米国留学で「小室圭ロス」に陥る人の心理
プレジデントオンライン / 2018年8月9日 9時15分
■米国へ旅立って……「小室圭ロス」=コムロスになる人の心理
もしかしたら一周回って小室さんのファンかもしれない……。
秋篠宮家の長女・眞子さま(26)と婚約が内定している小室圭さん(26)。この夏から3年間、弁護士資格の取得を目指し、ニューヨークにあるフォーダム大学のロースクールで学ぶ予定です。小室さんは昨年9月、眞子さまとの婚約が内定しましたが、「充分な準備を行う時間的余裕がない」として今年2月、結婚とそれに関わる諸行事を2020年に延期すると発表しました。
結婚延期の背景には、小室さんの母親、佳代さんが元婚約者A氏の60代男性から「借りた」とされる400万円を巡る“金銭トラブル”があると報じられているようです。A氏は「貸した」つもりですが、小室母子側は「贈与」だと考えているといいます。その真偽は不明ですが、私は婚約発表後、小室さんの人となりに興味をひかれ、記事を読みあさるようになりました。
各誌の記事に掲載された江ノ島の小室さんおすすめスポットに出かけ、長瀞(埼玉)や鎌倉のおふたりのデートスポットを視察。さらに、東急東横線沿線の小室さんご実家の近所までうかがってしまいました。
深堀りするほど、近年、こんなにいろいろな意味でやばい男性はいなかったような気がしてハマっていきました。小室さんのことばかり考えていたせいで“引き寄せた”のか、先日は埼玉県のとある駅で、2018年の「湘南江の島 海の王子」(小室さんは2010年の「海の王子」)が湘南の海の魅力を書いたパンフを配っているところに遭遇。湘南のパンフを受け取りましたが、海のない埼玉出身者としては複雑でした。
■小室母子へのいら立ちで肝臓を悪くしました
皇室の信頼性や品位を揺るがしかねない今回の一連の騒動。皇室を振り回している小室母子に対する怒りのような思いもあります。皇室の将来のことを思うと怒りや心配にさいなまれて、体調まで崩していました。
先日は治療院で、いら立ちやストレスが肝臓にダメージを与えている、と言われました……。出口のない怒りが自身を攻撃するようになっていて、心身に良くないと気付きました。
よくよく考えればひとごと。でも、ネット上の書き込みやブログなどを見ていると、同じように怒っている人、嘆いている人はたくさんいて、それだけ皇室が日本人の心よりどころであるのだと実感させられます。婚約延期の2年後だか、米国留学が終わる3年後だか知りませんが、ずっと心配で悶々としていたら身が持ちません。
いっぽうで、日々小室さんについて調べて更新される情報を見ていたので、もし留学後、小室さんのニュースがなくなったら、さびしくなりそうです。冒頭で触れた「借金は贈与」発言とか「元カノとモメた」とか「インペリアルパワーを利用して(米国大学の)奨学金ゲット」とか、想定外のニュースが次々出てくるので、強い刺激に慣れてしまっていました。
小室さんがニューヨークに行ってしまったら、何を調べればいいのか……。勝手な思いですが、このままだと「小室圭ロス」、つまり「コムロス」になってしまいそうです。佳子さまが半年留学に行かれるのとは年数が違います。小室さんのニュースが途絶えたらむしろさびしい……。そんなコムロスを防ぐために、今まで印象的だった小室さんのB級ニュースをまとめてみます。
■「小室圭ロス」の人のために小室さんB級ニュースをプレイバック
▼「自分を太陽になぞらえられ、眞子さまを月に例える」
「宮様は私のことを月のように静かに見守ってくださる存在」というのは昨年9月の婚約会見でのご発言。当初は詩的な発言だとホメられていましたが、さまざまな問題や疑惑が浮上するにつれ、身分不相応の例えだと批判を集めるようになりました。天皇家の祖神は太陽の象徴、天照大御神であるとされています。皇族の中でも、この発言に違和感を示される声があったそうです。眞子さまが月なら、自分は太陽なんて畏れ多いから、小惑星とか隕石、スペースデブリなどと謙遜すべきだったのかもしれません。
▼ケーキのプレートの「お祝いの言葉」にクレーム
