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公文書管理の信頼をこの先取り戻せるのか

プレジデントオンライン / 2018年9月21日 9時15分

地方創生相、行革相 梶山弘志氏(時事通信フォト=写真)

■「すっかり安倍さんに取り込まれたかな」

森友学園を巡る財務省の決裁文書改ざんを受け、行革担当相として公文書管理のあり方の見直しを進めている。政治の信頼回復に向け重要な役割を担った。

会社経営などを経て2000年に初当選。父は内閣官房長官などを務めた静六氏。その死去を受けての出馬で、父と同じ橋本派へ。ところが03年の総裁選で、当時の小泉純一郎総理の支持を巡り派閥は分裂。「派閥の役割は終わった」と離脱し、以来、無派閥を貫く。

典型的な裏方タイプで水面下の調整力は父親譲り。06年の安倍晋三政権発足の際には、今の内閣官房長官・菅義偉氏らと支持拡大に奔走した。しかし、安倍氏の体調不良で政権は1年で崩壊。12年の総裁選に再挑戦した安倍氏を、「総理は演壇で倒れるまでやるべき。治ったといってすぐに出るものじゃない」と批判。同じ無派閥だった石破茂氏を担いで戦い、敗れ、第2次安倍政権では干され続けた。

一方で、石破氏からも徐々に離れた。「経済政策もない。相変わらず仲間を増やせない」と、新たに発足した石破派には不参加。安倍氏からは敵の敵になったと見えたか、菅官房長官とのパイプもあり17年ようやく初入閣。「すっかり安倍さんに取り込まれたかな」と語りつつも、最近の政治、行政の劣化を嘆く良識派だ。

しかし自己主張が足りない。行政の嘘、それを自ら徹底追及しない政治のごまかしや無責任がはびこる今の状況に埋没し目立たないのが悩みの種。適正な公文書管理を実現し、次のステップとしてほしい。

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梶山弘志(かじやま・ひろし)
地方創生相、行革相
1955年生まれ。日本大学卒業。動力炉・核燃料開発事業団(現日本原子力研究開発機構)、2000年衆議院議員初当選。17年地方創生相、行革相。

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(鹿吉 大基 写真=時事通信フォト)

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