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バツ7男の"壮絶人生"と女の口説き方「1回目の結婚は鑑別所、2回目はキャバクラ…」

プレジデントオンライン / 2020年7月15日 15時15分

“こんばんは、マダム”などと、突拍子もないユーモアを入れて声をかけ、相手を一瞬ハッとさせる。

■なぜ渡部さんは女性を口説けたのか、バツ7男の見解

お笑いコンビアンジャッシュ渡部建さんの不倫が報じられ世間を騒がせた。多くの批判が集まったが、その一方で「なぜそんなに女性と関係が持てるのか?」と、嫉妬の念すら抱いてしまった男性も多いはずだ。「不倫は不治の病」と語り、自らも誘惑に負け、その病に罹患しているという「バツ7男」の神山氏(仮名・40代)に、モテる理由を聞いてみると、渡部建さんとの共通点が見えてきた。

不倫自体は褒められる行為ではないが、「女性へアプローチする」という意味では成功している。バツ7男と渡部さん、共感できる部分はあるのだろうか。

「渡部さんはYouTubeなどで心理学を絡めた恋愛術を披露していますが、内容は相手の言葉を繰り返す“バックトラッキング”や相手のペースに合わす“ペイシング”などです。恋愛術というよりは宗教やマルチ商法の勧誘のように感じました。この内容を実践すると、相手に嫌な思いはさせませんが、会話は薄っぺらくなる。女性が寄ってきた理由はやはり“芸能人”というブランドでしょう。週刊文春に不倫を暴露された原因もご存知のように、自分が関係を持ちたいときにしか呼ばないなど、相手の扱い方がひどい。それしかありません」

芸能人ブランドで口説けていたのであろう渡部さん。大切な相手への思いやりがなくても、爽やかなルックスのおかげで成功していたのかもしれない。では、バツ7男の場合はどうなのだろうか。

■バツ7男のナンパの切り口

見知らぬ女性に声をかけるのは勇気がいる。バツ7男のように慣れていている人は、どのような判断基準で声をかけているのだろうか。

「たとえば2人組の女性がバーにいるとします。友達との会話が途切れてできる間、そこが声をかけるチャンスです。相手がリラックスしていながらも一瞬できる間が、声をかけるタイミングです。“こんばんは、マダム”などと、突拍子もないユーモアを入れて声をかけると効果的です。相手を一瞬ハッとさせるんです。相手の反応が悪ければ即撤退。損切りです、諦めましょう」

相手のことを考慮し、タイミングを大事にしていることがわかる。たしかに、会話の途中などでいきなり入ってこられても相手にとってはただ困るだけ。ダメなら即撤退という潔さも大切だ。しつこい男は周りから見ても、みっともなくてかっこ悪い。「突拍子もないユーモア」これはとても難しい。いい意味で面白く、驚かせないと「ハッ」とでなく「キョトン」されそうだ。ユーモアのセンスが問われる。

■沈黙は女性が自分のことを喋りだすチャンス

きっかけをうまくつかんで会話に持ち込めたら、次に意識することは何だろうか。

「あまりガッツキすぎずに、聞き役に努めましょう。沈黙を恐れて喋りすぎる人がいますが逆効果です。ほどよい沈黙は、相手が我慢できずに自分のことを喋りだすチャンスです。ここで相手の情報をキャッチして会話を広げていきます」

間が持たず喋り出してしまう心理をうまく利用している。質問ばかりして相手のことを聞き出すより、相手に自然に喋ってもらうほうが、客観的にみてもスマートだ。何より沈黙に対しての焦りがなくなり、余裕のある態度で会話に臨める。

若い頃は暴走行為に明け暮れていたという神山氏。(提供=神山氏)
若い頃は暴走行為に明け暮れていたという神山氏。(提供=神山氏)

「例えば相手が“私は人より劣っている”などと言ってきたら、否定はせず“そんなことないよ、それは個性だからいいことだよ”というように、まずは肯定しましょう。短所やコンプレックスを長所や個性に置き換えて伝えると、相手は喜びます。だだし、この肯定によって相手が図に乗り出すようであれば、クセが強い女性である場合が多いので注意が必要です」

