フジテレビが加藤綾子アナを「夕方番組」に起用する意図

NEWSポストセブン / 2019年2月11日 7時0分

加藤綾子アナの起用に込められたフジテレビの狙いとは?

 フジテレビにカトパンが帰ってくる。2016年4月限りでフジを退社した加藤綾子アナが4月1日開始のフジの夕方ニュース枠のメインキャスターに抜擢されることになった。入社3年目の2010年から朝の情報番組『めざましテレビ』のキャスターを務め、2012年にはメインキャスターに昇格。退社する2016年4月まで同番組に携わっていた。

 今回は夕方の枠での起用となるが、そこには大きな期待が込められているという。テレビ局関係者が話す。

「夕方のニュース枠はゴールデンタイムの視聴率に大きく繋がってくるので、とても重要視されています。調子の良い局には、必ず数字の良い帯番組がある。1980年代のフジには『FNNスーパータイム』があったし、最近日テレには『news every.』がある。たとえば、1月21日の『news every.』第3部は視聴率11.6%を獲った。すると、19時からの『有吉ゼミ』は12.6%と高視聴率に。フジの裏番組である『ネプリーグ』は9.6%と2ケタに届かなかった。番組内容も去ることながら、この差は前番組の影響を大きく受けている証拠でもある」

 2010年代に入ってから、視聴率が下落傾向にあるフジテレビにとって、加藤アナの起用は藁にもすがる思いかもしれない。

「フジは昨年の年間視聴率で全日、ゴールデン、プライムの3部門いずれも民放4位に終わった。3つとも1ケタなのはテレビ東京とフジだけで、他局に大きく離されている。ただ、最近はゴールデン帯で2ケタを獲る番組も増えてきているんです。1週間で3番組前後しかなかった時期もあったことを考えれば、少し戻してきています。月曜の『ネプリーグ』『スカッとジャパン』『月9ドラマ』、木曜の『VS嵐』『アンビリバボー』は2ケタが続く週もある。

 嵐活動休止の発表後、初のレギュラー番組放映となった『VS嵐』は13.3%を獲得。すると、『アンビリバボー』も12.6%を獲った。いつも、だいたい2ケタ前後ですが、12%台は珍しい。『VS嵐』の高視聴率に引っ張られた形でしょう」(同前)

 視聴率は、もちろん番組の内容次第で変わるものだが、メインキャスターはどうしても数字と向き合うことになる。フジの好調時代を知る加藤アナは、局に再び数字を持ってこられるのか。

「ニュース番組は視聴習慣があるから、数字を上げるには時間がかかるでしょう。視聴率2ケタを獲る日テレの『news every.』を倒すことは容易ではない。とはいえ、初日は注目されて視聴率も上がるはずですから、まずは1日目に番組の内容を面白いと思わせることができるかどうか。

『めざまし』は女性の視聴者も多く、カトパンは女性にも好かれていたので、局はそこも加味して起用したはず。あと、今年は10連休がありますから、ゴールデンウイークに男性視聴者を惹き付けることができるかもポイントになるでしょう。今の『プライムニュース イブニング』はだいたい5%前後なので、5月までに7%を何回か獲れれば上出来だと思います。同時間帯1位という結果をすぐ求めないことですね」(同前)

 はたして加藤アナは、古巣の大きな期待にどこまで応えられるか。

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