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また不合格なら批判は皇室全体に広がる恐れ…秋篠宮家は小室さん夫妻への支援の実状を公表するべきだ

プレジデントオンライン / 2022年5月11日 17時15分

車で皇居を出られる秋篠宮ご夫妻=2022年4月26日、皇居・半蔵門[代表撮影] - 写真=時事通信フォト

■圭さんの「将来への見通しの甘さ」に危機感か

小室眞子さんの“奪還計画”が進んでいるように思えてならない。秋篠宮家と宮内庁が秘かに動いているような気がする。

無論、その背景には、結婚相手である小室圭さんに対する想像以上の失望感があるはずだ。

2度目の司法試験が不合格になったことがきっかけではない。それは想定内だったと思う。

それよりも秋篠宮家と宮内庁に危機感を覚えさせたのは、小室圭さんの「責任感のなさ」や「将来への見通しの甘さ」ではないか。

小室圭さんは、7月にも司法試験を受けると公言しているようだ。そこで落ちても、何度でもチャレンジするか、もう一度大学に入り直して法律の勉強を続けるつもりなのかもしれない。

その意気やよしではあるが、眞子さんとの生活はどうするつもりなのだろう。報じられているところによると、圭さんの年収は600万円ほどではないかといわれる。一部報道では弁護士と同等の2000万円というものもあるが、弁護士見習いにそれだけ払うとは考えにくい。

ニューヨークのマンションの家賃は50万円ぐらいだといわれているから、年収が600万円なら家賃だけで吹っ飛んでしまう。最近、眞子さんがメトロポリタン美術館で働き始めたという情報もあるが、正規のキュレーターにでもならない限り、アルバイト程度の収入にしかならないはずである。

■貯めた皇族費も物価高で使い尽くしてしまうのでは

1億4000万円といわれる一時金を断ったが、眞子さんが毎年もらっていた皇族費を貯金していた分が1億円ほどあるから、当分はそれでしのげるという見方がある。

もしそうだとしても、結婚して皇室を離れてわずか7カ月の間に、結婚会見の会場費、渡米まで過ごした高級マンション代、ニューヨークまでの航空運賃、毎月の生活費で、かなり目減りしていると思われる。

警備費用はどうなっているのかは知らないが、物価の高いニューヨークで暮らし続ければ、あと数年で使い尽くしてしまうのではないか。

朝日新聞(5月6日付)は、アメリカでは高インフレが続き、ニューヨークの築100年を超えるアパートの値段が、約2300ドル(約30万円)だったのが、家主から、契約更新で7割値上げすると通告された店子の話を報じている。

23歳の若者で、月収約3000ドル(約39万円)だが、3人でシェアすることで何とか暮らしていたが、7月までに退去せざるを得なくなり、ニューヨークから出て行くと話している。

小室夫妻が住んでいるマンションの家賃が7割も値上げになったら、貯金が底をつくのはそう遠い先ではない。

■圭さん本人は周囲の心配もどこ吹く風?

週刊女性(5月10・17日号)はこう報じている。

「小室さん夫妻が住むマンションは、昨秋の入居時で月4800ドルでしたが、今では月5350ドル(日本円で68万円)まで値上がり。NY州では、1年、もしくは2年後の契約更新で賃料の値上げを言い渡されます」(NY州の不動産関係者)

われわれ庶民は、それこそ夜も眠れないほど不安になるだろうが、小室圭という人は、さまざまな報道を読む限り、そんな心配は心の片隅にもないようである。

例えば、女性自身(5月10・17日号)は「眞子さん(30)『セレブ生活は一生安泰』小室圭さん(30)も高笑いの裏保障」とタイトルを打ち、小室圭さんが不合格が判明した5日後に、撮影で身構えるカメラマンを目の端で捉えると、なぜか笑いをこらえられない様子だったとして、その理由を、

「彼にとっては不本意だったかもしれませんが、彼の名前が合格者一覧になかったことをNHKが真っ先に報じています。

また合否発表の直後には、カメラマンたちが自宅に殺到していました。試験の準備のために一時期は外出を控えていたようですが、報道やマスコミの反応により、自分が“日本のプリンセスを射止めた有名人”であることを再認識したのかもしれません」(NY在住の日本人ジャーナリスト)

