
共同通信 / 2021年1月18日 20時54分
-
半身浴や湯たんぽは健康への近道⁉︎ “靴下26枚ばき”の専門家が教える「冷えとり術」
週刊女性PRIME / 2021年1月16日 8時0分
-
パンデミック新時代、コウモリ・蚊・ダニの恐るべき伝播力
Rolling Stone Japan / 2021年1月3日 12時0分
ランキング
-
1ローソン「もちもちチーズまる」が発売4日で100万個突破!「もちっとした食感」が好評
東京バーゲンマニア / 2021年1月25日 19時0分
-
2不織布マスクって使い捨てじゃないの? オレンジページが女性約1,500人に聞きました
OVO [オーヴォ] / 2021年1月25日 15時30分
-
3年金を60歳からもらうのはトク?知らないと損する“繰上げ”デメリット5つ
MONEYPLUS / 2021年1月26日 11時40分
-
4「出演者がマスクしてない!」視聴者からのクレームにテレビ局はゲンナリ
日刊SPA! / 2021年1月18日 8時50分
-
5【無印良品】いまから春先まで使える!買って損無しアイテム7選【通販】
OTONA SALONE / 2021年1月26日 8時0分