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ドラマティック! 繰り上げ合格【3】まるでジェットコースター! 激動の1週間

プレジデントオンライン / 2014年1月13日 10時15分

私も子供も、第2志望校で気持ちが固まったのに……
待っていたら来ない、あきらめたら来る。神様は実に気まぐれだ。
落ちついて「それ」を待てるように先輩パパ・ママの経験談を聞いておこう。繰り上げ合格に翻弄された3家族の物語。

■エピソード3(ぷよ子さん F女子)
受かると内心思っていた第2志望校に不合格。不穏な幕開けで……

「ウソ、ないっ」深夜にパソコン画面を何度スクロールしたことか。

第2志望校の受験。娘によると得意科目の国語の主題がかすりもしなかったというので、悪い予感はしていた。「でも、ウチの子は受かるよね」と内心、本音で思っていたのが、「不合格」という現実に変わった瞬間でした。

娘からは、事前に「2月2日の第1志望校に集中したいから、良くても悪くても結果は教えないで」と言われていましたが、動揺が隠せない私の姿から、結果はわかっていたと思います。

■娘が、親には見せない涙を塾の先生に見せた

そして、やはり2日の第1志望も不合格。塾の「2次試験の対策をしますから、本人を連れて来てください」という言葉に従い、娘を連れていった塾の入り口で、クラス担任の先生を見た途端、それまで無表情を通してきた娘の目から涙がポロポロとこぼれ落ちました。

先生と娘の間にこんなにも信頼関係が結ばれていたのだと初めて気づき、「あぁ負けた」と思いました。そして「すべて本人と塾の先生にお任せしよう」と、私はようやく素直に思えました。そして4日の2次試験で第2志望校に見事合格しました。

しかし、第2志望校に入学金を払い込みに行く直前に、まさかの第1志望校からの繰り上げ合格の連絡が入ったのです。娘の報告の電話を受けた塾の先生の涙声、先生の声の後ろから響く事務所全員での万歳が忘れられません。まさに1点の差で天(合格)と地(不合格)の差になるという、12歳の子供にも、本当に容赦のない中学受験の神髄を体験した、ジェットコースターのような1週間でした。主人は「人間、謙虚になっていいんじゃない? こういう結果になるってわかっていたら、もう一度経験してもいいなあ」と、のんきなことを言いますが、私は二度とゴメンです。

 

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[繰り上げ合格とは?]
合格者が入学手続きを辞退した場合、学校側は不合格者の中から成績上位者順に繰り上げて合格を出す。学校によっては合格発表時にあらかじめ補欠候補を発表する学校もあるが、突然通知する学校がある。ここでは補欠通知がない場合の追加合格を繰り上げ合格とした。関係者によるとここ数年は、上位校や人気校が繰り上げ合格を出すことが増え、雪崩現象で中堅校やその他の学校にも繰り上げ合格が出ているという。


■増加している理由
繰り上げ合格が増加している原因は、入学試験を複数回実施する学校が増え、学校側が入学者数を予想しづらくなっていることが一因だ。
■連絡が来る時期
難関校の多くは2月11~14日あたりに入学者の招集日(オリエンテーション)を設けており、そこで入学者数が定員数に達しなければ繰り上げ合格の連絡をする。上位校では2月中旬ごろに連絡が来ることが多く、下位校だと3月上旬まで連絡が続く。
■入学金の問題
繰り上げ合格となった学校に入学する場合、すでに別の学校に入学金を払っているケースがある。払い済みの入学金は返還されないので、入学金は二重にかかってしまう。

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