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全国民憤怒のトイレ不倫…渡部建が相方に言い放った自分勝手な言葉の是非

プレジデントオンライン / 2020年6月22日 15時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/baona

■完璧な男が崩れ落ちるまで

複数の女性との不貞行為が明らかになり、芸能活動を自粛しているアンジャッシュの渡部建さん。6月18日発売の「週刊文春」では、渡部さんの不倫騒動の続報が書かれている。

同誌によると、妻である女優の佐々木希さんは、渡部さんと離婚する意思がないこと、渡部さんが事務所関係者や番組スタッフに謝罪行脚を始めていることが報じられているが、今なお、テレビ界では渡部さんのスキャンダルによる混乱が続いている。

今回の報道がここまで大きくなってしまった理由は、それまでの渡部さんのイメージがあまりに好印象だったことが大きいだろう。

47歳に思えない細身の体型と端正な顔立ち、アスリートや漫画家などタレント以外に持つ華やかな人脈、そして2017年には女優の佐々木希さんと結婚したこともあり、仕事もプライベートも充実した“完璧な男”というイメージが形成されていたのだ。

だが、こうした渡部さんのポジティブなイメージは、彼のことを身近に知る人物の過去の発言を丁寧に拾っていくと、むしろ真逆である可能性が高いのだ。今回の渡部さんの不倫は起きるべくして起きたものであり、彼のグルメに代表される多彩な趣味も、渡部さんの戦略的に身に着けてきたものであることがわかっている。

■渡部「児嶋はプライドがすごく高い」

どういうことか。過去に彼が出演した番組での発言をもとに検証していこう。

渡部さんがどんな人物かを知る素材として、もっとも重要な位置を占めるのが、2017年5月4日に放送された「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「アンジャッシュ大好き芸人」だ。

この日の放送後半で、アンジャッシュに対し「この機会に互いの不満を言い合おう」というコーナーがあった。ここで、渡部さんは児嶋さんのことを「プライドがすごく高い」と批判する。

実は、グルメの渡部さんと違って児嶋さんは味音痴であることが知られている。渡部さんによると、鶏肉と豚肉と牛肉の味の区別がつかないという。

そこで渡部さんは児嶋さんの問題を具体的に指摘する。

豚肉、鶏肉、牛肉の味がわからない味音痴の児嶋さんは、味がわからないほうが「(芸人として)おいしい」にもかかわらず、それぞれの味の違いを「勉強してしまう」と不満を口にするのだ。

渡部さんとしては、芸人ならば無知であることイジられて、笑いに変えたほうがよいという考えなのだろう。

■お笑い芸人渡部建の仕事に笑いは一切ない

だが、今日の渡部さんの行動は、自身の発言と真逆なものだ。

説明不要だが、渡部さんは、グルメはもちろん、恋愛、野球など豊富な知識を身につけており、それが司会業や書籍の仕事につながっている。そして、そこに笑いは一切ない。

さらに彼のインスタグラムには三浦知良氏や、イニエスタ、白鵬など大物とのツーショットが並び、芸人らしい「笑い」がないことはすでにプレジデントオンラインで報じたとおりだ。

そんな「笑い」を取らず、知識を身につけることを自身で選び、今回の不倫に至ったことが必然であったことは、すでに4年前に明らかになっている。

同じく、2016年7月7日放送の「アメトーーク!」(テレビ朝日)。この日の放送は「渡部大好き芸人」だった。

この放送回は、渡部さんが不倫に至る性格だったことを完全に裏付けるものだった。

番組冒頭で、普段芸人仲間からは「芸人界の恋愛王」「モテの総合商社」といったニックネームで呼ばれていることが紹介される。

■「恋愛、スポーツ、グルメは廃れることがないからこれでいく」

そして、同じくゲストで登場した渡部さんの後輩である、いけだてつやさんが渡部さんのこんなプライベートのエピソードを披露する。

実は、渡部さんはいけださんに、「恋愛、スポーツ、グルメ。これは廃れることがないから俺はこれでいく」と発言していたと暴露するのだ。

これに対し、渡部さんは「そういうのをみんなの前で言っちゃだめ」と少し不満げな表情を浮かべる。

この渡部さんの返答からも、彼が本当に自分の好みでグルメになっているわけではないことは明らかだ。

同じくゲストとして出演していた渡部さんと20年以上付き合いのある土田晃之さんも、渡部さんは「努力の人」で、「いま持ち上げられている夜景鑑定士検定や、さかな検定などの資格は、すべて2000年代にとっている。今の彼は20歳のころの彼とは別人。ぜんぜんグルメじゃなかった。すべて努力して知識を身につけ、それをお金に変える人」と評している。さらにゲストとして出演していた有吉弘行さんも「昔、下北沢でカッスカスのメザシを『うめぇ!』と食っていた」とまったくグルメでなかったころの渡部さんのエピソードを口にしている。

つまり、渡部さんは後天的にグルメの知識を身につけ、ある時期からグルメを名乗るようになったのはこの放送を見れば明らかだ。

■グルメ、恋愛、野球…渡部建の努力は評価すべきではないか

では、そんな現在の渡部さんは、自身を大きく見せるホラ吹きのように批判するべきだろうか。

筆者は必ずしもそう思わない。

たしかに、複数の女性を呼び出し、六本木ヒルズの多目的トイレで口淫をしたという行為自体は批判されるべきだ。だが、渡部さんはもともとも何もなかった自分に、戦略的に特定分野の知識や経験を入れ込み、そしてここまでの地位を築いた“努力人”にほかならないとも言える。

同番組で、人力舎所属のおぎやはぎの小木さんは渡部さんを「お笑いをスパっとやめて、司会業をする潔さがある」と皮肉交じりに評している。

今やYouTubeで自身が独学で身につけた恋愛心理学を披瀝し、誰もが羨む美女の佐々木希さんと結婚したことも、彼の中の“努力がもたらした結果”の一つなのだ。

■相方児嶋さんとの関係性修復がカギ

現在は芸能活動を自粛している渡部さんだが、今後は相方である児嶋さんとどのような関係を築くかにかかっていると言えるだろう。

今月12日、渡部さんがナビゲーターをつとめるラジオ番組「GOLD LUSH」で代役として出演した相方の児嶋一哉さんは、涙まじりに渡部さんのスキャンダルについて謝罪している。

彼は同番組で「やっぱり渡部は仕事を頑張っているし、関係性としては叱るということはしづらかった。立場的には弱かった」と本音を吐露したが、前出の2017年放送の「アメトーーク!」では、渡部さんの事務所の後輩であるいけだてつやさんが「児嶋さんは渡部さんと話すと緊張して耳が赤くなる」というエピソード語っており、当時から二人の関係性は多かれ少なかれぎくしゃくしていたことが伺える。

その関係性を修復することができれば、一度しくじったものの、持ち前の努力によって渡部さんは復帰することができるのではないだろうか。

(ライター 柚木 ヒトシ)

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