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橋下徹「僕がメディアで政治を語るとき気を付けていること」

プレジデントオンライン / 2021年4月28日 11時15分

橋下 徹『大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう』(プレジデント社)

国や地方の政策をよりよく実現させるには、野党だけではなくメディアからの建設的な批判が重要だ。政治に対してテレビなどで建設的な批判を繰り返す橋下徹氏は、どこに気を付けているのか。プレジデント社の公式メールマガジン「橋下徹の『問題解決の授業』」(4月27日配信)から抜粋記事をお届けします。

■問題点を指摘し、批判するのは簡単だが

民主国家においては政治とメディアは両輪だというのが僕の持論です。メディアの質が良くならなければ政治も良くなりません。

まず、政府与党の態度振る舞いを正す一次的な役割は野党にあります。野党は国会運営や政治的な駆け引きによって、政府与党の行動を変容させます。

それに加えて、メディアは、国民に訴えかけながら政府与党の行動変容を迫ります。

民主国家においては選挙が政権の帰趨を決めるので、メディアは将来の選挙における有権者の投票行動に働きかけることを通じて、政府与党の行動変容を迫ります。ゆえにメディアが取り上げる論点は、有権者に響くものでなければなりません。

有権者は日々、自らの仕事に忙しく、政治行政の専門的な論点を完璧に把握することは困難です。ですから、「ここが政策実行のための急所だ!」というところ、しかも分かりやすい象徴的な論点を取り上げることがポイントです。

しかも地上波のテレビだと、コメンテーターに与えられる時間は数分しかありません。このような制限があるので、メディアでは必然、簡単な批判一辺倒になります。

問題点を指摘したり、批判したりするのは簡単です。

しかしそれでは政治は良くなりません。あくまでも急所の論点について、問題提起をしたり、解決策を示したりすることが必要です。

そのことで、後の選挙を意識してもらいながら、行政権限を持っている人に行動を起こしてもらう。この論点をうまく解決しなければ有権者の支持が離れるよ、ということを行政権限を持っている人に感じてもらうことが、両輪の一輪を担うメディアの大きな役割だと思います。

ただ言うは易し、行うは難し。このような論点を見つけてくるのは難しいですね(笑)

■キーポイントは論点・議題の設定

長い時間をかけて、自分の主張を論じることはいくらでもできるのですが、メディアでは演説になってはダメですし、また相手がどう答えてくるかもわかりません。

話の流れから論点・議題を設定し、それについて相手の答え、こちらの反論、さらに相手の再反論くらいのやり取りで一定の結論を出す。その結論も、相手に何かしら行動を起こしてもらう結論にならなければ意味がありません。

すべては論点の設定、議題の設定にかかってきます。ここに失敗すると、何を議論しているのかよくわからない、不毛な実益のない議論になったり、抽象的な結論で終わってしまったりします。

的確、効果的な議論をするためのキーポイントは論点・議題の設定。これを、その場の一瞬においてやれるかどうか。

ここがメディアにおいて政治議論をするときのポイントです。

まあここまで偉そうに言っていますが、僕もその成功の確率はかなり低い(笑)。日々精進しかありませんね。

この論点・議題の設定の仕方を訓練する場が、本オンラインサロンのメインである《橋下徹の激辛政治経済ゼミ》です。興味があれば一度覗いてみてください。ただし月会費が高いのが問題ですが(笑)

(以下省略/全文はメールマガジンでお読みください)

(ここまでリード文を除き約1200字、メールマガジン全文は約9600字です)

※本稿は、公式メールマガジン《橋下徹の「問題解決の授業」》vol.245(4月27日配信)から一部を抜粋したものです。気になった方は、メールマガジン購読をご検討ください。今号は《【「建設的な批判」のノウハウ】ワクチン接種問題で実証!政治を動かすためのジャーナリズム入門》特集です。

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橋下 徹(はしもと・とおる)
元大阪市長・元大阪府知事
1969年、東京都生まれ。弁護士、政治評論家。2008年から大阪府知事、11年から大阪市長を歴任し、大阪都構想住民投票の実施や、行政組織・財政改革などを行う。15年に大阪市長を任期満了で退任。現在、テレビ出演、講演、執筆活動を中心に多方面で活動。『実行力』『異端のすすめ』『交渉力』『大阪都構想&万博の表とウラ全部話そう』など著書多数。

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(元大阪市長・元大阪府知事 橋下 徹)

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