否定から始まる会話は上から目線になりやすく、相手も反論してきやすくなる。お互い楽しく会話するうえでは必要ない。考え方の柔軟さと包容力を感じる。男女間の会話に限らず、参考にできそうだ。

■バツ7男の人物像、最初の結婚と離婚

父は会社員、母は専業主婦というごく普通の家庭の長男として生まれた神山氏。高校時代は暴走族をやっていた。バイクが好きで仲間と走るのが純粋に楽しかったという。長身で長い睫毛に、大きな目。笑顔を絶やさず、人当たりも柔らかい。男の私から見てもモテる人だとわかる。バツ7男のすべての結婚から離婚までは多すぎて紹介できない。そこで最初の結婚と離婚を紹介しよう。

「最初の相手との出会いは恥ずかしい話ですが、鑑別所です。17歳の時にバイクの暴走行為で逮捕され、鑑別所にいました。その鑑別所は1階が男性、2階は女性でした。ある日、夜中に窓から女の子がいる2階に向けて『おーい、誰かいるかー?』と話しかけたんです。すると『なーにー?』って返事がきたんです。返事をくれた女の子が最初の結婚相手の由美(仮名)でした。由美は窃盗で逮捕されていたようです」

壮絶な出会いで1回目の結婚に至った、バツ7男の神山氏。
壮絶な出会いで1回目の結婚に至った、バツ7男の神山氏。

お互い顔が見えず、声だけのやりとりで電話番号を交換した神山氏。後日、鑑別所を出てから電話をかけて会ってみると、タイプですぐ好きになってしまい、付き合い始めた。しばらくすると子どもができ、まだ若いうちに一度目の結婚をした。

「子どもも無事に生まれ、順調な結婚生活でしたが、付き合いで行ったキャバクラにハーフでとっても綺麗な子がいて、我慢できず口説いてしまいました。タイプだったんです。その浮気がバレたのが原因で由美とは離婚してしまいました……。その浮気相手とも結婚しましたが、相手の気性が荒く、結局うまくいきませんでした。私がまた浮気したってのもあるんですけど」

鑑別所という特殊な場所だが、出会いのストーリーとしてはとてもロマンチックだ。神山氏は本当に自分の感情に素直なのだと思う。タイプの人に出会ってしまえば、自分が結婚していようがお構いなく、一直線に口説きにいく。すごいのはちゃんと口説き落とせているところである。結婚相手からすれば堪ったもんではないが……。

■結果をすぐに求めてはいけない

ナンパはその場限りのワンナイトのような、カラダ目的のイメージを拭うことができない。お互いの価値観によって変わるだろうが、長く続けられる関係がいいとするならどう振る舞うべきか。

暴走行為がエスカレートし、警察のお世話になることもしばしばだった。(提供=神山氏)
暴走行為がエスカレートし、警察のお世話になることもしばしばだった。(提供=神山氏)

「会話も進んでいい雰囲気になると男はすぐにカラダを求めがちですが、焦ってはいけません。仮にうまくいってベットインできたとしても、ワンナイトで終わります。“この人と居るのは楽しい、また会いたい”と思ってもらえるようにしましょう。次に会う約束をしたり、マメに連絡をとったりして、関係を深めたほうが長続きします。不倫や複数の女性と同時に関係を持つことをすすめているわけではありません。私も複数の女性と関係を持ってしまい、バレてしまうのではないかと不安で苦しく、まともに息ができない時期もありました。しかし人生は自分に素直になって楽しむべき。私の場合、その結果がバツ7なのです」

テクニックだけの薄っぺらい会話や、関係を持ちたいだけの軽い気持ちより、相手を思いやる心が大事というのはバツ7男の話からも、渡部さんが招いた結果からもよくわかったはずだ。いい点だけ参考してほしい。

(カメラマン・ライター 藤中 一平)

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