ブスと呼ばれるのは平気な木嶋佳苗 ただし田舎者扱いは嫌い

NEWSポストセブン / 2012年3月26日 16時2分

 首都圏で起きた連続不審死事件で、男性3人の殺人罪などに問われ、3月12日、検察から「死刑」を求刑された木嶋佳苗被告(37才)。

 お世辞にも美人とはいえないルックスと、15号サイズのぽっちゃり体形。にもかかわらず、多くの男性を手玉にとり、多額のカネを貢がせてきた。まるでビジネスのように、ターゲットを見つけ、お金を吐き出させては次のターゲットに移っていった。

 公判では、“つきあっていた”男性に対する思いやりは一切感じられず、遺体の写真がスクリーンに映し出されても表情を変えなかった。

 そんな彼女が、一貫してプライドを持って語ったのは、「セックスの力」と「セレブな自分」。

 逮捕される前、「かなえキッチン」と題して綴っていた彼女のブログは、セレブな食事やブランド品で彩られていた。男性たちを騙して手に入れたお金で真っ赤なベンツを購入し、最上級の料理学校に通った。君島十和子さん(45才)行きつけの美容室に通い、君島さんと同じ担当美容師を指名していた。ネットオークションでは梨花(38才)愛用の麦わら帽子を購入。叶姉妹に憧れ、その言葉遣いまで真似した。

 多くの女性は、木嶋被告が自信満々に語ることに驚いている。しかし、彼女の生い立ちを振り返ると、彼女が美醜という価値観に重きを置いていないことがわかる。裁判でブスといわれたときも、「それが何か?」といわんばかりの無表情だった。

 唯一の弱点といえば、“田舎者扱い”されることか。公判を傍聴し続けているコラムニストの北原みのりさんはこう語る。

「被害者の遺族のかたが、“練炭で何かをするというのは、北の国の人の発想”といったとき、木嶋被告は思いきり首を傾げて、口角を下げ、“はあ?”とバカにしたような笑みを一瞬浮かべました。“田舎者扱い”されるのが嫌だったと感じられました」

 作家・内藤みかさんは、彼女の「いびつな自尊心」に注目する。

「私の周りにも風俗で大金を稼いでいた子がいますが、みんな年をとるとともに、結婚したり、普通の仕事をしたりしています。それは、自分の容姿のことを理解しているので、もう稼げないということがわかるから。

 しかし、彼女の場合は、容姿ではなく、セックス力だとかセレブだとか、ちょっとずれたところで向上心を発揮していたから“降りる”ことができなかったのでしょう。女友達がいないタイプに見えます」

※女性セブン2012年3月29日・4月5日号



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