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辛くない&家で手軽にできる「月曜だけ断食」ダイエットのススメ

プレジデントオンライン / 2020年5月8日 11時15分

※写真はイメージです(写真=iStock.com/ThitareeSarmkasat)

■週1の食事リセットでカラダのバランスを整える

ハードワークが続けば疲労はたまり、誰もが「休みたい」と考えるはず。ところが、こと胃腸となると、遅い時間に食事をしたり、手っ取り早く食べられるものを惰性で食べたりと、多くの人が胃腸を休ませることなく、ほぼ24時間働かせっぱなし。休む時間がなければ修復が追いつかず、機能が低下するのは当然。結果、血液やリンパの流れが悪くなり、「食べていないのに太る」「痩せにくくなった」などのほか、むくみ、肩こり、PMS(月経前症候群)など、多くのトラブルを引き起こします。この蓄積した悪い流れを週に1度リセットするのが“月曜断食”です。

私は月曜断食はダイエットというよりも「養生」だと思っています。胃腸をしっかりと休めることで、悪いサイクルを断ち、カラダがもつ本来の機能を取り戻していく。食事をルーティン化させることで、体質が変わり、結果、体重が落ちていくのが理想です。そのため、実はカロリーはあまり重要視していません。よく月曜断食は糖質制限だと言う人もいるのですが、胃腸に負担をかけないために、消化に時間がかかるものを避けた結果、必然的に炭水化物が省かれ、野菜がメインになっただけ。むしろ朝のフルーツは一日のエネルギーにもなるカラダに必要な糖分だと考えています。

■断食の目的は食事で体質を改善すること

もうひとつ、これまでの断食法は、断食をしているときはよくても、日常に戻ると正しい食生活を習慣化させられないという声が多かった。月曜断食は週に1度、月曜日に断食をして、平日はカラダにいい食事を摂り、週末はご褒美として好きなものを食べる食生活をルーティン化します。いい食事のサイクルができるので、リバウンドすることもありません。

たまに「1週間で2kg痩せた!」と言う人もいるのですが、大事なのはそこではないのです。1カ月、2カ月と続けたときに、体重だけでなく、カラダにどんな変化があったのかを観察し、食事で体質改善をしていくのが月曜断食の目的なのです。だからダイエットをしたいと思っている人がファーストチョイスで月曜断食を選ぶことはあまりありません。いろいろなダイエット法を試して失敗したり、病院に行くほどでもない体の不調や未病を感じている人が選ぶことが多いのです。

月曜断食にもいろいろな縛りはありますが「してはいけない」となるとストレスになり、食事をうまくコントロールできなくなってしまう。そこであまり禁止事項は設けないようにしています。平日は会食が多いという人は、週末に断食日を設定しても構いません。要は胃腸を休める食事のサイクルをつくり、その人にとって心地いい食べ方をマスターすることが大事なのです。

食後に苦しさを感じたり、血糖値が急激に上がって眠くなる人は食べすぎだったり、食事の仕方が合っていない可能性があります。月曜断食を続けていくうちにカラダの疲れが取れやすくなった、月経痛やPMSがラクになったという報告も寄せられています。月曜断食を通じて、カラダが心地いい食事法を構築していきましょう。

月曜断食の正しい始め方

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関口 賢(せきぐち・まさる)
鍼灸師
Harriet Ginza総院長。約7万人の臨床経験を生かした理論で多くの著名人のボディマネジメントやダイエットをサポート。月曜断食考案者。著書に『月曜断食「究極の健康法」でみるみる痩せる!』(文藝春秋)。

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(鍼灸師 関口 賢 構成=林田順子 イラスト=蛯原あきら 写真=iStock.com)

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