日本酒の健康効果を高めるのは角煮、肉じゃが、アジの干物

NEWSポストセブン / 2018年10月13日 16時0分

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日本酒の肴には豚を

“味覚の秋”はついついお酒も進む季節。身体のためには飲みすぎないのが一番だが、どうせなら飲むながら健康になれないものか──。日本酒をこよなく愛し、毎晩1~2合の純米酒を飲む秋田大学名誉教授の滝澤行雄医師(85)が語る。

「日本酒にはアミノ酸、ビタミンなど体に必要な栄養成分が120種類以上含まれ、中でもアミノ酸の含有量は酒の中でもダントツです。近年、そのアミノ酸が生活習慣病全般に効果があると注目されていますが、その中でも体内で生成することができない必須アミノ酸をバランスよく含んでいるのが豚肉、じゃがいも、アジなどです。だから、豚の角煮や肉じゃが、アジの干物などが日本酒の健康効果を高めると考えられます。

 私が85歳になっても健康なのは、ツマミとともに毎日、日本酒の中でもアミノ酸がより多く含まれる純米酒を飲んでいるからだと思います」

 これから熱燗が恋しくなる季節が到来するが、ここで要注意なのが、ある定番ツマミ。秋津医院院長の秋津壽男医師氏が指摘する。

「熱燗を飲んで胃腸が温められれば、自律神経のバランスが整えられ、免疫力がアップするとされています。そこに、冷たい刺し身の盛り合わせや冷ややっこを食べると胃腸が冷え、熱燗のメリットを消してしまう。大豆は必須アミノ酸を含み、ツマミには最適なので熱燗を飲むのなら、湯豆腐がいいでしょう。野菜が入った牛スジやモツの煮込みもおススメです」

 選ぶツマミ1つに気をつければ、それぞれの酒が持つ健康効果を高められるというのは嬉しい限り。ただし、秋津氏はそんな“ホロ酔い気分”にこう注意を促す。

「お酒で太るというのは間違いで、本当は一緒に食べるツマミで太るのです。いくら体にいい組み合わせのツマミでも食べ過ぎないこと。シメにラーメンなどの炭水化物も厳禁です。もちろんお酒も肝臓に負担のない適量を守りましょう」

 秋の夜長は、好みの酒を美味しい“相棒”とともに、楽しんではいかが。

※週刊ポスト2018年10月12・19日号

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