【本音レビュー】普通のOLが突然歌って踊る体に!? 映画『ダンスウィズミー』は和製ミュージカル映画だけど…!!

Pouch[ポーチ] / 2019年8月20日 18時45分

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【本音レビュー】普通のOLが突然歌って踊る体に!? 映画『ダンスウィズミー』は和製ミュージカル映画だけど…!!


【最新公開シネマ批評】
映画ライター斎藤香が現在公開中の映画のなかから、オススメ作品をひとつ厳選して、ネタバレありの本音レビューをします。

今回ピックアップするのは、矢口史靖監督の最新作『ダンスウィズミー』(2019年8月16日公開)です。『ウォーターボーイズ』『スウィングガールズ』などの矢口監督の最新作として話題の作品。音楽が聞こえると踊りだしてしまう催眠術にかかったヒロインの映画と聞いて、「見たことのない世界が展開するのかな?」と、ワクワクしながら鑑賞しました。

【物語】
OLの鈴木静香(三吉彩花)は、ある日、遊園地で催眠術師マーチン上田(宝田明)に出会い、催眠術をかけられます。そのときから、音楽が流れると自然と歌って踊ってしまうカラダになってしまい、会社の会議やデート中のレストランで大騒動!

元の自分に戻りたい彼女は、催眠術師のサクラだった千絵(やしろ優)とともに、探偵の渡辺(ムロツヨシ)に調査を依頼。遊園地から消えたマーチン上田を探すことになるのですが……。

【矢口監督がミュージカル映画に挑戦!】
本作は矢口監督自身の「ミュージカル映画は、なぜ突然歌ったり踊ったりするの?おかしいでしょ」という疑問からスタートしました。外国映画なら、人種も言葉も違うため、非日常感のままミュージカルを楽しむことができるけど、日本映画は見たことのある景色の中、同じ日本人が歌ったり踊ったりするゆえの「恥ずかしさ」を感じてしまうというわけです。

監督曰く「だから、ひとつの物語をミュージカルとして描くのではなく、ミュージカルでないと描けない物語として作らないと意味がない」と、自ら縛りを作って映画化にトライ! その監督の思いがつまっているのがヒロインの静香。「普通の人が突然歌って踊りだすのは変!」という監督自身の考えをそのまま体現したヒロインだから、彼女が歌ったり踊ったりしたあとの場はメチャクチャになり、周りから白い目で見られたりするのです。

【日本でミュージカル映画をやるのは難しい!?】
音楽は山本リンダの「狙いうち」など歌謡曲がメイン。「なんで昭和の歌謡曲が中心なのかな」と思ったりしましたが、もしかして催眠術師のマーチン上田が昭和テイストたっぷりなご年配だから、その世界観を貫いたのかもしれません。でも音楽はどんな年代のものでもいいものはいいですね! やっぱりワクワクするし、映画を観終わったあと、カラオケへ行きたくなりましたよ。

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