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ヘルプマークが全国共通マークに! 普及促進コンサートや出前授業など、様々な普及啓発活動が広がる

PR TIMES / 2017年10月20日 10時1分

東京都は、義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、援助や配慮を必要としている方々を対象に配布されている「ヘルプマーク」の普及推進活動を行っています。
これまで、ヘルプマーク特設サイトやヘルプマーク作成・活用ガイドライン等を通じて、広く都民の皆様や民間企業への普及を図り、また、他自治体にも活用を働きかけるなど、広域的な普及にも取り組んできました。



■東京発「ヘルプマーク」が全国共通マークに!
 平成24年に東京都が作成した「ヘルプマーク」が、平成29年7月20日にJIS Z8210(案内用図記号)に登録となりました。
都では、ヘルプマークの配布や優先席へのステッカー標示等を都営交通等で行ったり、区市町村や民間企業等と連携し、ヘルプマークの普及啓発に取り組んでまいりました。今後も、多様な主体が多様な場所で活用・啓発できるように作成した「ヘルプマーク作成・活用ガイドライン」の活用促進など、更なる啓発を進めていきます。
ヘルプマークが全国共通のマークとなったことで、全国でヘルプマークを見かける機会も増えてくることが期待されます。ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、電車・バス内で席をゆずる、困っているようであれば声をかける等、思いやりのある行動をお願いします。

『ヘルプマークとは』
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです。

『ヘルプマークを身に着けた方を見かけたら』
○電車・バスの中で、席をお譲りください。
 外見では健康に見えても、疲れやすかったり、つり革につかまり続けるなどの同じ姿勢を保つことが困難な方がいます。 また、外見からは分からないため、優先席に座っていると不審な目で見られ、ストレスを受けることがあります。
○駅や商業施設等で、声をかけるなどの配慮をお願いします。
 交通機関の事故等、突発的な出来事に対して臨機応変に対応することが困難な方や、立ち上がる、歩く、階段の昇降などの動作が困難な方がいます。
○災害時は、安全に避難するための支援をお願いします。
 視覚障害者や聴覚障害者等の状況把握が難しい方、肢体不自由者等の自力での迅速な避難が困難な方がいます。

『ヘルプマークの配布、活用・啓発』
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/shougai/shougai_shisaku/helpmark.html
[画像1: https://prtimes.jp/i/27197/1/resize/d27197-1-982569-0.jpg ]


■NPO法人 音楽支援協会、東京都後援のふるさと応援イベントでもヘルプマーク普及促進コンサートを実施
 今年のゴールデンウィーク、5月2日から7日まで日比谷公園で行われた”ふるさと応援祭り2017”で、NPO法人 音楽支援協会は、ヘルプマークの周知を目指した”Help Mark Music Aid”ステージを開催しました。
 このイベントは、「ふるさとを元気に!」をテーマに、東京を含めた全国の魅力あるグルメやカルチャーや特産品工芸品を紹介。伝統芸能や踊りにオヤジバンド、ロック、ジャズ、アニソン、特撮ライブなど幅広いエンターテインメントと共に、楽しみながらふるさとの応援ができるイベントとしてスタートしました。東京ならではの外国人向けコンテンツも含め、幅広い層に都内で「ふるさと」を体験して頂きました。
 第2花壇広場に設けられたメインステージの夜は、前夜祭、東北震災支援、熊本震災支援に続き、5日に「Help Mark Music Aid」と名付けたジャズライブで、ヘルプマークが告知されました。デトロイト出身の米ジャズボーカル親善大使 Harvey Thompson と、本年のゴスペル選手権優勝チームを率いる、らいらかおるさんが登場。ポスターも応援祭りの会場に掲示され、ライブ会場や受付でもチラシの配布が行われ多数の来場者主旨を感じとって頂いた、有意義な機会となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/27197/1/resize/d27197-1-108864-1.jpg ]


