ヤフー株式会社、 マルチベンダー対応インテント型ネットワークの導入により、 データセンターネットワーク運用のシンプル化と自動化を図る
PR TIMES / 2018年3月14日 17時1分
~大規模ClosファブリックおよびHadoopネットワークの複雑さを軽減し、ハードウエアの独立性、敏捷性、機能開発スピードを求めた徹底探求~
インテント型ネットワーキングの先駆者であるApstra(R), Inc.は本日、日本最大級のインターネットカンパニーであるヤフー株式会社が2017年11月に, その商用マルチベンダーClosデータセンターネットワークに AOS(R) を選定、導入したと発表いたしました。
<<報道資料>>
Apstra, Inc.
ヤフー株式会社、 マルチベンダー対応インテント型ネットワークの導入により、 データセンターネットワーク運用のシンプル化と自動化を図る
~大規模ClosファブリックおよびHadoopネットワークの複雑さを軽減し、ハードウエアの独立性、敏捷性、機能開発スピードを求めた徹底探求~
カリフォルニア州メンロパーク– 2018年3月13日– インテント型ネットワーキングの先駆者であるApstra(R), Inc.は本日、日本最大級のインターネットカンパニーであるヤフー株式会社が2017年11月に, その商用マルチベンダーClosデータセンターネットワークに AOS(R) を選定、導入したと発表いたしました。
ヤフー株式会社(以下、ヤフー)は、そのビッグデータ要件や大量のネットワークトラフィックに対応するために、データセンターネットワーク基盤とネットワーク運用の効率化という要件を抱えていました。既存大手ベンダーからの独自提案を含む多数の選択肢やハイパースケールカンパニーが展開しているような自社開発(DIY)アプローチを評価した結果、ヤフーではハイパースケールプロバイダとして、自動化ソフトの自社開発を除く同じ設計、ソフトウエア、ハードウエア、チップを使うという考え方と選択を適用することになりました。ヤフーは、このようなクリティカルな役務を実施するにあたり、大人数のチームを結成して何年にもわたって多額のコストをかけることはできないという結論に至ったからです。そこでヤフーの商用ネットワークにおける自動化ソフトの第一号としてアプストラ社のAOS が採用、展開されるに至りました。
「いろいろと調査した結果、ヤフーは、Hadoop基盤においてネットワーク装置を柔軟にスケールアウトできるClosファブリックネットワークを採用することで、大手ハイパースケールカンパニーの戦略とベストプラクティスを選択しました。」と同社 システム統括本部サイトオペレーション本部インフラ技術3部 村越健哉部長は語ります。「アプストラによって、ネットワークコンフィギュレーションがインテント(意図)という形で抽象化され、ヤフーのネットワーク設計、構築、運用プロセスが合理化できるのです。これは我々にとっては新しい考え方でしたが、そのメリットは明らかでした。アプストラ社のインテント型アナリティクスで、我々がどのようにネットワークを運用したいかを定義できるからです。しかも我々自身でやるのではなく、何をしたいかをAOSに伝えれば、アプストラのテレメトリがネットワークの状態に関わる奥深い知見を提供し、対処が必要なケーブル配線やアンバランスなトラフィックと言った問題を知らせてくれるのです。弊社におけるAOSの展開は大きな問題もなく順調に進みました。」
「ホワイトボックス製品を含むいろいろなベンダーのネットワーク装置を展開しているという我々のニーズを満たすマルチベンダーソリューションはアプストラ以外にはありませんでした。そして弊社の問題を解決するのだというアプストラチームの情熱には感銘を受けました。さらに、AOSのおかげでヤフーでは、Closネットワークファブリックの構築運用を短期間で自動化、合理化、複製することができました。アプストラの大きな差別化要因でもありますが、機能開発の速度がとても早いので今後の機能の拡大成長が楽しみです。今後はAOSを使ったVXLAN/EVPNも考えており、従来の3階層ネットワークをClosで置き換えていく計画です。将来の弊社ネットワークの拡大とともにより大きな価値をAOSから引き出すことができると信じています。AOSに代わるソリューションは今の市場にはありません。」と村越健哉氏は語りました。
「ヤフーには、完全自動化されたマルチベンダーClosデータセンターネットワーク運用モデルによってインパクトを出し変革につなげるという明確なビジョンがありました。AOSと宣言型「インテントベース」のアプローチは、ヤフーの大規模なHadoopやClos環境の運用ならびに東西方向のトラフィック増加に関わる要件にぴったりでした。」とアプストラ社の創業者兼CEOのマンサー・カラムは語ります。
「ヤフーはアプストラの機能開発速度やハードウエア中立というアプローチを実証してくれる素晴らしいパートナーの一つです。ヤフーが、既存ベンダーやオープンオルタナティブを含むマルチベンダーのハードウエアを使ってそのネットワーク基盤全体をスケールアウトしていく際のパートナーシップを楽しみにしています。」
●ヤフーの主要要件:
Hadoopクラスタを少人数で管理できる大規模Closファブリックネットワークの運用・管理(1ラック16サーバx 90ラック、数千ノード)
クロスプラットフォームテレメトリサービスの迅速な展開と複製
ハードウエアに依存しないマルチベンダーネットワークの構築
平均復旧時間(MTTR)を短縮するための運用開始後(Day2)の保守ワークフローの自動化やパワフルな可視化を含む新規ビッグデータサービスの連続的開発を支援する機能開発速度
●ヤフーが感じたアプストラAOS導入後によるメリット:
マルチベンダーネットワークの構築
アプストラのインテント型分析を活用した信頼性の向上(MTTRの短縮)
設計時間の短縮(リソースのプール化)
