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長距離量子暗号通信の事業化を目指すLQUOM(ルクオム)が、インキュベイトファンドからシードラウンドで資金調達を実施

PR TIMES / 2021年4月19日 10時45分

LQUOM株式会社は、インキュベイトファンドを引受先とする第三者割当増資により、シードラウンドで資金調達を実施したことを発表致します。これにより、長距離量子暗号通信の実現に必須となる量子中継機の開発及び事業化を進めて参ります。



■当社のミッション
量子コンピューターの発展に伴い、従来の暗号通信は瞬時に解読され、高度なセキュリティーを必要とする金融、自動運転、医療、インフラにおいては、新たな暗号通信技術が強く求められています。当社は、絶対的な安全性を保証する長距離量子暗号通信の研究開発を行い、早期の社会実装を目指します。

■資金調達の目的
当社は、長距離量子暗号通信の実現に必須となる量子中継機の開発及び事業化を進めております。これまで、量子中継器の実現に必要な、1.量子光源、2.量子メモリー、3.インターフェース技術の3つの要素技術の研究、および、それらの統合技術の開発を進めてまいりました。
この度調達した資金は、量子中継機の事業化に向けたプロトタイプの開発および人材採用に投資して参ります。

■長距離量子暗号通信について
現在の暗号通信は素因数分解問題を利用しており、最先端のコンピューターを活用しても、解読に膨大な計算時間を必要とし、その膨大な解読時間が暗号通信としての安全性を保証しています。
しかしながら、現在開発が進む量子コンピューターの計算速度は、将来的に最新のコンピューターと比較して、桁違いに速くなると言われており、従来の暗号通信の安全性が危険に晒されることが想定されます。 IoT、自動運転、遠隔医療、金融、軍事等は、高度なセキュリティーが必要不可欠であり、新たな暗号通信が求められています。
このような背景から、量子力学に基づく量子暗号通信が複数の研究機関で研究されています。量子暗号通信を用いると、原理的に、絶対に盗聴が不可能であるものの、 現時点では通信距離が数十km程度にとどまっており、本格的な社会実装に必要な数百km以上の長距離通信が実現されるまでには至っていません。
当社では、長距離通信を実現するために必要となる量子中継器の研究・開発を、国内外の研究機関と協力して行っており、近い将来の実用化を目指しています。


[画像: https://prtimes.jp/i/77760/1/resize/d77760-1-340642-2.png ]


■代表からのコメント
《LQUOM 代表取締役 新関 和哉》
近年量子コンピューターや量子通信を始めとした量子技術が日々注目を集めています。LQUOMではこの度の調達を通して量子通信・量子インターネットのますますの発展に貢献し、日本発のモノ作り技術で世界中に量子を届けられるよう日々挑戦して参ります。ご参画頂きますインキュベイトファンド株式会社様には深く感謝申し上げますとともに、量子が世界にあふれる様をパートナーとして見届けて頂ければと存じます。

■投資家からのコメント
《インキュベイトファンド 本間 真彦》
日本からどんな新産業創造の支援ができるかと日々考える中で、横浜国立大学の堀切研究室、そしてその研究員であった新関さんと出会うことができました。量子通信・量子暗号を含めた、量子ネットワークは、国や国民の安全や安心の確保、国の産業の競争力と強く結びつく、非常に重要な技術領域です。北米や中国、そしてヨーロッパ等、各国の政府、研究者、企業が凌ぎを削る中、日本でこの技術領域の担い手の一角となり、世界をリードしていく。日本社会に不可欠な技術ベンチャーとなることを期待しています。

■会社概要
会社名 : LQUOM株式会社
代表者: 代表取締役 新関 和哉
本社: 横浜市保土ヶ谷区常盤台79-5 横浜国立大学総合研究棟W503室
設立: 2020年1月
会社URL: https://lquom.com/


【本件に関するお問い合わせ先】
Email : contact@lquom.com

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