■株式会社LIXIL ユニバーサルデザインの出前授業でヘルプマークを紹介
 株式会社LIXILは、年齢、性別、国籍、障がいの有無や使う人の能力などに関わらず、より多くの人が利用できることを目指す「ユニバーサルデザイン」を子どもたちに伝える出前授業『ひとりにいい、みんなにいい ~ユニバーサルデザイン~』を2017年4月より開始しています。
 出前授業とは、LIXILの社員が講師となりオリジナル教材を使って地域の小学校で授業を行う活動です。このプログラムでは、日常生活で見かけるユニバーサルデザインのひとつであるピクトグラムを学習する際に「ヘルプマーク」を紹介し、多機能トイレの工夫を学ぶワークショップでは、「オストメイト用設備」も題材にしています。子どもたちに、「ヘルプマーク」を示しながら、外見ではわからなくても、援助や配慮を必要としている人がいることを教えます。この授業を通して、社員自身も多様性やユニバーサルデザインについて理解を深め、ヘルプマークやオストメイト機器についての知識を習得しています。
[画像3: https://prtimes.jp/i/27197/1/resize/d27197-1-676167-2.jpg ]



[画像4: https://prtimes.jp/i/27197/1/resize/d27197-1-477897-3.jpg ]

 LIXILは、コーポレート・レスポンシビリティ戦略における優先取り組み課題のひとつに、「多様性の尊重」を掲げています。子どもたちは、高齢者や障がい者を自分にとって遠い存在であると考えがちですが、授業では、性別や年齢、国籍など、多様な人が暮らす社会であることや、右利き、左利き、背の高い、低いなど、さまざまな個性があり、ひとりひとりが実に多様であることを伝えます。
 また、「使いやすい」「わかりやすい」「安全・安心」のポイントを軸に、使いやすく進化した「水栓」、誰にでもわかりやすい「ピクトグラム」、みんなに安全な「ホームドア」などを紹介し、街や家に施されている身近なユニバーサルデザインを学習します。
 ワークショップでは、多機能トイレ設備におけるさまざまな工夫を、グループで話し合いながら見つけていきます。その設備を必要としている人のことを考えることで、障がい者、高齢者への理解を深め、自分たちができることを考えて、行動する力を身につけるきっかけを示していきます。なお、この授業は、東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会による東京2020公認教育プログラムにも認定されています。
 LIXILは、年齢、性別、国籍、障がいの有無などに関係なく、誰もが個性と能力を発揮し、お互いを尊重しながら生き生きと暮らすことができる「ユニバーサル社会」の実現に貢献するため、製品・サービスの提供に努めるとともに、未来を担う子どもたちへの教育活動を行っていきます。

 株式会社LIXIL 出前授業『ひとりにいい、みんなにいい ~ユニバーサルデザイン~』
http://www.lixil.co.jp/corporate/sustainability/future/education/ed_universal.html


■公共交通事業者向けに「ヘルプマーク」啓発活動をスタート
 高齢者や障害者に適切な向き合い方を普及・啓発する一般社団法人日本ユニバーサルマナー協会は、公共交通機関のバリアフリー化を推進している交通エコロジー・モビリティ財団と連携し「ユニバーサルマナー公共交通プログラム」を2015年9月より実施しています。その取り組みの中で、2017年6月より「ヘルプマーク」の啓発をスタートしました。
 「ユニバーサルマナー」とは、高齢者や障害者など、自分とは違う誰かの視点に立ち行動することを意味します。当協会の障害のある講師が、多様化する公共交通機関の利用者に合わせ、そこに従事する全ての人々に、適切な応対方法や正しい理解を拡げています。プログラム内容は、講義とグループワークに分かれています。
講義では「障害とは何か」「優しいおもてなしとは何か」などの知識から、基礎となる考え方を学び、ユニバーサルマナーを身につけます。グループワークでは、街でよく見かける障害者マークの名称や意味を考える問題の中で「ヘルプマーク」を紹介しています。外見では分からなくても、援助や配慮が必要な人がいることをお伝えしています。
さらに、電車やバスでの事例をもとに、障害のある方がどんな場面で、どんなことに困るかについて、自分ごととして考え、ユニバーサルマナーの理解を深めます。
 高齢者や障害のある方々のために、ハード(設備)を変えることは容易ではありません。しかし、ハートは今すぐ変えることができます。大切なことは最初から100%を目指さなくても良いということです。声がけを迷ったら「何かお手伝いできることはありますか?」の一言をかけることが、まずは第一歩です。 私たちは、誰もが安心して過ごすことができる社会の実現に貢献するため、「ユニバーサルマナー」や「ヘルプマーク」の普及・啓発を行っていきます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/27197/1/resize/d27197-1-660289-4.jpg ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/27197/1/resize/d27197-1-566790-5.jpg ]


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