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いつも家が散らかっている人の冷蔵庫に必ず入っている"ある食べ物"

プレジデントオンライン / 2022年1月6日 12時15分

※写真はイメージです - 写真=iStock.com/LukaTDB

家の片付けが苦手な人には共通点がある。整理収納アドバイザーのkayokoさんは「冷蔵庫から賞味期限切れの調味料が出てくる人は要注意。種類があると便利に思えるモノは、ついつい数を買い込みがちだが、それがかえって手間を増やしてしまう」という――。

※本稿は、kayoko『暮らしが整う「片付けない」片付け』(アスコム)の一部を再編集したものです。

■掃除のハードルを上げてしまう“残念な習慣”

「便利だから」と、いろいろなサイズを取り揃えている保存容器。蓋をしめて収納すると場所を取るので、容器を重ねて、蓋は別にして収納していますよね。

それは正解だと思うのですが、いざ使うときになって蓋と容器が一致せず、トランプの神経衰弱のように蓋を探し回った経験、ありませんか。

「保存容器に料理の残りを入れて蓋をしめようと思ったら、あれ? サイズが違う。これの蓋どこ行った~?」なんて焦りは、忙しい日常ではよくあること。

以前は私もイライラしながら容器と蓋を合わせるパズルをやっていました。

蓋合わせパズルはもうおしまいにしたい! そこで、保存容器の種類を統一したんです。大きさは3種類ほど。同じメーカーのモノにしたので、同じサイズの容器ならどの蓋でもしまります。

たまに、入れたい量に比べて容器がちょっと大きいこともありますが、「大は小を兼ねる」の精神で、多少のことには目をつぶります。逆に入りきらず、容器を2個使うこともありますが、それもOK。

整理用ボックスに入れたら、蓋を探す手間もスッキリ解消しました。

■「冷蔵庫を見れば一目瞭然」家がきれいな人は収納がうまい

種類があると「便利」に思えるモノは、ついつい数を買い込みがちです。でもそれが、かえって手間を増やしてしまうこともあるんです。

たとえば食品ストック。ストックしておくほうがいざ買い物に行けなかったときに「便利」で「安心」という心理が働きますが、実はこれが暮らしのプチストレスを生んでいます。

冷蔵庫
写真=iStock.com/monzenmachi
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/monzenmachi

買い過ぎを防ぐためには、どのくらいストックがあるのか記憶しやすくすること……なんですが、引き出しや棚にいろいろな食材がギュウギュウに詰まっていると、全体の量が分かりにくいですよね。

パッと見たときに何がどれだけあるか把握できず、ついなかったような気がして、また買ってくるということが起きてしまいます。

「引き出しに入れようと思ったら、あ! 同じモノがあった! 1つならまだしも2つもあった! しかも賞味期限が切れている……」

これだけでもう、うんざりですよね。

この時期、年末年始に向けた買い出しという面倒な作業があります。収納スペースの確保のためにも、食品ストックを整理するきっかけにしてはいかがでしょうか。

まずは――

賞味期限切れの食品もたくさん出てきてショックを受けると思いますが、これがリセットするいいチャンスです。残念ですが、廃棄するしかありません。

■ストックを見れば、買い物のクセが分かる

栄養価が高そうだからと買った豆の缶詰は家族が好きでないので結局使っていない。一度試してみようと買ったエスニックスパイスも使わずじまい……。こんなことからも家族の食の好みや、自分の味の傾向も見えてきます。

ダブっている買い置きが見つかったら、実際に使いきれるのか、こんなに必要なのか、あらためて考えてみましょう。

すると、自分の買い物のクセも見えてきます。長期間ストックされたままの食品の傾向が分かると、次からは無駄買いをしなくなりますから、結果的にお金の節約にもなりますよ。

食品ストックの収納は、ファイルボックスなどを使って「乾物系」「麺類」「缶詰」などのグループごとに仕切っておくと、分かりやすくなります。

ボックスの中のモノは、なるべく立てるようにしましょう。重ねてしまうと下のほうのモノが見にくくなって、結局忘れてしまいます。目的は、ざっと俯瞰して「何と何はある!」とひと目で分かる状態にすること。パッと見て把握できると、無意識に記憶できるようになりますよ。

