CMタレントにとってのNG事項と企業の要望 せめぎ合いが存在

NEWSポストセブン / 2012年1月5日 16時0分

芸能人とCMは切っても切れない関係にあるが、時に「しばり」が多いタレントも存在する。女性芸能人に多いのだが、少しHな企画だったり、汚れる演出があったり、恋愛をしたり……。そんな「しばり」はどのようにして生まれるのか。

芸能事務所のマネージャーによると、「こっちは長年かけて作ってきたイメージがあるのに、CM一本でイメージが全部崩れてしまうこともある。いくら数千万円のギャラがもらえるとしても、そこは断らざるを得ない」とのことだ。

一方、企業の側からすると、こういった「しばり」はどのように捉えられているのか。ひびだらけの手を突き出し、「ゾンビCM」などともいわれる池田模範堂の冬のかゆみ止め薬・「ムヒソフト」を販売する池田模範堂の池田欣史専務は以下のようにして妥協点を見出しているという。

「タレントさんも重要ですが、商品の特性を伝えることが一番重要なわけですよ。でも、『かゆみ』を演出しようとすると、タレントさんが、『私のイメージに合わないのでNGです』となりがちです。体をかくシーンはダメ、となるわけですね。『冬のかゆみ止め』を表現すべく、タレントを起用しようとなると、ことごとく制約がかかってしまいます。

私たちとしては、既存商品とどう違うのか、どういうニーズがあるのか、というのは激しい表現かつ企画重視でいかないと、伝わらないと考えています。だからこそ、機能性を訴求しなくてはいけないムヒの派生商品は基本的にはノンタレです。汚い皮、汚い皮膚をどんどん出そう、ということでインパクトを強化してきました」

このように、イメージを変えたくないタレントと、商品の紹介をなんとしてもしたい企業の間では折り合わないことも多々ある。

だが、俳優・豊川悦司が過去に「サッポロ黒ラベル」の「LOVE BEER?」というCMで山崎努とコミカルなバトルを多数展開し、コミカルイメージでもいける俳優という評判を獲得し、結果的に俳優としての幅が広がった例もあるわけで、イメージとは異なる冒険も時には必要かもしれない。



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