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6割以上が子ども虐待問題に関心。親の8割以上が公共の場で困った経験。周囲の人の助け・声掛けで半数以上が「嬉しい」子ども虐待防止オレンジリボン運動コンセプト動画公開

PR TIMES / 2020年5月27日 13時5分

外出自粛で子ども虐待のリスク増加。今、私たちにできることは?最も知りたい情報は「具体的に一人ひとりにできること」

認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークは、新型コロナウイルスの流行による外出自粛の影響で、子ども虐待のリスクが増加している現状を受けて、「子ども虐待に関する調査結果」を発表いたします。



本調査では、全国の男女500名を対象に〈子ども虐待防止とオレンジリボン運動に関する認知調査〉を実施し、また全国の子どもをもつ男女210名に限定して〈子育てにおける公共施設の利用に関する調査〉を実施しました。その結果、世の中では多くの人が子ども虐待問題に関心を持っており、「子ども虐待防止のために一人ひとりにできる具体的なことについての情報提供」を求めている傾向が明らかになりました。一方で、子どもをもつ人々のほとんどは子どもと一緒に公共施設を訪れた際に困った経験があり、そのような時に周囲の人に手助けや声掛けをしてもらえると「嬉しい」と感じていることが分かりました。子ども虐待防止のためには、まず社会で暮らす一人ひとりが「身近にいる子育て中の人を気にかけてフォローすること」が大切であるということが分かる調査結果となりました。
また、2020年5月25日(月)より、「子どもと子育てにやさしい社会が子ども虐待のない社会につながる」というオレンジリボン運動のコンセプトを表現したWeb動画「君がずっと笑顔でいられるように」を公開しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-146504-0.png ]

<オレンジリボン運動 公式サイトURL>http://www.orangeribbon.jp/


■「子ども虐待防止に関する調査結果」 詳細

【調査結果発表の背景】
新型コロナウイルス感染症拡大を防止するため外出の自粛や休校処置の継続などの対策が、自身や周囲の人の命を守り、医療崩壊を防ぐ目的で実施されています。一方で、巣ごもりによるストレスの増大、感染への不安や終わりの見えないことへの精神的な負担、経済的にひっ迫する家庭が出て来ているなどの理由から、子どもへの虐待の増加が懸念されています。このような状況を受けて、子ども虐待防止のための「オレンジリボン運動」を運営する当法人は、「子ども虐待防止に関する調査結果」を発表し、今一人ひとりができることを調査結果から分析しました。

【調査結果 トピックス】
(1)全国の男女500名対象 〈子ども虐待防止とオレンジリボン運動に関する認知調査〉結果
1.6割以上は「子ども虐待問題に関心がある」。
2.7割以上が「オレンジリボン運動」の活動は「重要である」。
3.「オレンジリボン運動」に求める取り組みは、「一人ひとりにできる具体的な取り組みについての情報発信」。

(2)全国の子どもをもつ男女210名対象 〈子育てにおける公共施設の利用に関する調査〉結果
4.8割以上が子どもと一緒に公共施設を訪れた際に「困った経験がある」。
原因1位は「子どもが泣いた」 2位「荷物が多かった」。
5.公共施設で子どもが泣いたりぐずったりすると、「ネガティブな気持ちになる人」は9割以上。
6.困ったときに「周囲の人に助けられた・話しかけられた経験のある人」は約7割。半数以上が「嬉しい」。

結論
身近に困っている子育て中の人を見かけたときに、気に掛ける、そして声を掛けたり手助けしたりする、というほんの小さな行動が、子育て中の人々を支え、結果的に子ども虐待を防止する社会につながる。


【調査結果 詳細】
(1)全国の男女500名対象 〈子ども虐待防止とオレンジリボン運動に関する認知調査〉結果
1.6割以上は「子ども虐待問題に関心がある」。

[画像2: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-941670-5.png ]


まず子ども虐待問題に関する関心度を探ってみると、6割以上の人が「関心がある」(65.5%)と回答しました。多くの人が、子ども虐待の問題について何らかの関心を持っていることが伺えます。

