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小堀哲夫建築設計事務所が設計した研究開発施設『ROKI Global Innovation Center -ROGIC -』が“2017年日本建築学会賞(作品)”を受賞

PR TIMES / 2017年4月14日 14時25分

株式会社小堀哲夫建築設計事務所(東京都文京区)が設計した研究開発施設『ROKI Global Innovation Center -ROGIC -』は、2017年4月14日に、一般社団法人日本建築学会が設けている“2017年日本建築学会賞(作品)”を受賞しましたので、お知らせいたします。『ROKI Global Innovation Center -ROGIC -』は、日本建築家協会(JIA)が設けている“JIA日本建築大賞”も2017年2月に受賞しております。これにより、建築業界で初めて同年内に“日本建築学会賞”と“JIA日本建築大賞”をダブル受賞いたしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/25407/1/resize/d25407-1-311532-0.jpg ]


日本建築学会賞とは
日本建築学会賞は、一般社団法人日本建築学会が設けている、国内で最も歴史のある建築の賞です。建築に関する学術・技術・芸術の進歩発達をはかるとともに、日本の建築文化を高める目的で、日本国内における建築・建設分野で功績をあげた個人・団体を称え授与されます。受賞者には賞状・賞牌、さらに作品に対しては銘板が贈られます。この度、『ROKI Global Innovation Center -ROGIC -』が受賞した日本建築学会賞(作品)は、近年中、国内に竣工した建築(庭園・インテリア、その他を含む)の単独の作品であり、社会的、文化的、環境的見地からも極めて高い水準が認められる独創的なもの、あるいは新たな建築の可能性を示唆するもので、時代を画すると目される優れた作品を対象としています。

『ROKI Global Innovation Center -ROGIC -』とは
自動車エンジン用のフィルターなどの開発・製造を行う株式会社ROKIの研究開発施設です。静岡県浜松市内にある恵まれた自然環境のなかで、自然の変化や気持ちよさを体感し、研究員の新しい発想や、アイディアが生まれる場所となることを目指して設計されました。建物は、一つ屋根の大空間で構成され、オフィス各階は階段状に設計されています。働く研究員は、視線下に広がる開放感のある空間や、視線上のダイナミックな天井を眺めながら、仕事場を自由に選択しています。特徴的な膜天井は、同社のフィルターを使用し、木格子とスチールを中心に構成され、時間や季節で変化する天気や空模様をそのまま内部に映し出します。施設内には風も取り込めるようになっており、引き戸を開ければ、天竜川から抜ける心地よい風を感じることも出来ます。

2017年日本建築学会賞(作品)受賞理由(※原文一部抜粋)
円形ボールト屋根が作り出す一体空間の下に、棚田状に配されたワークプレイスという 形式自体は、これまでも繰り返し追及されてきた低層型オフィス空間の典型の一つといえる。しかし実際にこの作品を訪れてみると、その典型的なダイアグラムが、巧みな手腕により適切に地形に据えられることで、ワークプレイスとしてより強い存在感を示すものとなっていることがわかる。
敷地は、天竜川に南面する小高い段丘の上。元々は、高度経済成長期にわずかな平地の住宅地を得るがために、緩やかな起伏が欠き取られ爪痕のように遺された崖と調整池。建築家は、削り取られた地形を復元するかのごとく棚田状の低層オフィスを配し、そこにひとつながりの屋根をかけ渡すことを着想した。この着想により、無残な爪痕はこの場所ならではの豊かなワークプレイスへと見事に変換された。アプローチが、開発痕としての崖を生かして、崖の上部から建屋の最上階へとアクセスする形とされているのも秀逸である。
建築家のワークプレイスに対する広範な知識と果敢な挑戦により、郊外や地方における サイトスペシフィックな低層型ワークプレイスの在り方を極めて高い完成度で示した作品である。よって、ここに日本建築学会賞を贈るものである。
【原文URL】https://www.aij.or.jp/images/prize/2017/pdf/2_2award_001.pdf
[画像2: https://prtimes.jp/i/25407/1/resize/d25407-1-756949-1.jpg ]



史上初めての同時ダブル受賞
「ROKI Global Innovation Center -ROGIC -」は、この度、受賞した“日本建築学会賞(作品)”以外にも、2017年2月に日本建築家協会(JIA)が発表した“JIA日本建築大賞”を、審査員全員一致で受賞しております。“JIA日本建築大賞”では、大空間を覆う印象的な天井と屋根のデザイン、自然光や外気を積極的に取り入れた光・温熱環境を整えた奥行きのある空間が、審査員から高い評価を受けました。またデザインを実現するために、施主との強い信頼関係を構築した点が高い評価を受けました。 “日本建築学会賞(作品)”と、“JIA日本建築大賞”を受賞した建築作品は、過去1つしかなく、同年内のダブル受賞は史上初となります。設計した小堀哲夫建築設計事務所は、 “光”や“風”といった自然要素を内部空間に取り入れる設計で、国内外の数ある建築賞を多数受賞しております。

小堀哲夫建築設計事務所概要
会社名:株式会社 小堀哲夫建築設計事務所
代表者:小堀哲夫
設 立:2008年
U R L :http://tk-a.jp

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