小室さんの母・佳代さんの元婚約者A氏が、ICUの学生だった小室さんの誕生日を、汐留の高級フランス料理店で祝ったときのこと。ケーキに飾ったプレートに、A氏が「大人の世界にようこそ」というニュアンスで、英文で「ようこそワーキング・クラスへ」と書いたら、帰宅後に母から「圭ちゃんが、『ワーキング・クラス』はいい意味じゃないと言っている」とクレームがあったと「週刊現代」(2018年3月10日号)で告白しています。
「労働者階級」という意味に解釈したらしいのですが、3人ぶんの食事代(計7万~8万円)を払って細かいことで文句を付けられるとは気の毒です……。でも、この時から小室さんは、自分はワーキング・クラスよりもはるかに上を目指す、という思いがあったのかもしれません。こちらのニュースはケーキを前にする小室さんの写真付きで掲載されていました。
▼敬うべき祖父に「ルールは守ってください」
同じ「週刊現代」(2018年3月10日号)の記事では、小室さんが、母親と祖父の関係があまりよくないことをうかがわせる内容が書かれていました。下記は、2012年に留学のため自宅を留守にした小室さんが祖父宛てに送ったメール文です(A氏に情報共有としてCCで送信された文面)。
「シャワーの件を母から聞きました。この間僕が祖父の家でシャワーを浴びた際に水力が弱い事を感じました。人の家のシャワーだったんで何も言わなかったのですが、大倉山(※編注:小室母子の自宅)のシャワーとは取り替えないで下さい」
節水シャワーは出が悪いから自分の家には付けないでほしい、という意味でしょうか。水力=水圧? 借金が取りざたされていましたが、小室母子は湯水を使いまくり節約とかは考えないようです。
「大前提としてここは僕の家ですのでルールは守ってくださるようよろしくお願いします」
というこのメールのしめの一言も、祖父に対してかなり上から目線です。常に自分は特別な立場だというマインドなのかもしれません。ふつうおじいちゃんにメールとか手紙を送るとしたら「健康に気を付けて」とかいたわりの言葉を入れるものだと思っていましたが……。小室さんはCOOLです。
■小室圭さんはサマーセーターで宮家に参上していた
▼GW、図書館で「参考書」開くも読まず
「週刊女性」(2018年5月22日号)には小室さんの今年5月の大型連休の様子が写真付きで掲載されていました。千代田区の「日比谷図書文化館図書館」へ行ったようです。4月末に眞子さまと紀子さまがオランダの絵本の展示会に行かれていたので、同じように図書館に行って教養をアピールしたかったのかもしれません。
その日比谷の図書館を訪れた小室さんは「アメリカ契約法」という参考書を手に取ったものの、ほとんど読まずスマホをいじっていて20分ほどで外へ。記者に見られていることに気付いたのかもしれませんが、参考書を読んでいなかった、と報じられる始末に。
ちなみに同誌の写真を見れば、この時の小室さんのシャツがシワシワでしたが、こなれ感を出していたのでしょうか……。シャツがシワシワの男性って金運がないイメージがあるので心配です。小室さんの場合、自分で稼がなくてもどこからか引っ張って来られる能力がありますが……。
服装といえば、婚約発表直後、小室さんが勤務していた東京・中央区の弁護士事務所で会見した時も、スーツのボタンが全部とまっていたのが話題になっていました。私も社会性がないので知らなかったのですが「スーツは一番下のボタンは外す」という着こなしのルールがあるとか。小室さんはサマーセーターで宮家に参上したこともあり、ファッションのルールやマナーにはとらわれていないようです。
▼『ニューヨーク・タイムズ』に取り上げられる
あの米紙「ニューヨーク・タイムズ」電子版(2018年7月20日)に名前が載るなんて、野心家の小室さんにとってはうれしいできごとだったのではないかと拝察します。記事の内容は、宮内庁が留学予定のフォーダム大学に「フィアンセではない」と伝達したことを受けて、「日本の宮内庁やメディアが小室さんの結婚に厳しすぎる」と、小室さんに味方しているようなスタンスだそうです。