2.7割以上が「オレンジリボン運動」の活動は「重要である」。

[画像3: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-760789-1.png ]


さらに「オレンジリボン運動」の活動について、「重要である」(73.4%)と回答した人は7割以上に上りました。その理由としては、「子ども虐待を放っておけないため」(74.4%)という回答が最も多く、自分に子どもがいる・いないに関わらず、「子ども虐待を放っておけない」と考える人が多いことが分かりました。

3.「オレンジリボン運動」に求める取り組みは、「一人ひとりにできる具体的な取り組みについての情報発信」。

[画像4: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-183338-6.png ]

また、「オレンジリボン運動」に求める取り組みについて調査すると、「一人ひとりにできる具体的な取り組みについての情報発信」(48.6%)が最も多い結果となりました。子ども虐待を防ぐために、具体的に自分たちに何ができるのかを知りたがっている人が多いようです。

(2)全国の子どもをもつ男女210名対象 〈子育てにおける公共施設の利用に関する調査〉結果
4.8割以上が子どもと一緒に公共施設を訪れた際に「困った経験がある」。原因1位は「子どもが泣いた」 2位「荷物が多かった」。

[画像5: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-779667-2.png ]


また、子どもを育てる人に「子どもと一緒に公共施設を訪れた際に困った経験」について調査を実施しました。
まず、困った経験については、8割以上の人が「ある」(81.0%)と回答。具体的に困ったこととしては、「子どもが泣いたり、ぐずったりした」(54.7%)、「荷物が多くて大変だった」(42.8%)という回答に票が集まりました。

5.公共施設で子どもが泣いたりぐずったりすると、「ネガティブな気持ちになる人」は9割以上。

[画像6: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-807899-7.png ]


公共施設で子どもが泣いたりぐずったりしたとき、ネガティブな気持ちになると回答した人は9割以上という結果に(94.2%)。ほとんどの人が公共の場で自分の子どもが迷惑をかけてしまうことに、不安な気持ちやイライラした感情を持ってしまうようです。

6.困ったときに「周囲の人に助けられた・話しかけられた経験のある人」は約7割。半数以上が「嬉しい」。

[画像7: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-903336-3.png ]


そのようなときに周囲の人が助けてくれたり話しかけてくれたりしたことで、救われた人がそれなりに多くいることも明らかになりました。子どもと一緒に公共施設を訪れた際に困ったとき、助けてくれた・話しかけてくれた人が「いた」という回答は、「いつもいた」「ごく稀にいた」「たまにいた」を合わせると約7割に。また、周囲の人に助けられたり話しかけられたりして、「嬉しかった」と回答した人は半数以上に上りました。
周りに困っている様子の親子を見かけても、どうしていいかわからない、話しかけるべきかどうか迷ってしまう人も多いと思われますが、実はほんの小さな行動が子育てをする人たちの安心や支えにつながっていると考えられます。


結論
今回の調査結果では、世の中では多くの人が子ども虐待問題に関心を持っており、一人ひとりにできる具体的な取り組みに関する情報を求めていることが分かりました。一方で、子育て中の人々からは、公共の場で子どもが泣いたりぐずったりしたときに周囲の人に助けられると「嬉しい」という声が見られました。子育て中は誰にも頼れないと感じたり、自分一人が子どもと向き合っているという閉塞感を感じたりしやすいですが、身近に困っている親子を見かけたときに、気に掛ける、そして声を掛けたり手助けしたりする、という周囲の人のほんの小さな行動によって、子育て中の人々を支えることができます。このような行動を多くの人が実践する社会になれば、結果的に子ども虐待を防止する環境を作ることができると考えられます。子ども虐待の発生リスクが高いといえる現在の社会においても、皆で親子を守ることが大切であると言えます。

【調査概要】
(1)全国の男女500名対象 〈子ども虐待防止とオレンジリボン運動に関する認知調査〉
調査期間:2020年2月26日(水)~2月28日(金)
調査対象:全国の10代後半~60代男女500名
調査方法:インターネット調査
調査会社:独自調査(株式会社バルク協力)