試験に落ちたことさえも大きく報じられる、オレは大物だ、この人はそう脳天気に考えていると報じているのだ。

眞子さんの支援者や実家からの金銭的な支援があるから、何の心配もないというのだろうか。

■上皇后さまが「結婚祝い」で1000万円を支援か

週刊新潮(5月5・12日号)は、「そうした夫婦の窮状を前に、とりわけ上皇后さまがお心を砕かれ、当面の暮らしに不自由しないようにと眞子さんの口座に1千万円ほどの金額をお振り込みになると伺いました。すでに『結婚祝い』の名目で支援されたとも聞いています」(さる宮内庁関係者)

だが、皇室は外部との金銭のやり取りが大きく制限されていて、憲法第8条には、「皇室に財産を譲り渡し、又は皇族が、財産を譲り受け、若しくは賜与することは、国会の議決に基かなければならない」と記されている。

さらに、国会の議決を経ないで皇室が財産を賜与できるケースとして、天皇および内定皇族の場合、年度ごとに1800万円という限度額が規定されているというのである。

「皇室の費用のうち、内定費は陛下と上皇さま、そして内定皇族である雅子さま、愛子さま、上皇后さまの御手元金となります。

支給額は年間3億2400万円で、これを五方で“シェア”される格好です。宮内庁が管理する公金ではなく、いわゆるポケットマネーであるため、使途が公表されることもありません」(皇室ジャーナリスト)

■世間から言行不一致とみられるのではないか

しかし、使い道を好きに選べるわけではないという。

「皇室の経済や会計を統括する皇室経済主管が『内廷会計主管』として管理しており、資産の運用や使い方は『内廷会計審議会』で決められることになります」(同)

さらに、こんな指摘もある。

「皇室経済法では『公共のためになす遺贈又は遺産の賜与に係る場合』もまた、そのつどの国会の議決は不要とされています。金額の上限は設けられておらず、従って多額の譲渡が可能となりますが、かりに実行するとして、民間人となった孫の眞子さんへの賜与が、果たして“公共のため”と位置付けられるかどうか……。そもそも、眞子さんと生計を一にする小室さんが、その恩恵に浴するのは目に見えています』」(同)

そうなれば当然ながら、

「“皇室を出て自由になりたい”と言いながら、皇室によって守られる部分を活用するというのであれば、世間から言行不一致とみられても仕方ありません」(小田部雄次静岡福祉大名誉教授)という声が出てくるのも無理はないかもしれない。

皇居
写真=iStock.com/BrianAJackson
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/BrianAJackson

私が心配するのは、民間人夫婦の生活が苦しいからといって、皇室が内廷費などの中から援助するのはおかしいという声が、国民の間から澎湃(ほうはい)として湧き上がってくるのではないかということである。

これまでも、皇室を離れて結婚した女性たちの生活を心配する声がなかったわけではない。

天皇の娘で皇太子の妹(当時)である清子内親王が結婚した相手は東京都職員・黒田慶樹さんだったため、生活は大丈夫なのだろうかという心配が週刊誌などで報じられたことがあった。

しかし、清子さんは結婚しながら、宮中行事に夫妻で出席することもある。また、2012年には伊勢神宮(三重県伊勢市)の臨時祭主となり、天皇に代わって神事を行っている。

デイリー新潮(2018年3月9日)は、夫の黒田さんが都内の定食屋「大戸屋」で1人で食事する姿を撮って話題になったが、いつになっても飾らない質素な生活ぶりは、好感を持って受け入れられていると思う。

■勤務は週3日程度、スタッフの夕食を手配…

翻って、小室圭さんはどうか。女性セブン(5月12・19日号)は彼の地での彼の働き方をこう報じている。

司法試験に不合格になった彼は、毎日出勤しているのではなく、週に3日程度だという。

「早朝からあくせく働くわけではなく、自宅を出るのは午前10時頃。髪形は後ろで束ね、ワイヤレスイヤホンを耳につけている。時折口元を動かしたり、笑みを浮かべているように見えるのは、歌を口ずさんでいるのか、それともイヤホンを通して誰かと通話しているのか。

