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サウジアラビア、自然を生かしたリジェネラティブ・ツーリズム (再生型観光)プロジェクト 、「コーラル・ブルーム」のコンセプトを発表

PR TIMES / 2021年2月15日 19時45分

西海岸沿いの90諸島の水域約28,000平方キロメートルをデザイン



ザ・レッド・シー・デベロプメント・カンパニー(TRSDC)の会長、ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は、今般、建築事務所フォスター+パートナーズ(Foster + Partners)により島の自然環境に溶け込むようデザインされた「コーラル・ブルーム」のコンセプトを発表しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/74313/1/resize/d74313-1-985216-0.jpg ]

世界で最も野心的なリジェネラティブ・ツーリズム(再生型観光)プロジェクトの開発元であるTRSDCは、プロジェクトの中心となるシュライラ島のコンセプト作りに取り組んできました。

TRSDCのジョン・パガーノCEOは次のように述べています。「サウジアラビアでしか見られない素晴らしい動植物からインスピレーションを得たコーラル・ブルームに訪れる人々は、目にするものすべてに心揺さぶられ、贅沢な体験を存分に楽しんでいただけることでしょう。シュライラ島はコーラル・ブルームのゲートウェイとして、画期的な建築とサステナブルなデザインの世界的なスタンダードとなることを目指しています。これは、単に環境を保護するだけでなく、リジェネラティブなアプローチを適用することによって達成されます。」

自然環境の保護と強化

生物多様性(バイオダイバーシティ)への配慮を中心に据え、島のマングローブやその他の生息地を破壊しないように設計、砂浜の自然浸食を最小限にとどめるよう配慮する一方で、島の自然環境を強化する修景によって新たな生息地を創出しています。

また、島にある11軒のホテルは、ポストコロナ時代に適応し、旅行者が期待する広いスペースをとり、広大な砂丘の一部に入り込むように作られています。また、効果的に景観に溶け込んで島の美しい自然を満喫できるよう設計されています。

イルカの形をした島に作られる新しいビーチやラグーンは、土地の高さを上げるため、世界的な海面上昇の脅威に対する防衛層として貢献します。重要なことは、これらの変更は、いかなる生息地または海岸の自然を損なうことなく、島に既にあるものを維持、または強化することを目的としています。

[画像2: https://prtimes.jp/i/74313/1/resize/d74313-1-377545-3.jpg ]

没入型のホテル設計
シュライラ島にある11軒のホテルは、世界でも有数のホテルブランドが運営します。すべてのホテルとヴィラは、島の自然の景観をドラマチックに演出し、景観の中に溶け込むように配置されます。高い建物がないことで、壮大な景色を自由に楽しむことができると同時に、島がゆっくりと姿を現していく神秘的な感覚をゲストに提供します。

ホテルのデザインは、過去12ヶ月間における世界の変化や、旅行者の要望に対応しています。例えば、コロナウイルスの流行に伴い、スペースや隔離の需要の高まりに対応し、建物内に廊下を配置していません。リゾート自体は、軽量で熱量の少ない素材を使用し、オフサイトで製造されるため、よりエネルギー効率の高い構造となり、環境への負荷を低減できます。

フォスター+パートナーズのスタジオ責任者であるジェラルド・エベンデン氏は次のように述べています。「私たちのビジョンは、シュライラ島のありのままの自然からインスピレーションを得て生まれました。ホテルは、まるで流木のようにビーチに打ち上げられた珊瑚が、砂丘に根付き、色鮮やかに花咲いた印象を与えるデザインとなっています。私たちが使用する素材や環境への影響を最小限に抑えたデザインは、島の自然環境の保護を保証します。それと同時に、加えられるものは、すでにそこにあるものを引き立てるように設計されています。よって、コーラル(珊瑚)・ブルーム(咲く)という名が付きました。」
[画像3: https://prtimes.jp/i/74313/1/resize/d74313-1-873449-4.jpg ]



リジェネラティブ・ツーリズム (再生型観光)
TRSDCは、2040年までに希少種保全効果の30%アップを実現することを約束しています。同社は、世界最大規模の地域冷房プラントを建設し、24時間体制で再生可能エネルギーを利用して、観光地全体を効率的に集中冷房することを目指しています。世界最大の蓄電システムに支えられ、観光地全体が再生可能エネルギーでまかなわれる予定です。

この決意に沿って、観光地の基本計画は、開発の影響を評価していきます。生物多様性を高めるため海洋空間計画より情報を入手し、島々の75%は手を加えられることなく、そのままに残されています。シュライラ島は、開発のために選ばれた22の島のうちの1つです。

コーラル・ブルーム・プロジェクトはすでに重要な節目を迎えています。2022年末までに、国際空港と初めの4軒のホテルがオープンを予定し、最初のゲストをお迎えするべく、着々と準備が進められています。また、2023年には第一段階として計画されている残りの12軒のホテルが開業する予定です。

2030年の完成後には、コーラル・ブルーム・プロジェクトは50のリゾートで構成され、22の島々と6つの内陸部の敷地には最大8,000室のホテルと約1,300軒の住宅物件を提供します。また、高級マリーナ、ゴルフコース、娯楽施設、レジャー施設なども併設される予定です。

ザ・レッド・シー・デベロプメント・カンパニー (TRSDC - http://www.theredsea.sa) は、サウジアラビアの公的投資基金 (PIF)が100%出資する非公開の株式会社で、会長はムハンマド・ビン・サルマン皇太子が務めています。TRSDCは、再生可能な高級リゾート観光地「コーラル・ブルーム・プロジェクト」の開発を推進するために設立されました。

プロジェクトは、サウジアラビアの西海岸に沿って28,000キロ平米の土地と水域で開発が進められており、90以上の島々からなる広大な群島が含まれます。また、観光地では山間の渓谷、休火山、古代の文化遺産なども見られます。ホテル、住宅物件、レジャー、商業、娯楽設備のほか、再生可能エネルギーを利用し、水の保全と再利用を重視したインフラをサポートする施設が含まれます。

[動画: https://www.youtube.com/watch?v=RaOf6eD91Bg ]


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