■「掃除機は一家に1台」という思い込みをなくす

部屋を見渡せば、ホコリも目につくし、床にお菓子のカスがこぼれたまま。掃除しなくちゃならないのは分かっているけど、疲れてるし、やりたくないなあと、どうしても面倒に感じてしまいます。

掃除
写真=iStock.com/monzenmachi
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/monzenmachi

掃除機をかけたり、ワイパーをかけたり、それ自体はそれほど大変じゃない気がします。目の前に道具さえあれば、そんなに苦ではありません。

道具をわざわざ持ってきて、それをまた片付けて、という一連の動作が面倒なんじゃないかな、と思うんです。そう、「目の前に道具さえあれば」、掃除は面倒という気持ちが劇的に減るんです。

私の家は2階建てなので、掃除道具を1階用と2階用、別々に用意することにしました。

1階は、階段下の収納スペースに、ダイソンの掃除機とそのほかの掃除道具を入れました。モップ類は立てかけておくと倒れて扱いにくく、その部分の床の掃除も面倒なので、突っ張り棒を渡すなどして、吊るしておきます。そして、2階用の掃除機としてマキタの製品を買いました。

掃除道具の収納も、食品ストックと同様に、何がどこにあるかパッと見て分かるようにするのがポイントです。

2台めの掃除機なんてぜいたくな出費かなと心配でしたが、結果は大正解。掃除のハードルが劇的に下がりました!

1階から2階に掃除機を運ばなければならないと思うだけでどんよりしていましたが、それぞれの階に置くだけでこんなにも掃除をする気になれるんだ、と自分でも驚きです。

■置く場所を決めていれば、道具は出しっぱなしでいい

「やろう!」と思ったときに、そのための道具を取りに行く動作、かかる時間を考えただけで、やる気を失っちゃいますよね。

コロコロや、クイックルハンディが、さっと手にとれる場所にあったら、「ちょっとやるか」という気になるものです。

だから、手にとりやすくて戻しやすいリビング・ダイニングの真ん中に出しっぱなしにしています。

洗面所は髪が落ちたりしてまめに掃除をしたい場所ですが、床にモノがあるといちいちどかさなければならなくて、これもまた面倒です。

そこで、吊るせるモノはなんでも吊るすことにしました。この「吊るす」という技が掃除をしやすくするポイントです。

もちろん掃除用のコロコロも吊るしています。それから、スポンジホルダーとスポンジをガラス面に貼り付けて、ビニールの手袋もお風呂場のドアに引っ掛けるようにしました。

「出しっぱなし」と聞くと、散らかった部屋をイメージすると思いますが、大丈夫です。

コツは、なるべくモノの存在感を消すこと。

そのために、似たような色合い・材質のモノを選ぶようにしています。そうすると見渡したときにごちゃごちゃ感がなく、空間になじんで、全然気になりません。

■すべての家事の「面倒くさい」を減らしていく

整理収納アドバイザーとして私がめざしているのは、掃除、洗濯、料理……あらゆる家事を「よし、やるぞ」と気合を入れなくても、自然に体が動いて、気がつくとできちゃっている、しかも、最小限の労力で――そんな状態にすることです。

kayoko『暮らしが整う「片付けない」片付け』(アスコム)
kayoko『暮らしが整う「片付けない」片付け』(アスコム)

今回ご紹介した保存容器や食品ストック、掃除道具のお話も「見える化する」、「使う場所に1つずつ置く」など、整理収納の王道ノウハウが基本になっています。

家事や育児の「余計な手間」を減らしていけば、そのぶん好きなことや、やりたいこと、本当に大切なことができますよね。

本書には、日々の暮らしが楽しくなるように、小さなストレスをひとつずつなくして暮らしを整えていく方法をたくさん載せました。

自分のための時間、家族との時間をゆったりと過ごすために、ぜひ参考にしてみてください。

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kayoko(かよこ)
インスタグラマー、整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト
自身の家の新築を機に「家づくり」「家事」についてのインスタグラムを開始。現在、11万人以上のフォロワーがいる。家の細やかな手入れや布団生活、家事の効率化、習慣化の投稿が人気を集めている。無理なく、最小限の努力で、ストレスなく、のびやかに、心地よく家族が生活できる「整った暮らし方」が多くの人の共感を呼んでいる。

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(インスタグラマー、整理収納アドバイザー、住宅収納スペシャリスト kayoko)

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