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小室圭さんと眞子様の結婚は破談にするべきか

プレジデントオンライン / 2019年9月3日 11時15分

2019年7月18日、ボリビア日本人移住120周年記念式典のため、現地を訪ねられていた秋篠宮家の長女眞子さま。 - 写真=AFP/時事通信フォト

2017年9月に婚約が内定した眞子さまと小室圭さん。しかし18年2月に結婚の延期が発表され、その後の進展がない。2人はどうなってしまうのか。ジャーナリストの元木昌彦氏が、小室さんへの手紙という形式で、「今すべきこと」を問う——。

■「2年目も学費免除の資格を受けた」との報道

拝啓 小室圭殿

突然、このようなお手紙を差し上げる無礼をお許しください。

日本は厳しい暑さも少し和らぎ、秋の気配を感じられるようになりました。

秋のニューヨークには一度だけ行ったことがあります。少し紅葉し始めたセントラルパークで見上げた青空の美しさを、今でも忘れられません。

貴方は学業に忙しくて、マンハッタンをぶらぶら散歩する時間などはないでしょうね。

フォーダム大学のLLMコースを卒業されたそうですね、おめでとうございます。

週刊誌報道によると、「極めて優秀」な14人には入れなかったが、「優秀」とされた23人の中には入ったと伝えられています。

学年で37番以内、上位4分の1に入ったとのことですから、大したものです。さぞ、眞子さんもお喜びでしょう。

9月からは2年間のJD(法務博士)コースに進学するそうですね。

8月27日の「直撃LIVE グッディ!」(フジテレビ系)では、貴方が「2年目も学費免除の資格を受けた」と報じていました。

もしそうなら、楽ではないでしょうが、学費の心配をせずに、これまで以上に勉学に励むことができると思い、ひとごとながら嬉(うれ)しく思っております。

ところで、今回お手紙を差し上げたのは、気になる報道が最近続けてあったからです。

■「400万円の金銭トラブル」について元婚約者が動いた

スポーツニッポン(8月26日付)はこう報じています。

「秋篠宮家の長女眞子さま(27)との婚約が延期されている小室圭さん(27)の母佳代さんと金銭トラブルになっている元婚約者の男性が、代理人とともに佳代さんの弁護士と今月上旬、面会していたことが25日に分かった。代理人がスポニチ本紙の取材に明かした」

そこで元婚約者の男性は、「できればお金を返してもらいたい」「佳代さんと会って話がしたい」と要望を伝えたそうですが、弁護士から返答はなかったといいます。

『週刊文春』(9/5号)は、3人が会ったのは8月ではなく7月23日だったとしていますが、元婚約者とその代理人(『週刊現代』に出入りしているフリーライター)が、上芝直史弁護士と会い、400万円の金銭トラブルについて話し合ったと報じています。

どちら側がリークしたのかわかりませんが、3者会談があったことは間違いないのでしょう。

私は、ようやく金銭問題が解決に向けて動き出したのかと、ホッとしたのですが、『文春』によれば、この話し合いはいきなり壁にぶち当たったというのです。

■「婚約者が訴訟を起こすならそれもやむなし」か

元婚約者は「400万円は貸したという認識なので、全額返していただきたい」といったそうです。

ここはスポニチの「できればお金を返してもらいたい」とはニュアンスがだいぶ違います。

それに対して上芝弁護士は、「借りたお金ではないので、一切返すつもりはありません」と一歩も譲らなかったと『文春』は報じています。

さらに『文春』は、「ここに、小室さん母子の強い『意志』が感じられるのだ」としているのです。

『文春』は、眞子さんも、同意見だと、こう書いています。

「眞子さまは圭さんから説明を受けて、『そもそも返さなくてもいいお金』と理解されています。返さなくていいものを何年もたってから急に要求し始めた相手のほうが理不尽だとお考えになっている。眞子さまは筋を通す方ですから、返すべきだと思われればそう主張されますし、逆に返すべきでないと思えば、どんなに周りから反対されても返さなくていいとおっしゃる方です。今はむしろ、『婚約者が訴訟を起こすならそれもやむなし』と思っていらっしゃるでしょう」