『司法試験に落ちたため、小室さんは法務助手としての勤務を継続しています。資料まとめといった弁護士の業務の補佐のほか、コピーや郵便物の受け取りなど、雑事をこなしているそうです』(法曹関係者)」

仕事の中でも特に重要な業務があるという。

「仕事が遅くまでかかることもあるからね。そんなときは、彼がフードデリバリーに連絡して、夕食を手配してくれるんだよ。受け取りも行ってくれてね。これくらいなら、試験をパスできなかった彼でもノープロブレムだろう。
そういえば、仕事中もいつもイヤホンをしてるね。一体何を聴いているんだろうね」(事務所関係者)

相当悪意のある書き方だが、ここまで書く以上、なにがしかの裏付けはあるのだろう。

■清原弁護士は「帰国するのが一番良い」

そんな“お気楽”な小室圭さんに、家賃も物価も高くて、警備にもおカネがかかるのなら、いっそのこと「もう日本に帰っておいで」と呼びかける週刊誌まで出てきている。

週刊ポスト(5月6・13日号)で、NY州の弁護士資格を持つ清原博氏はこういっている。

「仕事面から見ても、帰国するのが一番良い選択肢だと思います。英語が堪能で、ニューヨークの事務所で実務経験を積んだ小室さんは、日本の企業や法律事務所から引く手数多でしょう。知名度も日本のほうが高いし、企業の相談役やコンサルタントといった形で活躍できるのではないか」

弁護士資格も取れず、実務経験も少ない彼が、引く手数多だとは思えないが、「悪名は無名に勝る」ということでいうなら、日本に戻れば怪しげなところから「名前が欲しい」というオファーはあるかもしれない。しかし、それを一番恐れているのは秋篠宮と宮内庁ではないか。

小室圭さんという人間は、「他人依存症」だと見ているのは週刊文春(5月5・12日号)である。

彼のこれまでの人生の中で、幾度も金銭的なピンチが降りかかってきたが、そのたびに必ず支援者が現れてきたというのである。

■母親の元婚約者、奥野弁護士、眞子さん…

1人目の支援者は、母親の佳代さんの元婚約者。2度目のピンチは、大学を卒業して三菱東京UFJ銀行(当時)に入ったが、退社して、一橋大学大学院国際企業戦略研究科に入学した頃である。

眞子さんと結婚するためには働かなければならない。そこに現れたのが奥野善彦弁護士だった。小室圭さんは大学院に通いながら、奥野事務所でパラリーガルとして働き始める。

その後、ニューヨークのフォーダム大に留学するが、生活費などは奥野事務所が支援してくれたといわれる。就活で苦労している小室圭さんを、知り合いの女性弁護士に頼んで見つけてあげたのも奥野弁護士だそうだ。

そして現在は、眞子さんにすべてを依存している。フォーダム大へ入る際も、ニューヨークの弁護士事務所を探している時も、彼のウリはただ一つ「プリンセス・マコのフィアンセ」だった。

このまま弁護士資格を取得できなければ、眞子さんと、その背後にいる秋篠宮家や宮内庁に依存して生きていかざるを得ないだろう。

そうなれば国民の間から、あのような人と結婚させてしまった秋篠宮家への批判が高まり、どれくらいの金銭的援助をしているのか公表せよという要求も出てくるかもしれない。

そうした世論の空気が、将来天皇になる長男悠仁さんに悪影響を与えることにもなりかねない。

■女性セブンも「一時帰国する可能性」と報道

ではどうするか。もちろん、眞子さんの気持ちが一番大事なのはいうまでもないが、万が一、眞子さんと小室圭さんとの間に、金銭的な問題、不信感、嫁姑問題などで亀裂が入ることになれば、秋篠宮家と宮内庁が何らかの手を打ってくるのではないか。

女性セブンは、あくまでビザの取得と“眞子さんの体調”のためとしているが、小室夫妻が一時帰国する可能性が出てきたと報じている。もしそうなれば、

「小室さんが一時帰国(昨年9月=筆者注)したときのように、眞子さんと小室さんを“要人”とみなして、警視庁や各道府県警が動員されるでしょう。
あるいは、秋篠宮家が御手元金から費用を捻出され、警備体制を整えるかもしれません」(宮内庁関係者)