AOSの「クリック・ツー・ディプロイ」機能を使った複数PODの完全自動展開による構築時間短縮
システム管理/複雑さの軽減による運用の大幅な簡素化
運用開始後のクロスプラットフォームテレメトリを活用した運用コストの削減と連続検証
ベンダーを跨いだデイ2保守作業やインテント型アナリティクス等、社内開発できなかった将来的機能を含む機能開発速度の向上
パワフルなグラフ・ライブ・クエリ
インテント(意図)とネットワーク状態を同じ画面で管理できる優れたGUI
ビッグデータとHadoopはヤフーにおける中核技術でありかつ戦略的イニシアチブで、そのポータルから収集される大量のデータを分析し、常に革新的な新しいインターネットサービスとECサービスの改善と開発を続けることができるようにしています。ヤフーのマルチベンダーClosネットワーク基盤には何百台ものサーバが接続されており、様々な部署のHadoopを支援する何千もの専用ノードをサポートすることで、高いネットワーク性能を実現するとともにHadoopノードの一括廃止を可能にします。スケールアウト型のアーキテクチャ、簡単、迅速、廉価での増設能力、運用の簡略化はHadoopネットワークのサポートには非常に重要な要件でした。
●マルチベンダー対応が鍵
ヤフーが選定したスイッチベンダーは、独自の管理自動化ソリューションも提供していましたが、同社はオープンでかつ構成分解したハードウエアオルタナティブの展開も計画していました。ヤフーはビッグデータカンパニーでネットワークトラフィックもデータ量の増加も甚大なものでした。トラフィックもシステムも増加の一途を辿っていたため、ヤフーは高性能システムの採用が重要課題となっており、自動化が必須であることは認識していました。中核技術としてHadoopを大規模展開している中で、東西方向のトラフィックが増えるという要件に対し、Clos環境にとってAOSが最良の解であることが明らかになったのです。
なぜヤフーがマルチベンダー対応インテント型ネットワーキングにアプストラを採用したかの詳細については3月27日のウェビナー(英語)( http://go.apstra.com/case-study-internet-service-provider-japanese )でご紹介いたします。また3月20-21日開催OCPサミット ブースC11( http://go.apstra.com/ocp_us_summit_2018 ) または オーランドでのCisco Live ブース #1055( http://go.apstra.com/tradeshow-cisco-live-2018-orlando )にてご予約頂ければ個別にご案内させて頂きます。
ヤフーは検索、ニュース、eコマースなど100を超えるサービスを提供する日本最大級のインターネット企業です。
●AOS
AOS(R) はインテント(意図)型のターンキーオペレーティングシステムであり、これまでにないネットワークサービスのスピードや可用性の向上、基盤TCOの大幅な削減を提供するデータセンター向けアプリケーションスイートでもあります。AOSはネットワーク障害を自動的に回避、修復できるため、基盤可用性が大幅に向上します。AOSはネットワークを一つのシステムとして運用するため、基盤の敏捷性が顕著に向上するのみならず、同時に運用コストの削減も達成いたします。AOSの分散型データストアはインテント、コンフィギュレーション、テレメトリ状態を全て保存しているリポジトリですので、ネットワークの真の姿を表わすソース(情報源)としてご利用頂けます。しかも自己文書化機能によりコンプライアンスに関わる作業も合理化できます。AOSはハードウエアに中立で、主要ベンダーのハードウエアには全て対応しているのみならず、オープンオルタナティブにもご利用頂けます。
●Apstra, Inc.について
Apstra(R)はインテント型ネットワーキングとデータセンターネットワークの構築・運用をシンプル化するインテント型アナリティクス(Intent-Based Analytics™ )の先駆者です。Apstra Operating System™(AOS) の自律型Self-Operating Network™ により事業の敏捷性が向上し、設備投資、運用コスト、および容量が対数尺度で向上いたします。AOS(™ )はハードウエアに中立な、クローズループのインテント型分散OSでネットワーク運用のライフサイクル全般に渡って自動化を実現し、ネットワーク自身によるコンフィギュレーション設定、故障修復、自己防衛を可能にします。Apstraはカリフォルニア州メンロパーク市に本社を構える非上場企業です。
www.apstra.com
Apstra Blog( http://blog.apstra.com/yahoo-japan-deploys-apstra )
Twitter( https://twitter.com/ApstraInc )
●ツイート
ヤフーは @ApstraInc マルチベンダー対応 #IntentBasedNetworking を#Clos network および#Hadoop clusters #DataCenter に展開。弊社については@OpenComputePrj をご参照ください。
●Apstra社お問い合わせ先:
米国担当:Mari Mineta Clapp
mari@apstra.com
@MariMinetaClapp
+1 (408) 398-6433
日本担当:田中克和
japan@apstra.com
+81-90-7265-2571
●報道関係のお問合せ先
Apstra広報事務局
Tel: 050-3486-1003
Email: ykawai@zonicgroup.com
以上
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