フォーダム大学は宮内庁からの指摘を受け、サイトの記述を書き換えました。でも、小室さんが余裕の表情なのは、アメリカが自分を受け入れてくれているという強い自信があるからでしょうか。
▼修士論文にバイリンガルの自負をにじませる
「週刊文春」(2018年5月24日号)には、小室さんの一橋大大学院の修士論文が紹介されていました。論文のタイトルは「直接投資に関する法制度と政策の比較、そして日本の制度設計への影響」だそうです。
論文では、日本への直接投資が少ない原因や、ビザについての問題点を定義。日本は外国人を受け入れる際の審査基準が年収だけれど、本当に必要なのは言語能力やコミュニケーション能力なのではないか、とのこと。まさしくご自身のことを言い表しているようです。言語能力とコミュ力を武器にアメリカで勝負されるのでしょう。
■「母親と駅のホームで熱いハグ」小室さん母子
▼渡米したら外国人にモテる小室さん
小室さんの母親の元婚約者A氏が「日刊大衆」(2018年8月6日号)でさりげなく爆弾発言。「彼は積極的な性格ですから留学先ではモテるでしょう」と予測しています。渡米する小室さんへのお土産的な言葉なのかもしれません。
A氏によると小室さんのモテモテ度はICU時代からずぬけていて、「彼は英語も堪能で、インター(ナショナル)スクールの外国人女性も含め、常にガールフレンドは数人いる感じでした」とのこと。
20歳前後の男子大学生といえば、彼女がいなくてなんかと悶々とする時期ですが、小室さんには無関係なようです……。男性に免疫がない女性なら夢中になってしまいそうです。「常にガールフレンドが数人」というのが引っかかりますが今は大丈夫なのでしょうか……。
また、この記事内では、A氏の証言として「母親と駅のホームで熱いハグをする」というエピソードも披露していました。いったいどういうことなのでしょうか。2012年に小室さんアメリカ留学した時、母親が空港でコンドームを買って手渡ししていたそうです。
▼月2回、母子でマッサージに通っていることが判明
こちらは「女性セブン」(8月9日号)に掲載された記事です。記事によれば、月2で通うその店のメニューは指圧マッサージ(1時間約6500円)とオイルマッサージ(約1万円)があるそうです。「借金をA氏に返済してなかったのでは?」「事務所で会見の時、タクシー代がないと言っていたのは?」などとさまざまな疑念が交錯します。同誌によれば、なんと小学校の時から母親と一緒にマッサージ通いをしていたとか。今はSPを待たせて紙パンツ一枚でオイルマッサージされているということでしょうか。
周りの20代男性に聞くと「スポーツをしているならともかくマッサージなんてしませんよ」とのことでした。小室さんは「四季折々のスポーツが趣味」だと会見で言っていたので、定期的なマッサージが必要ということでしょうか。
小室さんは婚約直後『月たった2万円のふたりごはん』(朝日新聞社)というレシピ本を買ったことが話題になりました。食費を切り詰めようとしていたのかもしれません。しかし、「月たった2万円のマッサージ」とは、どういった価値観なのでしょう? 母親がよく生脚でボディラインが見える服装をするのも、エステ通いで自信がついているのかもしれません。それにしても母子がこんなに仲良くて、小室さんが渡米したらお母さんはずいぶんと寂しいのではないでしょうか。
以上、最近の小室さんの話題をまとめてみました。すべての報道を「事実」とうのみにすることはできませんが、一つひとつがかなりインパクトがあるのは確かです。渡米した後も、持ち前の派手な言動や交流で、日本に話題をもたらしてほしいです。
留学期間の3年は長いので、小室さんの記憶が薄らいでいくと、このままあっさりと何事もなかったかのようにご結婚されてしまいそうです。問題意識を持ち続けるために、そして「コムロス」を防止するために、最新情報をぜひアップデートしていただきたいです。
(漫画家/コラムニスト 辛酸 なめ子 イラスト=辛酸なめ子 写真=iStock.com)
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