失礼ないい方になるかもしれませんが、この木で鼻を括(くく)ったような弁護士のいい方は、貴方とお母さん、それに眞子さんも了承したうえなのでしょうか。

■対応が事実であったとするなら、母子に失望せざるを得ない

私は、週刊誌報道を鵜呑(うの)みにすることはしません。そこには何らかの編集部の意図が埋め込まれていることが多いからです。

でももし、これが事実だとしたら、秋篠宮ご夫婦の理解を得られるわけはないし、かえって嘆き悲しまれるのではないでしょうか。

世論も、これまで以上に厳しくなることは必至だと思います。

今年1月、貴方が金銭問題について説明する文書を公表した際、上芝弁護士は、「お相手の理解を求められるようにこれから積極的に努力する」と述べていたと記憶しています。

私は今でも、貴方たちの結婚は、成就させてあげたいと考えています。

でも、この対応が事実であったとするなら、私も貴方方母子に失望せざるを得ません。

■「世間に理解され、祝福されるような解決」のために

1月に上芝弁護士は、返済ではなく、支援への謝礼、またはトラブルの示談金という名目で支払う可能性にも言及していたはずです。

お互いこの1年9カ月の間、肩身の狭い思いをしてきたのだから、全額でなくても半額でも払って、収束させるのが大人のけじめのつけ方ではないでしょうか。

私は、お互い代理人を立てて話し合うと報じられた時、私なりに想像を膨らませて、落としどころを考えてみました。

要求されている全額を払うことは考えられない。なぜなら、貴方と佳代さんは、最初から400万円は「贈与」されたものだと主張しているから、全額を払えば、これまで向こう側が主張してきたいい分を全面的に認めることになり、貴方たちに対する風当たりはこれまで以上にきつくなるはずです。

それに、「世間に理解され、祝福されるような解決」を望んでおられる秋篠宮ご夫妻は、これで納得されるとは思えません。

私は、半額の200万円ぐらいが落としどころではないかと思います。

■メディアが1万回繰り返せば、それが“事実”になってしまう

もちろん条件が付きます。元婚約者が会見をしないまでも、文書を公表して、これまで小室母子のプライバシーを一方的に週刊誌に暴露してきたことを詫び、400万円という中には、かなりの額の贈与が含まれていることを認め、これまで小室母子を支援してきたことへの謝礼として受け取って円満に解決したこと、圭さんには眞子さんと幸せになってほしい、という一文を添えることが絶対条件でしょう。

貴方に聞きたい。金輪際おカネは返さないと決めたのなら、なぜ、弁護士を立てて元婚約者側と“交渉”を始めたのでしょうか。

上芝弁護士のこれまでのメディア対応も、首をかしげざるを得ないことが多々あります。どこまで貴方たちのいい分を分かって、代弁しているのか、心もとないと私は思っています。

話し合いをするということは、問題を先送りするのではなく、前向きに解決の道筋を探ることです。

週刊誌報道やテレビのワイドショーで流される宮内庁関係者など、出所のわからない伝聞推定情報で世論というものが形成されてきました。

当人たちに身に覚えのないことでも、メディアが1万回繰り返せば、それが“事実”になってしまうのです。

■美智子上皇后の「乳がん」も、2人のせいになってしまう

ある週刊誌は、美智子上皇后が乳がんになったのも、貴方たち2人のことを心配してストレスを溜めたためだと報じています。

いくら牽強付会が得意な週刊誌でも、やり過ぎだと思いますが、これが貴方たちを取り巻くメディアの実態であることを、理解しておいた方がいいと思います。

週刊誌があることないことを書きたてようと、一つだけ崩せない真実があります。それは、眞子さんと貴方の「結婚への意志」が揺るぎないということです。

秋篠宮と紀子さんと眞子さんとの意思疎通のなさや、美智子皇后(当時)がこの婚約を解消させたいと考えていると報じても、必ず最後には、それにもかかわらず2人の結婚への強い意志は変わらないと書き添えています。

■一人の女性を幸せにできなくて、何のための人生か

報道によれば、貴方方は、毎日、携帯電話やSNSを通じて連絡を取り合っているそうですね。

でも考えてほしい。貴方は日々の忙しさに身を任せていれば、会えない寂しさを紛らわすことができるかもしれません。

眞子さんのほうは、外へ出れば好奇の目に晒され、家では、両親と腹蔵なく話し合うことができていないと報じられています。

衆人環視のような中で、一人ぼっちで耐えている眞子さんのつらさは、想像を絶するものがあると思います。

弁護士資格を取得することも大事かもしれませんが、一人の女性を幸せにできなくて、何のための人生なのでしょうか。

弁護士にとって大事なことは「相手(クライアント)の気持ちを理解すること」だといいます。貴方は今、眞子さんの切なる気持ちをどこまで理解しているのでしょうか。

理解しているならば、今すぐに行動に移すことです。弁護士資格には再チャレンジができます。だが、婚約延期までに残された時間はあと半年余りしかありません。

見る前に跳べ! というのは私のモットーですが、跳んでみないとわからないことが、人生にはあるはずです。

とんだ説教じみた手紙になってしまいました。お許しください。

心落ち着く季節、秋の夜長を学業にお励みください。

敬具

2019年9月吉日

元木昌彦拝

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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