日本初!風力発電設備に特化した落雷被害を減少させる避雷設備『dineol(ディネオール)キット』登場
PR TIMES / 2022年7月26日 12時15分
風車事故・故障原因の25%を占める風力発電の落雷による機械へのダメージを解消
株式会社セイクン(本社:愛知県名古屋市)は、この度、落雷被害を減少させる革新的な避雷針『dinnteco』シリーズから、国内初となる風力発電設備に特化した直撃雷対策システム『dineolキット』をリリースいたしました。
株式会社セイクン(代表取締役:上野晃、本社:愛知県名古屋市 以下、セイクン)は、この度、落雷被害を減少させる革新的な避雷針『dinnteco(ディンテコ)』シリーズから、国内初となる風力発電設備に特化した直撃雷対策キットをリリースいたしました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/87579/1/resize/d87579-1-bb42d3265299bf153505-0.png ]
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◇落雷被害を減少させる革新的な避雷針「dinnteco(ディンテコ)」◇
https://www.dinnteco.jp
dinnteco(ディンテコ)は、ヨーロッパ発、落雷被害を減少させる革新的な避雷針として、2003年より世界37ヵ国で使用されており、NATO軍や、国家気象庁レーダー、米国国際空港、国内では官公庁、発電所、鉄道会社、通信鉄塔、ダム、データセンター、工場など、様々な施設の落雷保護に使用されております。
従来型の避雷針は、意図的に突針に雷を誘導することで、建物や人への落雷を防いできましたが、落雷の際に発生する雷サージによる設備や機械へのダメ―ジは避けられず、現代社会における深刻な問題となっていました。
この問題を解決するためのベストソリューションとしてdinnteco(ディンテコ)は開発されました。
セイクンは、このヨーロッパの革新的な避雷針「dinnteco」の日本総代理店として、国内の様々な企業や施設へ製品を導入しております。
◆風力発電設備の落雷被害の現状◆
風力発電が日本で開始されてから20年以上が経過し、これまでに数多くの風車で事故・故障が発生しております。
その内、落雷による事故・故障が全体の約25%を占め、直撃雷によるブレードの破損、ならびに破損したブレードの飛散による2次被害が起こる可能性など、現在、非常に深刻な問題となっており、早急な風車の落雷対策が必要とされております。
◆風車専用の直撃雷対策システム「dineol(ディネオール)キット」◆
~回転するブレ―ドを保護する専用システムの開発に成功~
「dineolキット」は、ブレード保護、ナセル保護、大地からのサージ保護など、風力発電設備の落雷保護に最適化されたキットになります。
2019年より、既に海外のウインドファームで試験運用が実施されており、製品のアップデートを繰り返してきました。そして、ブレードに内蔵することで直撃雷の被害がなくなり、実証試験にも成功したことから、現在は、海外各所のウインドファームにて、SIEMENS-Gamesa社製や、Nordex社製の風車へも導入されました。
この「dineolキット」の導入先では、ヨーロッパ大手電力会社と共同で検証データも蓄積しており、解析を繰り返しながら、風車の落雷保護や発電効率のより一層の向上に活かす予定です。
また、この度、日本においても某ウインドファームで採用され、「dineolキット」の国内導入が完了しました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/87579/1/resize/d87579-1-7a4e0f72353882a0083d-3.jpg ]
※上記のイラストは効果イメージです。
<認証の取得について>
「dineolキット」は、風力発電システムの雷保護規格「IEC 61400-24:2019」で定める電流テストに合格し、第三者認証機関ビューロベリタスより認証を受けております。
また、国内規格「JIS C 1400-24:2014」で示されている日本の「冬季雷」を考慮した雷電流パラメーターでの電流テストも、公式試験所にて実施し、合格いたしました。
(※冬季雷パラメーター: 200kA、600C、20MJ/Ω)
<dineolキット構成>
1.dineol(ディネオール)
※ブレード保護用の専用機器
2.dinnteco-EOLIC
※ナセル保護用の避雷針
3.dinfil
※大地からのサージ保護
[画像4: https://prtimes.jp/i/87579/1/resize/d87579-1-6fc2f378de00598bd5cd-1.png ]
◆dinntecoの製品効果◆
~落雷被害を減少させる製品機能とは~
一般的な夏の雷は、雷雲の底面のマイナス電荷が飽和状態となり、大地のプラス電荷と引き合い結びつくことで、落雷が起こります。
dinnteco(ディンテコ)はこの電荷の結びつきに着目し、雷雲が発生し出すと、接地面からプラス電荷を集め、製品周囲の大気中からはマイナス電荷を集めます。一定量の電荷が本体内で溜まると中和され、マイナス電荷がアースへ漏れ出し、このときに発生する微弱な漏れ電流は地面へ逃がされます。この働きを繰り返すことで周辺の電界に影響を与え、保護範囲内においては大地からのプラス電荷は上昇せず製品本体に集められるため、雷雲のマイナス電荷との結びつき(落雷現象)を抑える効果を発揮します。
dineol(ディネオール)も同様、接地側から電荷を集め、ブレード側からも電荷を製品本体に集めて中和することで、風車への落雷被害を防ぎます。
◆今後について◆
今後は、海外も含め、世界中での「dineolキット」の導入および検証データを蓄積し、解析データを基に、その地域に最適化した設計とキット構成で、日本全国の陸上、洋上の風力発電設備への導入を目指します。
風力発電設備専用の落雷対策製品「dineolキット」について、ご興味のあるお客様は、是非、お問い合わせください。
※風車への落雷被害を減少させる本製品『風車専用:dineolキット』は、2022年7月25日現在、
風力発電設備における落雷対策製品としては日本発のリリースとなります。(自社調べ)
◆展示会出展のお知らせ◆
WIND EXPO 風力発電展
日程:2022年8月31日(水)~9月2日(金)
場所:幕張メッセ
https://www.wsew.jp/hub/ja-jp/about/wd.html
【企業情報】
株式会社セイクン
愛知県名古屋市南区赤坪町213-1
代表取締役 上野 晃
設立 1983年8月
資本金 4,500万円
【本プレスリリースに関するお問合せ】
株式会社セイクン
dinnteco japan 広報窓口
TEL:03-6869-6754
Mail:info@dinnteco.jp
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