ポスト平成の日本人の性 ジジ活やアダルト難民が出現か

NEWSポストセブン / 2019年3月10日 16時0分

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ホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾氏

 平成ももうすぐ幕を閉じるが、ポスト平成の時代において日本人の性はどのように変化するのか。性に関する社会問題の解決に取り組み、『未来のセックス年表2019-2050年』を上梓した一般社団法人ホワイトハンズ代表理事の坂爪真吾氏が予測する。

■セクサロイドの登場
 AIスピーカーやスマートホームなどが普及し、身近にAIの恩恵を受ける機会が多くなりつつあります。性風俗産業においてもAIを導入する動きがすでにあります。アメリカでは、AIを搭載し簡単な会話ができるラブドールの販売を行なう企業が登場しました。中国でも同様に開発が進められていますが、ハッキリ言って技術レベルはまだ低いです。

 AIは進歩していますが自律制御のセックスロボット(セクサロイド)の登場はまだまだ先の話です。2045年、AIが人類の知能を超える「シンギュラリティ」が起きると予測されていますが、ハイスペックのセクサロイドの実現にはかなり時間がかかるでしょう。

■アダルトVRの進化
 すでにアダルトVR(仮想現実)を利用した風俗は存在します。VRを視聴中に女性キャストがVRの内容に沿ってサービスをするものです。今後はより進化し、従来とは逆に実物の女性キャストの動きに合わせてVR映像の女性が動く技術が登場するでしょう。これなら実際の女性の容姿に関係なく、理想の女性と自由度の高い仮想プレイが実現できます。

■ジジ活女性の出現
 セックスにまつわるテクノロジーの進歩だけでなく、日本人の性の動向も変化の兆しが見えます。総務省の統計によれば来年、50歳以上の女性人口がそれ以下の年齢の人口を追い抜きます。女性の2人にひとりが50歳以上になるのです。

 そうなると閉経を迎えた単身女性の貧困問題が危惧されます。そうした高齢女性の間で70~80代の高齢男性を対象に「パパ活」ならぬ「ジジ活」が出現すると考えられます。パパ活と違い、金銭だけでなく、老親や男性自身の介護、さらに看取りまでを見返りの条件にして交際を持ちかける、というケースが増えそうです。

■高齢アダルト難民増加
 中高年男性が主な購買層だったコンビニの成人向け雑誌が8月で販売中止されます。このように今後アナログな成人向け媒体が店頭から消えていくと、ネットを使えない層の「アダルトコンテンツ難民化」が進みます。

 今後、東京五輪のような国際的イベントの影響で、成人誌と同様に社会から淘汰される既存のアダルトコンテンツは増加するはずです。高齢者が性的貧困に陥ることの影響で、新たな性風俗の形態が誕生することも考えられますが、法規制や自主規制によって消えるジャンルや業種は増えるでしょう。

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