メンター・グラフィックス、高機能システム設計の生産性を高める新生PCBレイアウトプラットフォーム「Xpedition」を発表
PR TIMES / 2014年3月18日 10時46分
メンター・グラフィックス・コーポレーション(本社: 米国オレゴン州、以下メンター・グラフィックス)は、設計のさらなる複雑化、設計チーム構成の変化、システムを考慮した設計要件など、今日のプリント基板(PCB)システムが抱える課題に対応する新しいシステム設計プラットフォームとして、「Xpedition(TM)」の第一フェーズを発表しました。
Xpeditionは、直観的な設計環境と設計者に主眼を置いた自動化機能を兼ね備えており、業界最高難度のシステム設計であっても、その開発プロセスを大幅に簡素化するとともに、開発に必要とされる時間を劇的に短縮させます。また、設計者の担当業務の変化に柔軟に対応するため、グローバル展開される設計チームの組織であっても、各ユーザがエキスパートレベルで割り当てられた業務を遂行でき、最適な生産性を発揮します。この結果、製品開発サイクルの短縮、設計リスピンの最小化、製品品質の向上がもたらされます。第一フェーズではXpeditionのによる新しいPCBレイアウトテクノロジを発表します。
「業界で最も高度なソリューションを提供するXpeditionプラットフォームは、実際のお客様の声に向き合ってきたメンター・グラフィックスの取り組みを体現したものであり、長年にわたりPCB設計フローの最上位製品として位置付けられてきたPCB設計プラットフォームに基づいています。今日の市場を牽引しているソリューションの強みを生かしつつ構築されたこの新しいプラットフォームは、容易な導入と展開のしやすさを意識して設計されています。顧客の反応からもこのソリューションの画期的なメリットと導入しやすさが実証できたことを喜ばしく思っています。」メンター・グラフィックス、Systems Design Division、Systems Design Division、Henry Pottsは、上記のように述べています。
高度な自動レイアウトテクノロジ
新生Xpeditionフローの第一フェーズでは、性能と再利用性を高める配置プランニング、複雑な高密度トポロジの配線効率化、エレメカ統合の最適化など、今日のシステム設計者が直面している主要課題に対応したPCBレイアウトプラットフォームを提供します。主要機能の1つであるSketch Router(TM)は、自動アシスト付き配線プロセスを対話形式で細かく制御することで手動配線と同等の品質を非常に短い時間で達成できる、業界でも類のない先進機能です。
「Sketch Routerは、現在入手可能な他のツールとは比較にならない別次元の機能です。その使いやすさには本当に驚きました。しかも、すぐに操作を覚えることができます。手動配線のような配線品質であり、おそらくほとんどの人は手動配線と区別がつかないでしょう。」High Speed Design ServicesのオーナーであるJohn Medina氏はこのように述べています。
高密度基板、多層レイヤ、設計とスペースの制約条件など、設計の複雑化が進むなか、組織内の複数の設計領域を越えて協業できる設計環境が希求されています。部品プランニングと配置の自動化、自動アシスト付き対話型配線に加え、3D設計に対応するXpeditionは、使いやすさと高い生産性を両立した設計環境として、複雑なPCBレイアウト設計に馴染みのない設計者や設計チームにも最適です。
主な機能とメリット
より簡単なプランニングと配置
Ø 業界初、エンジニアリングドリブン[MS3] の階層構造を用いて部品をグループ化するメソドロジによる配置の効率化
Ø グループ、個々のパーツ、設計の一部領域をユーザ管理のネットラインで可視化
Ø クリティカルな部品の編成、修正、保護とグループ配線が可能な回路管理
より高速な配線
Ø Sketch Router機能により、トレース領域や配線スタイルだけでなく、ビアパターン選択もユーザが制御可能。 手動配線に限りなく近い配線品質を実現するため、配線後のクリーンアップがほぼ不要
Ø デザインルール違反を容易に視認および修正可能
Ø 自動配線のマッチング、対称パーツの入力、曲線トレースなど、差動ペアを配線/調整する効率と品質を向上
Ø 配線の交点とパス上の障害の視認性の向上
真の3Dの設計
Ø 業界唯一の2D/3D完全統合環境により、選択、プランニング、配置機能を2D設計と3D設計で共通化
Ø 業界初、部品と筐体の正確な3Dパラメータモデルによる写真精度の可視化を実現、ECAD/MCAD間の切り替えを低減
Ø ベンダ供給パーツを400万超収録したライブラリを装備し、モデルのインポート、インポートしたモデルの整列、テンプレートを使用したモデル作成機能を簡単なツールと合わせて提供
Ø 部品の配置中に3Dの設計制約を定義および動的にチェック
Ø 機械の筐体に入れた状態で複数の部品をインポートおよび可視化
直観的、効率的な設計環境
Ø アクセスしやすく、操作の容易なグラフィカルユーザインタフェース(GUI)
Ø 分かりやすく、覚えやすい設計環境のための設計支援機能。使用頻度の高い機能を目立たせる個別設定にも対応
Ø 部品とネットの扱いやすさが向上し、設計意図の取り込みとクリティカルなデータへのアクセスが簡素化
メンター・グラフィックスについて
メンター・グラフィックス・コーポレーションは、世界中で成功を収めている電子機器メーカー、半導体企業、電子システム構築ベンダのニーズに応える製品をはじめとし、コンサルティングサービス、受賞歴を誇るサポートサービスを提供する、電子ハードウェアおよびソフトウェア設計開発ソリューションのグローバルリーダーです。1981年に設立されたメンター・グラフィックスは、過去12ヶ月間の売上高としておよそ11.5億米ドルを計上しており、本社はアメリカ合衆国オレゴン州ウィルソンヴィルに所在しています。メンター・グラフィックスについての詳しい情報は、www.mentorg.co.jpをご覧ください。
Mentor GraphicsはMentor Graphics Corporationの登録商標です。その他記載されている製品名および会社名は各社の商標または登録商標です。
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