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高知・歴史を学び、大自然を巡る大人の旅

プレジデントオンライン / 2019年4月24日 11時15分

東京から飛行機で1時間半。四国でも太平洋に面する高知県は、「はちきん」と呼ばれる元気で威勢のいい女性たちが生き生き暮らすところ。県の端から端まで車でも6時間はかかるほど東西に長く広いエリアには、海、山、川と自然があふれる。これからの季節、身軽にアウトドアを楽しみたい!

■仁淀ブルーにうっとり時を忘れる

坂本龍馬の故郷としても有名な高知県。龍馬も川で泳ぎ、太平洋を眺めたというが、海、山、川と自然の宝庫だから、その大自然に浸って時間を忘れて過ごしたい。

まず訪れたいのは、透き通る美しい青い水流が幻想的で、「奇跡の清流」とも呼ばれる仁淀川。

数々の映画の撮影などにも使われた美しい流れは、河原からずーっと見ていても飽きないが、せっかくなら屋形船に乗ってみよう。屋形船では、川だけでなく周辺の鳥や木々、歴史にも詳しいベテランのガイドさんが説明をしてくれるのを聞きながら、のんびりと流れに身を委ねられる。取材に訪れた日はあいにくの雨だったが、それでも船の中ではガイドさんの話に花が咲き、しっとりとした日本画のような景色を楽しみながら過ごすことができた。

屋形船
乗船料金:大人2000円、小学生以下1000円 ※未就学児は大人1人につき1人まで無料

■手ぶらでおしゃれアウトドア体験

見ているだけでなく、自然の中でどっぷり過ごしたいなら、キャンプ場へ。とはいえ、アウトドアに必要なグッズを持って旅行に出るのは大変だ。

そこで、2018年4月にオープンしたアウトドア用品で人気の高いスノーピークが運営する「スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド」へ。

仁淀川を一望できる位置にあり、30区画のオートキャンプサイトがあるが、テントからキッチンツール、寝袋までレンタルができるので手ぶらで行っても本格的なキャンプ体験ができる。

「テント泊はちょっと……」という人におすすめなのは、キャンプ場に併設された宿泊施設「JYUBAKO住箱」だ。トレーラーハウスをベースとし、隈研吾が設計したこの宿泊施設は、小さな空間であっても生活に必要なミニマムなものと快適さを兼ね備え、日本の重箱を連想させる部屋。外の自然を最大限に楽しめる大きな窓、そしてその前にはウッドデッキもついている。満天の星を眺めた後は、心地よいベッドで眠り、朝は鳥の声と川の流れの音で目が覚める。そんな休日が過ごせるだろう。

スノーピークおち仁淀川キャンプフィールド
キャンプサイト 30区画、住箱 10部屋、ラフティングツアーあり

■植物園でインスタ映えの世界に溶け込む

一歩、足を踏み入れると目に飛び込んでくる色鮮やかな花たち。「牧野植物園」の温室にいると、まるでおとぎ話の世界に入り込んでしまったかのような感覚に満たされる。高知県出身で「日本植物分類学の父」と呼ばれた牧野富太郎博士の業績を称え、鑑賞や観察だけでなく、植物の研究の場という役割もある植物園で、60年の歴史がある。高校生以下は無料というのもあり、広大な敷地を楽しそうに回る家族連れも多い。広い敷地には、温室、展示館、庭園をはじめ、さまざまな植物や生態を見て回ることができ、疲れたらカフェやショップでのんびりするのもいい。ゆったり歩いていると、ひょっこり現れる恐竜(像)にびっくり! なんていうことも。

高知県立牧野植物園
入園料:一般720円、団体620円 ※高校生以下無料

■高知に来たら外せない鰹のタタキと高知城!

高知といえば鰹のタタキ。春ごろに高知県沖の黒潮を北上し、秋ごろには北から戻ってくる鰹は、その春と秋が旬だ。高知県は日本有数の産地であり、その代表的な料理法であるタタキは、おろした鰹の表面を藁で豪快に炙って食べる。県外ではポン酢につけて食べるのが一般的だが、新鮮な鰹を食べられる高知では、塩をつけた味わい方もある。

そんな鰹のタタキを実際に自分で炙ることができるのが、「カツオ船」というお店。お店のスタッフさんの指導を受けつつ、長い棒に刺してもらった鰹をボウボウと火の上がる藁の上で炙り、いい色合いになったところで板前さんに切ってもらう。そして用意された定食のお盆に加えて、いただきまーす。香ばしい藁の風味と新鮮な身が口の中に広がって、幸せ! せっかく高知まできたら自分でぜひ体験してみては。

カツオ藁焼き体験:カツオ船
鰹たたき単品 1300円、鰹たたき定食 1600円 ※共に体験含む

そして、外せないのはやはり高知城。本丸の建築群が今でも残るのは、全国でも高知城だけ。市内の中心地にあり、アクセスもとても良く、歴女じゃなくとも一度は足を運び、高知城の一番上から街を見下ろして殿様気分に浸ってほしい。城下町がどのようにつくられ発展したかがわかる模型を見たり、ボランティアガイドさんの案内を聞いたりしながら(別途申し込み必要。)回ると、より土地のことを理解でき、思い出深い旅になるだろう。

高知城
入場料:一般 420円、常設展などを含む共通入場券 730円 ※高校生以下無料

■龍馬パスポートで、もう高知ファンの仲間入り

自然があふれ、食も観光も充実の高知県だが、そうした観光や宿泊でスタンプを貯めてさまざまな特典が受けられる「龍馬パスポート」をぜひ初日にゲットしておくと、旅が2倍楽しめる! 約750の観光施設で特典が受けられ、ご当地グルメを食べたり、宿に泊まったり、お買い物をしたりするとスタンプを押してもらえる。スタンプが集まると、パスポートのグレードがアップし、それに応じて商品が当たるのだ。

龍馬パスポートは、各所にある申請書にスタンプを3つ集めることから始まる。すると最初の青パスポートと交換してくれ、青→赤→ブロンズ→シルバー→ゴールドとステージアップし、最後には殿堂入りになり達成記念プレートに名前が掲示される。

一度の旅行で集めなくてもいいので、一度パスポートを作っておけば、次に行くときもスタンプラリー感覚で楽しめる。

龍馬パスポート

(ライター 岩辺 みどり 写真=小野さやか)

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