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FPがガチで勧める高金利商品ベスト10

プレジデントオンライン / 2018年8月4日 11時15分

PIXTA=写真

人生100年といわれる時代。国の公的支給は縮小傾向が続いており、老後には自分自身で備えるしかない。対処法はあるか。7つのテーマにわけて、お金のスゴ技を紹介しよう。第1回は「高金利商品ベスト10」について――。(全7回)

※本稿は、雑誌「プレジデント」(2017年11月13日号)の特集「金持ち老後、ビンボー老後」の記事を再編集したものです。

■おすすめなのが「退職金専用定期預金」

マイナス金利でも、リスクが低く高いリターンの商品は必ずあります。

まず、おすすめなのが「退職金専用定期預金」。退職金を受け取って1年以内の人がその退職金の範囲内で預け入れでき、年利0.5~2%と通常の定期預金より高金利です。預け入れ期間は1カ月、3カ月などの短期。同じ金融機関で2度使えませんが、満期のつど他行に預け替え、12カ月目に3カ月物に預ければ最長14カ月運用できます。早期退職などの退職金でも利用できます。

次に注目なのは企業が発行する社債です。元本保証はないですが、年利約0.5%以上で預貯金より利率は高く、満期には額面金額が戻ります。

■長生きするほど得する「トンチン年金」

なかでも例年2~3回発行される「ソフトバンク無担保普通社債」は大人気で、2017年3月の発行例では7年満期、年利2.03%と破格の水準。短期のものでは「SBIホールディングス社債」も注目で、17年3月発行分は2年満期で年利0.5%でした。社債の発行は不定期で、利率が高い社債は完売必至ですから小まめに情報を取りましょう。

長生きするほど得する「トンチン年金」も面白い商品です。50歳男性が日本生命「グランエイジ」の5年保証期間付終身年金に加入する場合、保険料を20年払い込み、70歳から年額60万円を受け取るならば、月額保険料は5万790円。20年年金を受け取ればほぼ元が取れます。

■「太陽光ファンド」の分配金利回りは約6.3%

株式と同様に売買できる商品にも、高利回りを期待できるものがあります。

写真=iStock.com/Torsakarin

2016年12月にインフラファンド市場に上場した「いちごグリーンインフラ投資法人」は太陽光発電施設に投資する、いわゆる「太陽光ファンド」です。今後10年間の予想分配金を発表していますが、それによると18年6月期には7180円の分配金が支払われる予想です。一口あたり11万2600円(17年10月17日時点)という現在の投資価格で計算すると、分配金利回りは約6.3%です。

株式では、配当金だけでなく株主優待も含めてお得な「総合利回り株」が低リスクでおすすめです。たとえば、「マルエツ」や「マックスバリュ」などを展開するユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングスでは、配当金と株主優待券(商品券)を合わせた総合利回りは7%にもなります。

値上がり益を狙うなら「世界中の株式に投資するインデックスファンド」もいいでしょう。中長期の期待収益率は年4~5%程度です。

■元本保証なら地銀の「ネット定期」が候補に

企業1社に資金を貸し付けてその利息が投資家に還元される、オリックス銀行の「eダイレクト金銭信託」も人気です。予想配当率は0.3~0.5%程度となっています。

一方、リスクは避けて元本保証がある商品で手堅く運用したいという場合は、地方銀行の「ネット定期」が候補になります。預け入れ上限が100万円程度のものが主流ですが、愛媛銀行四国八十八カ所支店では金額の上限がなく、300万円以上の預け入れなら年利は0.25%。大手銀行のスーパー定期(300万円以上/0.01%)の25倍の水準です。

世界情勢が不穏ですが、有事に価格上昇が見込まれるのが、「金」です。金貨なら1オンス約17万円で購入できます。

※深野氏の取材をもとに編集部作成。2017年10月17日時点。総合利回り株の年利回りは「配当金+優待」で算出。社債の年利回りは直近に発行されたものを記載。そのほか年利回りは概算含む。

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深野康彦(ふかの・やすひこ)
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルリサーチ代表。近著に『55歳からはじめる 長い人生後半戦のお金の習慣』など。
 

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(ファイナンシャルプランナー 深野 康彦 構成=高橋晴美 撮影=石橋素幸 写真=PIXTA、iStock.com)

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