また、彼女たちが渡米までの約3週間を過ごした都内の高級ウィークリーマンションが5月以降、一切の宿泊予約を停止しているそうだ。5月の後半からVIPが滞在すると見られているというのである。

マンションと青空
写真=iStock.com/7maru
※写真はイメージです - 写真=iStock.com/7maru

このマンションは秋篠宮邸のある赤坂御用地にほど近い。

「4月26日には、上皇ご夫妻も、仙洞仮御所から引っ越されて赤坂御用地内の『仙洞御所』に住まわれます。ただ、結婚と渡米の経緯から、実家や“祖父母”のところに顔を出すことは憚られるのかもしれません。2回不合格の小室さんも、合わせる顔がないでしょう」(別の宮内庁関係者)

■7月試験も不合格なら、皇室への批判は免れない

もし一時帰国のためだとしても、小室さん側が、このような高額なマンションを長期にわたって予約するとは考えにくい。

また、万が一、ビザの取得や眞子さんの体調不良ではなく、妊娠・出産のためだとしたら、滞在はかなり長くなる可能性がある。

夫のほうは仕事や7月の試験もあるから、一時帰国しても、ニューヨークに戻らないわけにはいかない。しかし、7月の試験も不合格、法律事務所からも暇を出されたならば、眞子さんの心境に変化が出てこないとも限らない。

子供が生まれれば、「孫は親子の鎹(かすがい)」になり、両親と長女の間の壁が取り払われる可能性、無きにしもあらずではないか。

これは私の勝手な妄想だから、小室夫妻が聞いたら呆れ果てるかもしれない。

だが、秋篠宮夫妻や宮内庁は、その可能性も探っているのではないか。というのも、いまや小室圭さんの司法試験の合否は、間違いなく国民的関心事であり、7月もまた不合格になれば、怨嗟の声はいや増し、秋篠宮家だけではなく皇室全体の問題へと増幅する可能性があるように思う。秋篠宮家も宮内庁も相当な危機感を持っているのではないか。

コロナ禍でますます多くの国民の生活は苦しくなっているのに、皇室の人間たちは多額のおカネをもらって、皇室を出て行った眞子さん夫妻まで面倒を見ているのか。

そうした心配が、秋篠宮夫妻が4月半ばに行った伊勢神宮参拝の最中に現実のものになったと、週刊女性(5月10日・17日号)が報じている。

■沿道に「不要」「帰れ」とうちわを掲げる人たちが…

伊勢神宮に参拝する秋篠宮夫妻を歓迎するため、到着の2時間前から待機していた人もいたが、2人を乗せた車はスピードを落とさず通り過ぎてしまったというのだ。この「スピード通過」にはある事情があったと宮内庁関係者が話している。

「名古屋のホテルに立ち寄った際、“不要”“帰れ”などと秋篠宮家に対する辛辣(しんらつ)な言葉が書かれたうちわを掲げる人たちが沿道にいたのです。さらに、伊勢へ向かう道中には秋篠宮家に抗議する幟を立てていた人もいました」

週刊女性は、「これまで主にネット上だった誹謗中傷が、ついに“見える形”でご夫妻を襲ったのだ」と書いている。

「『昨年秋、小室さん夫妻の結婚に反対するデモが行われましたが、国民から“直接的な攻撃”を受けて、ご一家への風当りがいかに強まっているかを肌で感じたのでは……。ご心痛は計り知れません』(宮内庁関係者)」

眞子さんは皇室を離れ、一般人になったはずである。それなのに、多額な警備費用はもちろんのこと、生活費まで秋篠宮家が援助しているのではないかという“疑惑”は、小室夫妻にだけでなく、秋篠宮家や皇室全体へと非難の矛先が向いてきているようである。

愛する夫を思う気持ちに変わりはないが、皇室の危機を自らが招いているという自責の念も眞子さんにはあるのではないか。

自分の“不徳”に深く思いを致さない夫・小室圭さんに、眞子さんはいつまで愛情を持ち続けられるのだろうか。

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元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任する。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『編集者の教室』(徳間書店)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)、近著に『野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想』(現代書館)などがある。

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(ジャーナリスト 元木 昌彦)

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