現代は部下が「仕事で飲むのに残業つかないの?」と思う時代

NEWSポストセブン / 2012年3月4日 7時1分

 厳しい競争社会に生きる会社員、いつどこでハメられるかわからない。まず気をつけたいのは偽パワハラである。

「いつの間にパワハラ上司になっていたのか」と不思議に思うほど、上司を陥れる部下の“手口”は巧妙だ。

 企業の危機管理マネジメントを行なっているリスク・ヘッジ代表取締役の田中辰巳氏はこれまで多くの会社からトラブルの相談を受けてきたが、中でも印象に残っている事例について次のように話す。

「その部下はまず社内で口数を減らし、落ち込んだ素振りを見せたり、ため息も多くついたりしていたそうです。次第に欠勤する日を増やしていき、最終的には上司に『うつ病の診断書』を提出。今はうつ病の診断書をすぐに書いてくれる医者がいますからね。こうしたケースでは、上司が管理能力がないと見なされ、窓際職へと飛ばされることもあります」(田中氏)

 ほとんどの上司は部下の恨みを買った覚えはまったくなく、降格処分になってもなお部下にハメられたことを認識していないという。しかし、部下のほうは意外なことで上司を疎ましく思っているのだ。

「モチベーションを上げるために、よく部下を飲みに誘う上司は多い。しかし部下の中には、それが苦痛で、パワハラだと感じる人もいる。今は『仕事で飲みに行くのに残業つかないんですか?』と思ってる時代ですから」(田中氏)

※週刊ポスト2012年3月9日号



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