(2)全国の子持ちの男女210名対象 〈子育てにおける公共施設の利用に関する調査〉
・調査期間:2020年3月10日(火)~3月19日(木)
・調査対象:全国の高校生以下の子どもを持つ男女210名
※全国の30代~40代の男女300名のうち、「子どもがいる」と回答した210名が設問に回答。
・調査方法:インターネット調査
・調査会社:独自調査


■Web動画「君がずっと笑顔でいられるように」について

5月25日より公開したWeb動画「君がずっと笑顔でいられるように」では、困っている親子や笑顔ではしゃぐ子どもたちを大人たちが見守り、そしてオレンジリボンのブランコが包み込むアニメーションで、「子どもと子育てにやさしい社会が子ども虐待のない社会につながる」というオレンジリボン運動のコンセプトを表現しています。

<オレンジリボン運動 公式サイトURL>http://www.orangeribbon.jp/

【キャプチャ・詳細】

[画像8: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-720562-4.png ]

君がずっと笑顔で居られるように 私達ができること
ほんの小さなことでもいい 子ども虐待のない社会へ
―子ども虐待防止 オレンジリボン


■アニメーション制作者について


[画像9: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-429159-8.png ]

アニメーター:土海 明日香 Dokai Asuka

受賞及び上映歴:
世界四大アニメーション映画祭「ザグレブ国際アニメーション映画祭」コンペイン上映
「イメージフォーラム・フェスティバル 2015」優秀賞受賞
「宮城・仙台アニメーショングランプリ」グランプリ オブ グランプリ
「DigiCon6 JAPAN 2017」JAPAN 話題賞
「ライフネット生命保険 15秒CM動画」最優秀作品賞
「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2015」 インターナショナル・ショートフィルム・コンペティション部門 優秀芸術賞受賞
「第6回札幌国際短編映画祭」最優秀アニメーションスペシャルメンション受賞
「新千歳空港国際アニメーション映画祭 2015」コンペイン上映
「Direct Short Online Film Festival October 2015 edition」Best Animation受賞

<土海 明日香 公式サイトURL>https://www.asukadokai.com/


■子ども虐待防止オレンジリボン運動 について



[画像10: https://prtimes.jp/i/58792/1/resize/d58792-1-681910-9.png ]

「オレンジリボン運動」は、「子どもと子育てにやさしい社会が子ども虐待のない社会を実現する」というビジョンの下、オレンジリボンをシンボルマークとして、子ども虐待をなくすことを呼びかける市民運動です。オレンジリボン運動を通して子どもの虐待の現状を伝え、多くの方に子ども虐待の問題に関心を持っていただき、市民のネットワークにより、虐待のない社会を築くことを目指しています。

<オレンジリボン運動 公式サイトURL>http://www.orangeribbon.jp/

新型コロナウイルス感染症予防対策と子ども虐待防止のための取組みの強化について
子ども虐待防止オレンジリボン運動の全国総合窓口を担う児童虐待防止全国ネットワークでは、個人サポーター、支援企業・団体ならびに連携機関と協力し、新型コロナウイルス感染症対策下における子ども虐待防止の取り組みを強化しています。

1.子ども虐待予防のための情報発信
ICTを活用し、悩みを抱えている保護者等へ良質な情報をわかりやすく提供します。
期間:5月はじめから3~4か月間を目途に集中的に実施します。

2.1.相談体制の強化および2.保護者の負担軽減等を目的とする活動
オレンジリボン運動を一緒に進める支援団体および連携機関と共同し、1.相談体制の強化(子どものオンライン相談の強化、民間の子育て相談の強化)、2.地域における子どもの居場所支援の維持および困難な状況にある保護者への子育て支援を強化します。
期間:2020年4月7日(国が緊急事態宣言を発出した日)から2021年3月31日までを強化活動実施期間とし、準備が整った活動から順次開始します。

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