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コロナ自粛で緩みすぎたウエストを手軽に引き締める「そるだけ腹筋」のススメ

プレジデントオンライン / 2020年5月24日 11時15分

■従来の腹筋運動ではウエストは細くならない

腹筋運動といえば、仰向けになってカラダを起こす従来のツラい運動をイメージする人は多いはず。ところがこの「縮める」腹筋運動は理にかなった方法ではありません。筋肉には大きく分けて「縮める」と「伸ばす」の2つの働きがありますが、腹筋は伸ばす力のほうがはるかに強い筋肉です。姿勢良く立っているとき、高い位置にあるものを取るとき、後ろを振り返るときなど、日常の中で腹筋を伸ばす機会はたくさんあります。しかし、腹筋を縮めるのは朝起き上がるときくらい。腹筋は伸ばすほうが効率良く鍛えられるのです。

腹筋を伸ばすには、立った状態から上半身をそらすだけ。上半身の重みを利用してそらすので、意図的に筋肉を動かす従来の腹筋運動に比べると、はるかにラクで継続しやすいのが特徴です。縮める腹筋運動はぽっこりとしたお腹の上に筋肉がつくので、ウエストは細くならないばかりか、鍛えられるのは腹直筋だけ。

■姿勢も良くなり、背筋も一緒に鍛えられる

一方、そらす腹筋運動はお腹が薄く引き締まり、腹直筋だけでなく腹斜筋、腹横筋、腸腰筋など、たくさんの筋肉を1度に鍛えることができます。腹筋を伸ばすと背筋が縮むため、背筋のトレーニングも同時にできる一石二鳥の方法です。腹筋をシックスパックに割るなら縮める腹筋でもいいのですが、バレリーナのようなしなやかで無駄のないカラダをめざすなら、腹筋は「そらす」のが正解です。

腹筋をそらすと、正しい姿勢も身につきます。正しい姿勢は靭帯(じんたい)や骨に負担をかけず、筋肉を使うため、筋肉が常にアイドリング状態になります。だから、日常生活の動きでも脂肪を燃焼しやすくなり、痩せスイッチが入るのです。

そらす腹筋のポイントは、お腹と骨盤を前に突き出さないように上半身だけをそらす、そらすときに大きく息を吸いながら胸を開く、の2つ。腹筋をそらすと交感神経が優位になるため、寝る前以外であれば1日何回行ってもOK。仕事中に眠気が襲ってきたときにもオススメです。2週間ほど続けると、お腹の厚みが薄くなる感覚がありますよ。

頭の重みでそらすだけ基本の腹筋そらし

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中村 尚人(なかむら・なおと)
理学療法士・ヨガインストラクター
ヨガ・ピラティス・ウォーキングスタジオ「TAKT EIGHT」主宰。医療とボディワークの融合、予防医学を実現すべく幅広く活動中。『いちばんよくわかるピラティス・レッスン』(学研プラス)など著書多数。

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(理学療法士・ヨガインストラクター 中村 尚人 構成=中島夕子)

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